通級指導教室とは?メリット・デメリットと、私が実際に通級利用を決めた理由は~子どもの居場所という考えでした~

小学校入学に不安があるけれども通級指導教室を利用したら周りからの目が気になる…そう思って就学相談を躊躇していた私が、メリットとデメリットを考え、実際に通級利用をきめた理由は、子どもの安心できる居場所を増やしたいという気持ちでした。

年長から市のことばの教室に通う息子。小学校入学後も通級指導教室として継続するかどうか悩んでいた

息子は、発音の苦手さと言葉でのコミュニケーションの少なさがあったため、年長から市の幼児ことばの教室に通っていました。

そこでは主に遊びながら楽しくコミュニケーションをとるということが主体で、子どもも楽しんで通っていました。

そして、入学を迎えるにわたり小学校に入っても続けるのであれば、通級指導教室という扱いになるため、改めて申請が必要ということでした。

通級指導教室については、そのとき、全然知識がなかったので自分でも調べてみました。

調べてまず不安に感じたのが、うちの子どもは障害児という扱いになるんだろうか…ということでした。

周りからもあの子は障害がある子なんだという目でみられるのではないか…という気持ちがわいてきました。

一人だけ授業を抜けるのですから、お友達から何か言われるのではないか。

まずは、普通に過ごさせてあげて、それでも改善しなかったときに考えてもいいのではないか。

しかし、問題を先送りすることで、子どもが入学からつまずいてしまい、困りごとを大きくしてしまうこともよくないとも思い、板挟みの気持ちでした。

通わせるかどうか、ギリギリまで悩みました。

通級指導教室とは

通級指導教室(通級)とは、その子どもの障害や困りごとに応じて、通常の授業の一部を個別の指導に置き変えて行う教室のことです。

文部科学省のホームページでは

「通級による指導は、障害の状態に応じた特別の指導(自立活動の指導等)を特別の指導の場(通級指導教室)で行うことから、通常の学級の教育課程に加え、又はその一部に替えた特別の教育課程を編成することができる。」

となっています。

ことばの発音を学ぶ子もいれば、感情のコントロールの方法を学ぶ子もいます。その役割によって、「ことばの教室」や「まなびの教室」などという名前になっていることもあります。

学校に通級の教室を置いていないところもあり、その場合はほかの学校にその時間だけ通わなければならないため、保護者の送迎が必要な場合があります。

息子の通う学校でも通級の教室がなかったため、週に1回同じ区のほかの学校まで送迎しています。

メリット・デメリットと、決断した理由

私が感じたメリット・デメリットとしてはこのような感じでした。

メリット

・1対1や少人数で、子どものペースに合わせて指導がしてもらえる。

・何か困りごとがあったときに、担任の先生とも連携をとってもらえる。

・集団の中でストレスを感じていても、通級の時間はリラックスして過ごせる。

・子ども自身が信頼して話せる大人が一人でも多くいるのはいい。

デメリット

・周りに授業を抜けることで何か言われる可能性がある

・一部の授業を受けられなくなるため、授業についていけなくなる可能性がある

・同じ学校に教室がない場合は、保護者の送迎が必要となる(通級の時間そこで保護者も待機しているので時間的拘束もある)

決断した理由

このようなメリット・デメリットを考えましたが、最終的に決めたのは、子どもが安心して学校に通えることが一番ということでした。

もともと助けを求めたりすることが苦手な息子でしたので、息子のことを理解して一緒に見守ってくれる人は一人でも多いほうがいいだろうという考えでした。

発達でこぼこの子どもにとって、小学校の入学というのは思ったよりもハードルが高いものです。

子どもが安心できる居場所の一つとして通級という場を考えてみるのもいいかなと思います。

通級指導教室に通うまでの流れと、実際に通ってみて

通うまでに必要な手続き

通級に通いたいと思ったあとの手続きは、まずは就学相談を受ける必要があります。私の息子はそのときに発達検査もしました。

そこで検査の結果も伝えてもらえたので客観的に子どもの今の現状を把握することもできました。
これは、自治体によってかわるかもしれません。

その後は教育委員会が判断し必要と認められたら、通うことができます。

息子の場合はすでに幼児向けのことばの教室に通っていたので割とスムーズに進みましたが、はっきりとした診断がない発達障害グレーゾーンの子の場合は、入学の時点で通級が必要と判断されることは難しいこともあるようです。

通級指導教室の具体的なことは入学後に決まりますが、心配なことがあれば担任の先生にまずは相談するのがいいでしょう。

新1年生の場合は、少し学校生活に慣れてからということで、私のところは開始時期をある程度相談することもできましたし、通級に通う時間も希望の日時をあらかじめ伝えることもできました。

ただ、必ずしも希望の時間に決まるとは限らないようです。

通ってみての子どもの様子・私自身の感想

まず、子どもが気にするのではないかということに関しては、まだ1年生ということもあり、本人もそれほど気にしてはいないようです。

一度、ことばの教室について話したときに、『〇〇は「かきくけこ」とか言うのがちょっと苦手だよね?ことばの教室の先生はそれを教えてくれるのがとっても上手なんだって。』と通う目的については話をしました。

今のところ、「この日はことばの教室だよね」と、楽しんで通うことができています。

毎週、同じ曜日に遅れて登校しているのですが、お友達から何か言われて嫌な思いをしているということも今のところないようです。

今はコロナ禍で保護者同士の交流の場もあまりないので、周りの目というのも気にならないで済んでいます。

授業内容に関しても、国語や算数といった週に何度もある授業であれば、週に1回抜けるくらいでしたらすぐに追いつくことができています。

これは、学年が上がってくると、また変わってくるかもしれません。

通級に通うかどうか、入学前に決断をするということは、お母さんにとっても子どもにとっても大きな決断になるかもしれません。

ですが、私は通級に通うことにしてよかったなと思っています。

担任の先生とは、なかなか直接話す機会がもてないですが、通級の先生とは送迎のときに子どもの様子を聞くことができますし、子どもも1対1の関りで自分の気持ちを出すことができているようです。

これから、子どもの成長や環境の変化で状況がかわることもあるかと思います。

ですが、その都度、子どもの気持ちをしっかり受け止めながら、子どもが安心できる環境を選んであげたいと思っています。

障害があるかどうかというよりも、小学校に入ったときに子どもがどんなことに困りそうか、お母さんが気づき学校と連携をとることがなにより大切かなと思います。

そのためには、困っていることを話し合える親子関係でいられるように、日々のコミュニケーションも大切にしていきたいと思っています。

執筆者:岡村由美

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