みんなと同じようにするのが苦手で、「普通に生きる」ことに苦痛を感じてしまう発達障害・グレーゾーンのわが子を持つ親としては、得意なことを仕事にして自由な生き方をしてほしいと願いますよね。子どもが得意を生かして社会で活躍するために、まずお母さん自身に変えてほしい「軸」があるのです。 |
発達障害の子どもが「普通」を苦痛と感じる意味
みんな我慢しているんだから!
みんな普通にやっているんだから!
運動会で同じ演技をするのは当たり前だから!
みんな普通にやっているんだから!
運動会で同じ演技をするのは当たり前だから!
日常の生活でこんな会話がされていませんか?
それが世の中の「普通」だから、苦痛に感じていても「普通」に合わせるべき。
本当にそう思いますか?
本当にそう思いますか?
私はわが子に、そんな苦痛に耐えながら、集団に合わせる生き方を選んで欲しいとは思いません。
私には現在小学校2年生の娘がいます。娘は誰とでもすぐに仲良くなれてしまう社会性の持ち主です。
ただ、少しだけ「空気を読む」ことが苦手。マルチタスクも苦手で、一つに集中すると、一つ忘れてくるようなうっかりミスが目立つ子です。
そしてこの苦手さは、小さなうちからうまく育てないと、仕事についたとき、または、パートナーに出会ったときに、苦労するだろうなと感じています。
すごく努力家の娘は、多少苦手な職場環境でも、頑張って適応すると思います。軽度の嗅覚過敏もありますが、「頑張って、耐えて」満員電車の匂いに耐えながら、通勤すると思います。
それは、親自身も「これが普通だから」と思いながらも、苦しかったり、悩んだりしていることではありませんか?この「当たり前」をこれからの子どもたちに手渡していきたいですか?
「普通」と思っている生き方・暮らし方は変化する
ウィズコロナ、アフターコロナの時代、仕事をする環境や住まい方の価値観が大きく変わり始めています。
もし、お子さんが
自由に通勤時間を選べ
好きな場所で仕事ができ
好きな時間で仕事ができ
好きな人と働け
楽しくて仕方がない
人から感謝され
最高の充実感を感じられる
好きな場所で仕事ができ
好きな時間で仕事ができ
好きな人と働け
楽しくて仕方がない
人から感謝され
最高の充実感を感じられる
そんな仕事を得る事ができたら?
私は、そんな未来を子どもたちに進んでほしいと思います。
これからの時代を自分らしく生きる高校生起業家たち
今、高校生の起業家がジワジワと増えてきているのをご存知ですか?
一人一人の生い立ちを詳しく知ると、かなりの確率で、発達障害の診断を持っています。診断はなくとも、明らかに幼少期に、グレーゾーンの特性がみられる方も多いです。
小中学校で不登校を経験し、「普通に生きる」道を断念したことがきっけとなり、起業の道に進んでいる方も多くいます。
大人や社会が敷いた、高校へ行って、いい大学へ行って、大きな企業に入って、一生安泰。…なんていう昭和感満載な「普通」のレールに乗っかった方が、楽なのかもしれません。
一見、高校生で起業!社長!となると、波乱万丈な人生に見えるかもしれません。
けれど私は、彼らが羨ましい!と思ってしまいます。若いうちに、いろんなことにチャレンジできるなんて格好良くないですか?
「普通に生きる」道でなく、やりたいことを応援できる親でありたい
もし、私の娘が「自分でやりたいことを見つけから、学校を中退したい」と言い出したら、頭ごなしに否定しないで、彼女の「やりたいこと」を応援したいです。
そして「どうしたら叶えられるか、一緒に考えられるお母さんになりたい!」と思います。
あなたは、もし子どもが「やってみたい」と本気で相談してきたその夢が、親自身はできないこと、やったことのないことだったらなんて言いますか?
そんなこと叶うわけないから「絶対無理だ!」と否定しますか?
人は自分の知らないこと、やったことのないことに対して、大きな心の抵抗が生まれます。これは脳の防衛本能です。しかし、夢をつぶしてまで進ませたい現実って何でしょうか?
子どもが自由な生き方を実現するための重要なカギ
好きな事・やりたい事が、どんな道であれ、現代の子どもたちには充分に実現可能なのです。
むしろ、好きな事をとことん追求するという特性を持っている、発達障害・グレーゾーンの子どもは圧倒的に有利です。
ただし、子どもが自由な生き方を手に入れる重要なカギがあります。それは、お母さんに「それ、いいね!」と肯定してもらうことです。
お母さんの生き方も「自分軸」にシフトしよう!
子どもが望む自由な生き方を「いいね!」と応援できるためには、子どもの自立を支えるお母さんが、いろんな選択肢を知っておくことが必要です。
まずはお母さん自身も幅広い視野を持ち、行動と考え方を少しずつでも変化させ、生き方を「自分軸」にシフトすること。
今まで「普通に合わせる生き方」が当たり前だと思ってきたけれど、「これから自分自身はどう生きたい」のか?
お母さんの考え方が「普通に合わせる=他人軸」から「自分軸」へと変化することが、子どもにワクワクした未来を手渡す第一歩となるのだと思います。
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼「普通」が苦手な発達障害グレーゾーンの子どもの得意を、親子のコミュニケーションで伸ばしましょう!