言うことを聞かない幼児。その理由と子どもの行動を引き出す2つのポイント〜伝わるコミュニケーションのポイント④

子どもが言うことを聞かない!と困っているママへ。一生懸命伝えているその声かけ、もしかするとお子さんの発達と合っておらず、脳に届いていないのかもしれません。子どもの行動を引き出すために気をつけるポイントをお伝えします。

うちの子、どんなに言ってもママの言うことを聞かない!

お母さんが一生懸命お子さんのためを思ってかけている言葉。

それ、本当にお子さんの脳に届いていますか?

幼児が「言うことを聞かない」理由

幼児って、まだまだ、言葉を理解する部分の脳がぜーんぜん発達していないということ、ご存知ですか?

一方で、大人の女性であるママは一般的に言葉を扱う力が得意です。おしゃべり、好きですよね^^

そして子どもも、幼稚園へ通うくらいになると、表面上、言葉がとても達者になってきます。
ママの言うことに一丁前に反抗してくることも増えてきますよね(笑)

ですからつい、こちらも言葉に頼ったコミュニケーションをしがちになります。

これが、実は、幼いお子さんとのミスコミュニケーションの始まりです。

幼児の脳は、喋るほどに内容を理解できていません!

もし、あなたが「どうしてママの言うこと、聞かないの!?」と、お子さんとのやりとりで感じることがあったとしたら、

もしかすると、お子さんの脳の発達レベルにあっていない、言葉の選び方や指示の出し方をしている可能性があります!

子どもの脳に届き、発達も促す声かけのポイント

ママの声かけが、ちゃーんとお子さんの脳に届き、発達を促すためには、5つのポイントに気をつけるとうまくいく、というお話を連載しています。

5つのポイントはこちら。

1:脳を「聞く」状態に整えること

2:ママの声かけが脳に届く子どもの状態を作ること

3:声かけの内容が、子どもの理解できるものになっていること

4:声かけが行動を引き出す役割を果たしていること

5:子どもがした行動が脳に定着するよう働きかけること

この記事では、<ポイント4>をお話しします。

<ポイント1・2・3>についてはこちら▼

ママが一生懸命伝えても、子どもが行動できない理由

ママの声かけがお子さんの行動に繋がっていないとしたら原因は主に2つ考えられます。

一つは、指示の内容が難しすぎること。
もう一つは、そもそも指示の中身が子どもの脳に届いていないこと。

指示の内容が難しすぎる

<ポイント3>でお話しした、「片付けようね〜」の声かけを思い出してください。

お子さんの発達に合わせて、一つの指示を分解する方法をお伝えしました。

試してみられましたか?

さて、ここでこんな場面を思い浮かべてみてください。

部屋中に撒き散らされたレゴブロック!

その間を縫うようにちょこちょこっと、絵本が出て、お人形が出て、プラレールも出ていますが、リビングは見渡す限りレゴ!


(画像はイメージです)

こんなとき、あなたは何から片付けるように指示を出しますか?

以前の私だったら、間違いなく、「レゴを箱に入れようね〜」と指示をしていたと思います。

だって!
レゴが片付いたら、随分スッキリするじゃないですか!
先に大変なのを片付けてしまえば、あとが楽になりますものね!?

はい。
こう考えたママ、これは大人の考え方なんです。

大人は、こうして、こうなったら、こうなる、という先々の見通しを持って行動することができます。

結論から言うと、幼児の脳にはそんな高度な処理はできません!

また、発達のでこぼこタイプのお子さんは、ADHD(注意欠陥多動性障害)タイプも、ASD(自閉症スペクトラム)タイプもみんな見事に苦手です!

でこぼこタイプの子どもたちは、小学生高学年になっても、見通しを持って行動することが苦手なお子さんが多いです。

それは、主に、計画したり、先を見通す脳である前頭葉に弱さを持っているから。

さらに、脳は、最初に行動し始めるときに一番エネルギーを使います
車のエンジンと同じですね^^

ですから、先ほどの指示のように、最初にレゴを指定しまうと…まじ!?無理!脳が拒絶反応を起こすのです。

まずは我が子の脳タイプをチェック!我が子の「好き」や「得意」を知りましょう▼

指示の中身が子どもの脳に届いていない

さて、もう一つのポイントについて考えてみましょう。

『そもそも指示の中身が子どもの脳に届いていない』

これってどういう状況か想像できますか??

例えば、こんなこと、ないですか??

「お人形しまおうね〜」
「(しまい終える前に)あ、絵本もついでに持って行こうか!」
「レゴも片付けられたらすごいな〜」
「今日の夕飯は何が食べたい?」
「あ、そのレゴはこっちよ〜」
「ほらほら、お人形片付けるんじゃなかったの??」

・・・

文字にしてしまうとちょっと違和感がありますが、普段の生活で、油断すると、お子さんとこんな会話をしている方、実は多いのではないですか??

そう、矢継ぎ早すぎ!なのです。

幼児の脳の中には、田んぼのあぜ道レベルのネットワークしか走っていません。

そこを、ママのペースでたくさんの指示を出し続けたら、(ママとしては独り言レベルで声をかけていたとしても)

一つの情報を処理しきる前に、次々と新しい情報が入ってきて、幼児の脳の中はパンク状態になります。

このとき、お子さんによって、

ママの指示がこぼれ落ちていくかのように聞いていない・行動が完了しないタイプの子と、
もう!やだ〜!!!!とイライラしたり、癇癪を起こすタイプの子に分かれます。

我が家の場合は、不注意傾向のある長女は、前者。
癇癪グセのある次女は後者。

もう、片付け一つで収集つかなくなってきます(苦笑)

すぐに起こる癇癪をなんとかしたい!というあなたは、こちらをチェック!▼
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ママの声かけが子どもの行動を引き出す役割を果たすためのポイントはこれ!

『お子さんの脳に合わせる』ということは、脳が負担なく、すっと行動できるものから選んで指示を出すということです。

先ほどあげたシチュエーションでは、我が家の場合、「レゴを片付けようね」の前に「お人形さん、お部屋に戻そうね」が正解。
なぜなら、数が少なくて簡単に片付けられるし、我が家の娘たちはお人形が好きだからです。

こうやって、お子さんのやる気が少しでもアップする指示を最初に持ってくることで、行動を引き出す指示だしが可能になります。

また、お子さんの脳にしっかり言葉の中身を伝え行動を引き出そうと思ったら、大人が思うよりも何倍も間を開けて、一つ指示して、一つ行動し終わるまで待つという関わりがとても大切になります。

①指示出しの順番を簡単なもの(子どもの好きなもの)からにすること
②一指示、一動作をしっかり待つこと

この二つを心がけるだけで、グッとお子さんの行動を引き出すことができますよ^^

ぜひ、今夜から、試してみてください♪

伝わるコミュニケーションのポイントの5つ目はこちらから!▼

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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