発達でこぼこのきょうだい子育て。きょうだいを比べてしまうとき、どうしてる?【ななほし広場・きょうだい座談会前編】

こんにちは!ななほし広場編集部です。

2022年8月、【発達でこぼこのきょうだい子育てについての座談会】を開催しました。

その様子をご紹介しますね!

【きょうだいの子育て】に関する座談会を開催しました

きょうだいの子育てをしているママ、毎日のきょうだいげんかの対応に、人数分の予定の管理など…毎日大変!どうしたらいいの?と悩んでいませんか。

ただでさえ大変なのに、発達でこぼこのある子を育てていると、他のきょうだいと比べてしまったり、対応に時間がかかってしまってママの時間がほとんど取れない!など、新たなお悩みも出てきてしまいますよね。

今回は、きょうだいの子育てをしている、お母さんの小学校★ななほしのママたちと座談会を開催しました。

お悩みを共感し合うとともに、こうやって工夫してるよ!こんな良さがあるよ!と希望を持てる内容もたくさんお話ししてくださいました。

この記事では、座談会の前半部分の「きょうだい比べちゃう問題」について、まとめました。

ぜひ、座談会に参加したつもりで読み進めてくださいね!

座談会に参加したメンバー紹介

ななほし広場編集部(以下、編集部):まずは、ご参加くださった2名のママと、編集部の3名をご紹介します!

(Iさん)
・3人きょうだい(小3・年長・年少)のママ
・小3の長男さん:ADHDタイプで、何にでも興味がある。喋り出したら止まらない感じ。小3になって学習の問題が出てきているが、療育歴はなし
・年長の次男さん:ADHD・ASDの混合タイプ。年少のときに全体の指示が全く入らないことが気になり受講。療育も利用中
・年少の長女さん:赤ちゃんの頃から問題なく良い子!だったが、3歳になって言葉が遅いことが気になったことがきっかけでお母さんの小学校に参加。療育も利用中
・全員発達外来を2年待ち。3人ともで常に問題がある状態で、時間管理がうまくいっていないことに悩んでいる

(Kさん)
・2人きょうだい(8歳・5歳)のママ
・8歳の長女さん:HSC傾向で癇癪がひどく、弟さんに手を出して傷が残るようなこともあり受講

(編集部ママM)
・3人兄弟(小4・小2・年中)のママ
・小4の長男さん:小さい頃は落ち着きがなくて心配だったが、成長とともに落ち着いて優しい子に育っている
・小2の次男さん:癇癪持ちで大変だったことがきっかけで受講
・年中の三男さん:甘え上手で天真爛漫だけど、最近は男らしさの芽生え?で兄弟げんかのきっかけになってしまうことも
・きょうだいそれぞれ違って面白いなと思っている

(編集部ママH)
・2人姉妹(小3・小2)のママ
・「女の子二人だから楽でしょう〜!」と言われるけれど、喧嘩も結構激しい
・小3の長女さん:癇癪が激しいことがきっかけで受講。行動・社会性やHSCタイプ
・小2の次女さん:HSCタイプが強くて、コツコツすることが向いているタイプ
・それぞれの良いところを伸ばしてあげたいなと思いつつ、どちらかに我慢させていることもあるかなと悩んでいる

(編集部ママS)
・3人きょうだい(小1・年中・乳児)のママ
・小1の長女さん:ADHD傾向で活発なタイプ。長女をきっかけに受講
・年中の長男さん:今のところ定型発達だと感じているが、最近思い通りにいかないと癇癪を起こしたり、きょうだいげんかをすると手が出る
・3人のママになって日が浅いので、時間管理のことなど色々聞きたい!

トークテーマ①ママがきょうだいを比べてしまうこと、ありませんか?

編集部:

最初は、「ママがきょうだいを比べてしまう問題」についてお話ししたいと思います。

どの子も可愛い我が子だし、ママが平等に接したほうがいい、子ども同士を比べてはいけない…とわかってはいるけれど…。
問題を起こしがちな発達にでこぼこのある子どもより、手のかからない子のほうが楽だな、可愛いなあって比べてしまうこと、ありませんか?

本人には言わないけれど…心の中でつい、比べてしまいます

ーー(Kさん)ーー

例えば、楽しませてあげようとしてどこかに行ったとき、下の子は「楽しかった〜!」とニコニコしているのに、上の子は、楽しくなかったのは仕方がないんだけど「ムスッ…」とされることがあって…

どうして…下の子はニコニコしてくれるのに〜…って思ってしまったりします。

ごはんを食べているときなども、下の子はちゃんと座って食べているのに、どうしてお姉ちゃんなのに座っていられないんだろう、とか。
本人には言わないけれど、思ってしまうことがあります。

もしかするとそれが、直接は言わないけれど態度に出てしまっているのか、「ママは弟のほうが好きなんだ」となっちゃったりもして…

そういう思いをさせて申し訳ないなと思いながらも、近くにいるからつい、比べちゃいます。

ーー(編集部ママS)ーー

うちも本当に同じような感じで悩んでいます。

上の長女のほうが手がかかるというか、トラブルメーカーなんですが、下の子のほうがなんでもスッとできちゃうので…

年の差があるのに弟のほうが聞き分けよくできる姿を目の当たりにすると、特性があって仕方ないとはわかっていても、どうしてそうなの…って思ってしまったりします。

ーー(編集部ママM)ーー

うんうん、(比べちゃうこと)ありますよね。

うちも長男が書字障害というか、字を書くのがすごく苦手で。それに対して次男はすごくきっちり書いたりとか、そういう学習面での大変さを比べることもあります。

あとは、三男が「お母さん大好き、ぎゅ♡」みたいな感じで、直接的に愛情を伝えてくれるのに対して、次男はすごくヤキモチ焼きで「僕のことも見てほしいのに」っていう気持ちを「ギャーー!!」となることで表現するんですが、

「ちょっと疲れるんだけど…三男みたいに言ってくれたら良いのに」という感じの比べ方をしちゃうときって…ありますよね!

座談会の魅力は、発達でこぼこキッズを育てるママの「お悩み」「ホンネ」が聞けること!
他のテーマでも開催していますので、ぜひのぞいてみてくださいね▼

ママがきょうだいを比べちゃうとき、どうしてる?

ーー(編集部ママM)ーー

こうやって比べちゃうのは仕方がないかなあというのもあるんですが、できるだけ、違いを面白がるようにはしています。

あとは、過去のその子と比べるようにしています。
例えば、長男の字って今でもすごくて解読できないくらいなんです、だけど、昔からしたらめっちゃ頑張って書いてるじゃん!とか、漢字ドリルとかも4年生になると量が増えるんですけど、やる時間が前より早くなったんじゃないかとか…

そんな感じで、一人一人(の成長)を見るように心がけています。

編集部:

きょうだい同士を比べちゃいそうになったら、その子一人一人に注目しよう!と意識すること、私もやってみようと思います。

ーー(Iさん)ーー

うちの場合は、上の子のほうが困り度でいうと少なくて、下の子に行くほど困り度がどんどんひどくなっているんです。下の子になると楽になるというんですけど…
あとは、3人それぞれの性質が違うので、上の子の経験が下の子に全く役に立たない感じなんです。

ですが、「比べること」が逆に役に立ってると思います。だから、比べることはいけないことじゃないと思うんです。

例えば、上の子たちに比べると下の子は言葉がえらい遅いんですけど、この子1人しか育ててなかったら「ただのおとなしい子」と思って、これちょっとまずいぞとも思わなかったかもしれないし、療育に繋げるとか早期対応しなきゃという考えは全くなかったと思うので、逆に比べる相手がいてよかったなと思います。

あとは、3人を比べて「この子はこれが得意なんだな」と気づけます。この子は歌が得意な子で、この子は絵が得意な子でとか、それぞれの得意なことをきょうだいを比べることで見つけられました。

「この子はいいのに」とか「この子は可愛くない」とか優劣つけて、それを出す感じにさえしなければ、比べることはしてもいいんじゃない?と思いますよ。

きょうだいがいて比べることで、個性を見つけられたり、早期対応が必要なのかそれとも本人の性格で待っていて良いのか、といったことを見極められるようになったと思います。

編集部:

ママがきょうだいをつい比べてしまうのも仕方ないこと。それを本人に直接伝えることは避けたいですが、そうでなければ、比べるのは悪いことではない!という気づきはとてもホッとしました。

きょうだいがいてくれて、比べることができるからこそ、子どものそれぞれの良さに気づけたり必要な支援を検討することに繋げていったりできるんですよね。

子ども一人一人の特性・個性を「脳」に注目して見つけてみませんか?こちらから脳タイプをチェック!▼

トークテーマ②きょうだいがお互いを比べてしまうとき、どうしてますか?

編集部:

次は、きょうだいがお互いを比べてしまったり、気になってしまったりすることについてお話ししたいと思います。

ーー(編集部ママS)ーー

実は、つい最近一番上の娘から「どうして弟のことばっかり可愛がるの?」と言われてドキーっとしたことがあったんです(苦笑)

上の子からしたら、「下の子ばっかり甘やかしたり可愛がったりしている」と思ったり、
下の子からしたら、「ママはやっぱり一番上の子が可愛いんだな」と思ったり。

私自身、姉がいるんですが、大人になった今でも「お父さんお母さんはやっぱりお姉ちゃんのほうが大事なんだな〜」と感じることがあります。

きょうだい同士で比べたり気になってしまって、困ったり悩んだりすること、皆さんはありますか?

お互いがやっていることが気になっちゃう!

ーー(Kさん)ーー

うちは、例えば、宿題を同じ部屋でしている場面で…、良いこともあるんですよね。お姉ちゃんが、下の子が「できない」ってイライラしてたら、手伝ってくれたり。

けれど、(お姉ちゃんは)その分、自分のことが進まない。優しくて良いんだけど、自分の宿題をやってほしい!って思います。

それで、自分の部屋を作ってあげたんですが、同じ部屋でやりたいということが多くて…

弟がやっていることが気になっちゃって「何やってるの?」とか、ママと弟が話していると「何喋っているの?」と気になっちゃって。自分のことに集中できていないと感じることがあります。

ーー(編集部ママS)ーー

わかります〜!上の子あるあるなんですかね、うちの子も、弟が何しているのか、ママと何を喋っているのか、全部知りたがります。

そして気が散りやすいタイプだから、弟のやってることが目についたら一緒にやり始めちゃって、自分のやること忘れちゃって…ということ、よくあります。

ーー(編集部ママM)ーー

同じ空間で勉強させようとすると、うまくいかないこと、多いですよね。

今日もちょうど、夏休みが終わるところで、今日中に終わらせなきゃいけない!と午前中にやっていたんですけど、

うちは、一番上の子は結構マイペースなので、「(ぼくは)上の部屋でやってくるわ〜」と、マイペースにやってくれるので助かるんです。

が、下2人は、幼さもあったりお互いのことが気になって、ライバルなんですよね。そうすると、毎回言い合いが始まったりするので…。

今日は、あなたはこっち!あなたはこっち!と襖で分けて環境を作って、順番に声をかけながら宿題をさせましたけど、、、気になり合っちゃうから、難しいですよね。

編集部:

きょうだいは、常にライバルなんですよね…!

ですがそれって、悪いことばかりじゃなくて、「相手のことを助けてあげよう」という気持ちが育っていると捉えると、その子の良さでもありますよね^^

その子の特性に合わせて、集中できる環境づくりをしてあげたいですね。

比べながらも尊敬し合い、助け合うことができるのも良さ

ーー(Iさん)ーー

うちは、お母さんの取り合いみたいなのがあんまりなくて。一番下の子だけ私にべったりなんですが、上2人はそんなにこだわりがないので。

その分、上2人はいつもバチバチしあっている感じです。
次男は結構背が高いほうで、長男と3歳差なんですが、身長差はほとんどなくて。長男は次男に、色々と追い越されるのをすごい怖がっている感じがあります。
最近、次男がどんどん絵が上手になっているんですが、長男はそれがとても気になるのか、「ここの絵はこう描いたほうがいい」みたいにダメ出しすることがよくあります。

そういう様子が見られたときには、不満が溜まっているのかなあと思って、褒めを増やすようにはしています。

ただ、うちの場合、長男は次男を恐れているんですが、次男はそんなことなくて、お兄ちゃんのことをすごく尊敬していて。お兄ちゃんはすごい人で、お兄ちゃんみたいな人になりたいって思っているみたいです。
2人は割と顔が似ていて、「そっくり」と周りから言われると、長男は嫌がって(笑)、次男はそれをとても誇りに思っているみたいなんです。

ーー(編集部ママH)ーー

女の子2人なので、そろそろ容姿のことを気にしたりして、「〇〇ちゃんはこうだけど私はこう」というようなことを言うんですが…それを良い意味で伝え合っているときもありますよ。

うちは年子の姉妹なので、「同じくらいできる」ということも多いんですが…。先ほどIさんが言ってくださっていたように、それぞれに得意や不得意があるから、お互いに手伝ってあげたりしていることもあるので、それは良いなと思って。

あとは、お互い親には言わないけど、どちらかだけ褒められてると密かに「〇〇ちゃんだけ褒められている…」と思っているような感じもあるので、気づいたときにはもう1人も意識して褒めるようにしています。

編集部:

自分の得意なことをいかしてお互いの不得意なところをきょうだいで助け合ったり、きょうだいのことをすごい!って尊敬できたり…とても良い関係ですね!^^

きょうだいへの不満が聞こえてくるときは、その子のSOSかもと気づいて褒めを増やしたり、

きょうだいみんな同じくらい褒めて、バランスを取るようにされていたり、

といったができるのは、さすが学びを深めているママたちです!

きょうだい座談会の前編はここまで。

後編では、きょうだいげんか毎日の時間管理のお悩みについてと、きょうだい子育ての良さについて語り合った様子をご紹介しますね!

後編はこちら▼

編集者:ななほし広場編集部

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