男の子の癇癪は、言葉でおさめるのではなく「感情の脳」を育てて根本から解決!

癇癪持ちの子どもは、その裏側に才能の豊かさがありますが、表に見えるのは激しい部分。癇癪を言葉でおさめようとしたくなりますが、男の子の癇癪は一般的なやり方では解決できない場合があります。その理由と男の子の感情コントロールを育てる方法をお伝えします。

男の子の癇癪持ちは要注意!「普通のやり方」では効きません

パステル(発達でこぼこ)の子どもにとって、感情と上手に付き合うことは一生の課題になることがとても多いです。

ですが、勘違いしてはいけません。

でこぼこキッズたちは、感情が上手にコントロールできないちょっと難しい人たち…ではありません。

本当は、他の人がスルーしてしまうような小さなことに感動できたり、違った視点で物事や世界を観察できたり、とても才能豊かな一面を癇癪の裏側に持っているのです。

ですが、その表現の仕方が、いわゆる「普通」から考えると少し激しい…場合が多いです。

イライラや怒りが湧きやすい脳の構造をしていることも確かですので、周りからなかなか受け入れられない、それに一番悩み苦労するのも本人であることは間違いないのです。

特に、男の子の癇癪持ちは注意が必要です。

なぜなら、世の中でいいと言われている癇癪や怒りのコントロールの方法が実は男の子の脳には合わないことが脳科学的にわかっているからです。

女の子特有の難しさもあります。女の子の癇癪についてはこちら▼

言葉で癇癪や怒りのコントロールをすることが難しい、男の子の脳

3歳前後の幼いうちは、癇癪の元になる脳は男の子と女の子で同じ。

感情の中枢である扁桃体という場所が未発達であるが故に起こるのが、幼い頃の癇癪です。

一概に言うことはできませんが、一般的に女の子の場合は、言葉が発達することによって、こうして起こった感情を言葉で処理できるように成長していきます。

怒りやイライラ悲しさなどの感情を言葉でラベリングしたり、対処法を考えたりする心理学の方法がアンガーマネジメントですよね。

女の子の場合は、このやり方で、少しずつ自分の感情との折り合いをつけることができるようになっていきます。

ですが、男の子の場合、年齢が上がって脳が成熟してきても、依然として感情の処理は言葉の脳ではなく、感情の脳(より本能に近い脳)で行っていることが多いのです。

だから、一生懸命気持ちの温度計などでアンガーマネジメントを試みようとしても、そもそも言葉で感情を説明できなかったり、カッとなっているときは言葉が届かなくなってしまったりということが起こります。

あなたのお子さんに思い当たることはないですか?

男の子の癇癪は、「感情の脳」を発達させて解決!

だからこそ、男の子の癇癪の対応は、言語化する、とか共感する、とか行った言葉を介したやり方ではなく、

感情の脳自体をダイレクトに発達させるやり方をなるべく幼い頃から重ねてあげる必要があります。

男の子の感情を処理する「感情の脳」を育てる方法は、▼▼こちらの書籍▼▼で詳しく解説していますから、ぜひお手にとって読んでみてくださいね。
3歳からはじめよう|癇癪ぐずりをピタッと止めて発達をグーンと加速する!「育てにくい子」を卒業するための3ヶ月計画

男の子の脳は大器晩成です。

根気強く、我が子の可能性を諦めずに、感情コントロールを育てていきましょう。

コミュニケーションを変えて息子さんの癇癪を激減させたママのストーリーはこちら▼

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

▼癇癪ぐずりをピタッと止めるヒントを毎日配信中!ぜひご登録ください

タイトルとURLをコピーしました