専門職として子どもに関わる仕事をするママ。子育ての相談に乗っているのに「自分の子育てがうまくいかない」「発達業界の限界を知ってしまった」「相談できない」と悩んでいませんか?オンラインの発達相談を通して、まずは自分の子育てを良くしていきましょう。 |
子どもに関わる仕事をする専門職ママが、私の相談会にいらっしゃる理由
私の個別相談には、たくさんの小学校の先生・中学校の先生・保育士さん幼稚園の先生・臨床心理士さん・言語聴覚士さん・作業療法士さん・そして、お医者さん…といった、
子どもの臨床に関わるいわゆる「専門家」の方が「ママとして」、お子さんのご相談にいらっしゃいます。
わざわざ、インターネットで探して私のところへ相談にいらっしゃるには
大きく分けて3つの理由があります。
1:お子さんが発達障害グレーゾーンだから
一つは、お子さんがグレーゾーンの特性を持っている場合。
専門職ゆえに、
我が子のこの状態で相談にいっても診断はつかないだろうし、「様子をみましょう」と言われて終わってしまうのはわかっているけれど、
放っておいて、状態が悪化したときのことも仕事の経験として知っているので、
『今すぐ相談できて、具体的なやり方まで教えてもらえるところ』という視点で見つけてくださるパターンです。
2:発達臨床の現実を知っているから
そして2つ目は、発達臨床の現状を知っているからというケース。
本当に残念ですが、きちんと子どもの発達を引き伸ばせる療育機関は今の日本にはほとんどありません。
どの子も、検査をとったり、問診をしたりと、ひと通りのアセスメントは受けるものの、
療育の中身は、どこの機関でも大差なく、やらないよりはやったほうがいいよねというレベルのものであることがほとんどです。
これは、療育のやり方が手ぬるい!とかそういうことではなくて、どうしても療育では発達させきることができない脳科学的事情があるのですが、
それはこちらの記事でお話ししていますので、気になる方は読んでみてくださいね。
とにかく、療育に通ったところで、子どもの困りごとが無くなる訳ではないということは、ある意味発達業界の「常識」になっていますよね。
シゴトで現場を知っているママは「療育だけではダメだよね。」「家で自分ができることはないかな。」と私の元にたどり着く方が多いのです。
3:専門職のプライドが邪魔して、自分の子育てを相談できないから
そして、もっとも多い理由としては、専門職だからこそプライドが邪魔をして公的な機関に相談しづらい…ということ。
この気持ち、ものすごくわかります。
なぜなら、私自身がそうだったから。
私の娘はおそらくどこの専門機関へいっても発達障害の診断はもらえません。
グレーか?と言われてもほとんどその特性すらない。
だけれども情緒の発達が少しゆっくりで、
いつも癇癪を起こしたり、ちょっとしたことで感情を爆発させるスパイラルに毎日のように陥っていました。
癇癪の辛いのは、自分までイライラしてしまい、感情のコントロールができなくなっていくところ。
ただし、こんな状態で相談に行っても絶対に「様子をみましょう」と言われるだろうし、ましてや顕著な発達の凸凹はありませんから、
「お母さん、もっと寄り添ってあげて」と言われるだろうなと簡単に予測がつきました。
仕事では臨床心理士として、たくさんの方の子育ての相談に乗ってきていたのに、自分の子育てはこのありさま。
専門職お母さんの辛いのは、子育てがうまくいかないと母としてのプライドも、先生としてのプライドも同時にズタズタになっていくところです。
私も、『自分の子育てすらうまくできないくせに、私、なんで人様の子育て相談なんて乗っているんだろう?』と、
自分がまるで嘘をつきながら仕事をしているようなそんな感覚がして、仕事も子育ても辛かったです。
ママたちが相談したくてもできない現実
このように、人の相談には乗っているけれど、自分の子育てに関しては相談できない!そんな専門職ママに、考えてみてほしいことがあります。
かつての私のように、こんな葛藤を抱えながらお仕事をされていませんか?
「相談に行く」スタイルでは救えないママがいる
私は元臨床心理士です。このお仕事を始める直前までは、幼稚園のカウンセラーという仕事をしていました。
決められた日に園へ行って、予約を入れてくれたママたちの子育ての相談に乗ってきました。
幼児期の子育て相談のスタンダードは、保健所や家庭支援センター・発達センターにお母さんが自ら予約を入れてセンターまでいくのが当たり前。
園まで心理士さんが定期的に来てくれるなんてとってもありがたいです!それが、現場の感想でした。
だけど、私は、それは間違っていると思うんです。
私が相談に乗っていたママたちは、ほとんどの方が抱っこ紐で下の子を連れて相談にいらしていました。
園長室をお借りして個室を作りお話を伺っていましたが、園中にあるおもちゃをかき集めて、相談室に入る前に私と少し遊んで慣れてもらう…などと、
たくさんの苦労をしながら、たった30分の相談時間を作っていました。
そこまでしても、途中で泣き出してしまい相談を断念しないといけないこともたくさんありました。
これが何を意味するか?
幼稚園のカウンセラーにだって予約を入れるにはとても勇気がいるはずです。
センターに電話するのはちょっと怖いけど、園に来ているカウンセラーさんだったら…
藁をも掴む思いできっと予約を入れてくれているはずです。
なのに、結局、相談できなかった。
勇気を出して踏み出したお母さんの思いを失敗体験で終わらせることの意味をもっともっと深く考えないといけないのです。
やっぱり「ここへ相談に来てください」と「待っている」相談のあり方では相談できずに孤立させてしまう人がたくさんいるという現実に目を背けてはいけないと私は思います。
専門職ママだからこそ!理想的な子育てを実現できる方法があります
オンラインで働くからこそ、救える親子がいる
私の今のお仕事は、全てオンラインで発達の相談に乗るお仕事です。
慣れているお家で相談できる。
お母さんが相談している間、隣の部屋で誰かに子どもを見てもらうこともできる。
どうしてものときは、授乳しながら相談を続行する方もおられます。
オンラインについて、初めはとても抵抗がありました。
カウンセリングって対面している相手の息遣いや微妙な表情の変化を捉えることもとても大切です。
だけど気づいたんです。
そんなのは、心理士のエゴだなって。
お母さんたちが求めているのは、「今」自分がどうしたらいいのか?
その答えを必死で求めているんです。
もしかしたらうちの子、発達障害なんじゃないか。
自分の育て方が悪いから、この子がこんな風になっているのではないか。
お母さんたちのほとんどが、自分のことを責め続けてどうにもならなくなってから相談しようと思い立つということを絶対に忘れてはいけないんです。
何を隠そう、私自身がそうだったから。
自分でなんとかできそうなときは、誰かに助けを求めたりはしないんです。
もう、自分ではどうしようもなくなってから助けて欲しくて相談に来るんです。
だったら、対面だろうが、オンラインだろうが、その想いをすぐに受け取って一つでも解決に近づけていくことのほうが何よりも先だと私は考えます。
オンラインは怪しい?
オンラインでは本音が伝わらない?
もうそんなことを言っている時代ではないんです。
「専門職なのに、自分の子育てがうまくいかない」状態を抜け出すことからスタート
そして、今まさに、自分の子育てのことを誰にも相談できずに孤立しかけている、そんな状態にあなたがいるのなら、私がお話を聞きます^^
背に腹は変えられません。なぜなら、あなたにとってお子さんはかけがえのない宝物なんだから^^
まず、学んだことをしっかりと自分の子どもへ実践し、自分の子育てをしっかりと整えていくことからスタートします。
実践・経験なくして、同じように悩むママに寄り添うことはできないからです。
ですから、まず「自分の子育てを相談できない・子育てがうまくいかない」状態から抜け出すことができ、
「子育てがうまくいっていないのに、ひとさまの相談に乗るなんて…」という思いを抱えることはありません。
そして、あなたの子育てをよくしていった記録こそが、他の誰にも持てない「専門性」となって、お仕事に生かしていくことができます。
発達業界の理想と現実で、働き方にもどかしさを感じているあなただからこそ、本当に親子を救えて、自分の子育てまでうまくいく方法を手に入れてほしいと思います。
あなたがもともと持っている『人に寄り添いたい思い』を本当に相手の役に立つ形で発揮しませんか?
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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