元療育の先生が語る、週1の発達障害の療育が効果なし…と感じる原因と解決方法とは?

発達相談を受けて、遠い療育センターまで足を運んでようやく受けられるようになった療育。なのにうちの発達障害の子どもにはイマイチ効果なし…と感じていませんか?元療育の先生がその原因と解決方法をお伝えします。

家では変化なし。通っている療育の効果が感じられない…?

先日、発達障害のお子さんを持つお母さんからこんなお話を伺いました。
「どこへ発達相談に行っても、『まだ小さいから』『様子をみましょう』と言われ続けてきました。今住んでいる自治体でようやく療育を受けられることになりホッとしていたのですが…。
イマイチ、療育の効果が感じられないんですよね。 本人は楽しそうなのですが、家での様子は何一つ変わりません。
あなたも同じようなご経験がおありかもしれません。

療育で身に付けたことの「般化」は難しい

私は、発達障害の子どもの療育をする先生の仕事を長くやってきましたが、実は、お母さんたちと全く同じことを感じていました。
療育で身につけたことを日常生活やお家での生活に繋げてくことを「般化」と言います。
実は、療育を提供する側の「常識」として、この般化がとても難しい、ということはみんな知っている事実なんです。

専門の先生との療育、時間にするとほんの数パーセント

この事実は、なんども面接を経て、遠い療育センターまで足を運んで、ようやく療育を受けることができる!とこぎつけたお母さんには少しショックな事実かもしれません。
けれども、考えてみて欲しいのです。 療育をしている時間はその子の人生のいったいどのくらいの時間を占めているのだろう?と。
週に1度、数時間、専門の先生に専門の療育を受けたとしても…それはその子の人生のほんの数パーセントです。

週1回の療育、「量」が足りていないかもしれません

子どもの脳は常に発達しています。特に3〜8・9歳頃は、人間の一生の中でももっとも脳が発達する黄金期です。
体の成長期にご飯をたくさん食べるのと同じで、脳の成長期にもたくさんの栄養素が必要になります。
脳の栄養素、つまり脳に入ってくる情報の質も量もたっぷり必要なのが今のあなたのお子さんなのです。
週1回通っている療育で効果があまり感じられない…のは、お子さんにとって「量」が足りていないのかもしれません。

効果なしと感じる療育に足りない「量」を解決できるのはズバリ…!

では、専門家の療育で足りない「量」の問題を解決するにはどうしたら良いでしょうか?
子どもに多くの情報を与える存在=子どもが1日の中で多く一緒の時間を過ごす人、と考えた時、お母さんの右に出るものはないと思いませんか?
逆にいうと、どんなに素晴らしい療育を受けたとしても、お母さんとのコミュニケーションがうまくいっていなければ、療育の効果を帳消しにしてしまう恐れもあるのです。

年齢が上がるといつまでも療育センターには頼れない

そして、いつまでも療育だけに頼っていきたいですか?
幼児期が終わり、年齢が上がるにつれ、支援してくれる場所自体もどんどん減っていきます。療育がなくなってから慌てる道を、あなたとあなたのお子さんには進んで欲しくないのです。
もちろん、療育には療育の良さもあります。
けれど専門の先生でなくても「お母さんがお家でできること」は山ほどある、そのことを知ってほしいのです。

お母さんとの質の高いコミュニケーションが「療育」になる!

今通っている「療育に効果がない…」と悩んでいるなら、まずはお母さんがお子さんとおうちでできる、「質の高いコミュニケーションの方法」を知ることから始めてみてください。
お母さんが子どもの脳を育てるコミュニケーションができれば、
療育なんて行かなくても良くなる
くらい、お子さんを成長させられます!
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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