急な休園や長期休暇も「家事が進まない…」と悩まない!子どもと一緒に楽しく家事を終わらせる方法

急な休園や長期休暇。子どもがいると家事が進まない…と悩んでいませんか。ママの家事に休みはないのに「ママ遊ぼうよ!」の声にイライラしちゃうことありますよね。お子さんを褒めるコミュニケーションをはじめるとママの家事を手伝ってくれる頼もしい存在になりますよ!

ママべったりの息子

息子は幼稚園に入る前からママべったりの甘えん坊で、赤ちゃんの後追いのように私の足元にいつもくっついていました。

家事の最中も「ママー!!ママー!!」と呼ばれ、「遊ぼう!!」と何度も言ってきます。

「今これやっているから待っててね」「もう少しで終わるから、終わったら遊ぼう」と答えますが、息子はすぐぐずり、半べそ状態に。

そして「抱っこ」と言う息子をなだめながら、毎日家事を進めるのが大変で何とか気をそらしては家事を進めていました。

入園してからは、やっと自分のペースで家事を進められるー!!と、ストレスなく過ごしていたのですが、幼稚園の急なお休みや長期休暇になると、以前のように「ママー!!遊ぼうよー」「ママー!!こっちきてー!!」と始まります。

私も相手をしてあげたいという気持ちはあっても、幼稚園に通いだし自分の時間も持てるようになってくると、うまく気持ちを切り替えられずに、「ママー!!遊ぼう!!」の応酬に「ママもやることいっぱいあるの!!待ってて!!」と強く答えてしまい、結果、息子は泣いてしまうということが多くなりました。

家事が進まない理由は、息子に届かない声掛けでした

幼児期の子どもには、甘えや気持ちの切り替えが出来ないことはよくあることなのですが、

発達障害やグレーゾーンの子どもの場合は、脳の「感情をコントロールする」「状況を理解する」「気持ちを伝える伝達力」をつかさどるエリアの発達が少しゆっくりで、不安になったり、ぐずりにつながることがあります。

さらに、人の脳は楽しいことや嬉しいことは聞き取りますが、嫌な情報、むずかしい情報はなかなか届きません。

しかも子どもは「表情」「声色」「語調」というわれる「非言語の情報」を先に感じ取りますので、私が「待っててね」とイライラした声色で伝えていても、「ママなんか怒ってるの?」ということしか伝わっていませんでした。

息子の場合、
・衝動性があり、飽きっぽい。
・注目を引きたがる。
・1人で遊ぶことが好きではない。
・ママべったりで甘えん坊。
・待っててねなどのママの指示が聞けない。

というところがありました。

衝動性がある子どもの特徴として「注目欲求がある」「妨害する」「人が好き」などがあります。

そのため、私が家事に少しでも集中すると息子の注目欲求が高まり、1人では遊べず特に用事がないのに「ママー」と呼んだり「こっちきて」となっていました。

私は子どもとある程度楽しく話していればコミュニケーションがとれていると思っていました。

しかし本当に必要なコミュニケーションはもっと息子の特性に合わせた声掛けでした。

では、私がどのようにして子どもがお休みでも家事を気持ちよく終わらせるようになったのか、その方法をお伝えします。

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子どもと楽しく家事を終わらせる方法とは?

行動を「肯定する」コミュニケーション

まずは、ママべったりから少しでも卒業し自信をつけてもらうため、日常生活全体で「肯定の声かけ」をしました。

「好ましくない行動」には注目せずに「好ましい行動にだけ注目して行動を褒める(肯定する)のです。

例えば「朝起きられた」「ご飯が食べられた」のようなお子さんの日常の行動を「〇〇できたね!」と一つ一つ認めてあげるのです。

そのときのポイントは「笑顔で、ゆっくりと、優しい声で」話をします。

お子さんは「ママに褒められた」という嬉しい感情になり、それがお子さんの自信につながります。

すると徐々に「自分で出来るもん」という感情が育っていきます。
息子も実際に「これは自分でやれるよ」と言葉にすることが増えてきました。

そして私も息子を褒めていると怒りの脳を使わなくなってくるので徐々にイライラすることが減ってきました。

子どもが動く!お手伝いをお願いするときのポイント

肯定のコミュニケーションに慣れてきたら、お手伝いの声かけを始めてみます。

ここで気を付けるポイントが3つあります。

1,お手伝いに完成度を求めないこと
2,絶対イライラしないこと
3,お手伝いの最初と最後は必ず褒めること

です。

例えば朝、洗濯物を干すとき、「〇〇ちゃん、一緒にタオル干してくれない?」笑顔で声をかけます。

もしお子さんが「えーヤダー」と言ったら「はーい」と笑顔で返し、引き続きお子さんをたくさん褒めてあげてください。

お子さんが「やる!!」と来てくれたら、それは聞く耳が少しずつ育ってきている証拠です!
「ありがとう」「ママ助かるわー」と笑顔でお願いしましょう。

途中、お子さんが「できないー」となったら「ママがお手伝いしていい?」「ここまではできてるね」ここまでやったことをしっかり肯定してあげましょう。

息子のような衝動性があるお子さんの場合は、少しテンション高めで「すっごく楽しいことやろう!!」という雰囲気で声をかけると届きやすいです。

息子の場合、「あ!〇〇くん!このタオル干してもらってもいい!?」とちょっとテンション高めで声をかけます。
すると、「やるやる!!どれどれ~?」と走ってきます。

息子は飽きっぽいので、お手伝いを始めてしばらくすると、掛けたタオルの下に寝転んでタオルをのれん代わりに遊び始めたり、途中で放り出すこともあります。

その場合は「まだ途中だよ」や「こうやると早いよ」「やらないの?」などの否定や指示は言わず、

「もうおしまいで大丈夫かな?」や「このタオル、すっごく綺麗にかけれてるね~」「手伝ってくれてすごい助かったわ~ありがとう!!」と笑顔で伝えます。

すると「まだやるよ」というときもありますし「どういたしまして」と言って終わりにする日もあります。

子どもの脳は最初と最後の記憶が残りやすいのでママの視点ではなく子どもの視点でお手伝いが終わったときに肯定の言葉を伝えてくださいね。

お手伝いの内容が変わっても、ママの声かけは同じ。例えば、

「〇〇ちゃん。〇〇一緒にやってくれる?」
「ママ助かるわー」

「すごく上手に〇〇できてるね」
「この辺もお願いしていいかな?」
「キレイになってるー」

「お手伝いしてくれてありがとう」
「ママ、すっごく助かった」

です。

衝動性が気になる方は、ぜひこちらの記事も参考に!▼

我が家は洗濯物から始まり、掃除機、床拭き、料理、食器洗い、お風呂洗いと次々とお手伝いをしてくれるようになりました。

完成度は求めていませんが、回数を重ねるごとに息子も上手になってきました。

私も家事が滞るより全然いいので、息子と遊んでいる感覚でやりたい家事を進めています。

ぜひ、ママが1人で家事を背負わずお子さんと楽しくやってみてください。

今日もお子さんとの楽しい時間がすごせますように。

執筆者:宮代さちこ

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