小学校入学を春に控えたお子さんを育てるお母さん、入学を控えお子さんのコミュニケーション面が心配ではありませんか?言葉で伝える力をつけるには時間がかかります。小学校入学前に、今からおうちトレーニングでコミュニケーションの土台をつくりましょう。 |
小学校入学前に言葉で伝える力を伸ばせるの?
小学校入学を春に控えたお子さんのお母さん、お子さんの入学式が楽しみですね。
一方でこんな心配はありませんか?
・お友だちの輪に入れるかな?
・声かけを聞いて動いたり、話たりできるだろうか?
・困った時に先生に言えるだろうか?
といったコミュニケーション面の心配です。
ある子育て雑誌の調査によると、就学を控えた子どもを育てるお母さんの7割がわが子のコミュニケーション面に心配を抱いているということがわかりました。
慣れ親しんだ環境から離れて、より大きな集団の中で過ごすので心配になって当然ですよね。
この記事では、子どもの「言葉で伝える力」を伸ばす方法をお伝えしています。
小学校入学前に備えて、ぜひ今日から始めてみてくださいね。
以前の私は息子とのコミュニケーションの土台ができていませんでした
以前の私は、自分の子育てに自信がないからどうにかそれを埋めたくて、息子の言葉を引き出すためにあれこれ試してみては挫折…の繰り返しでした。
肝心の息子のことは置いてけぼりになっていて、息子との関係は最悪の状態でした。
ノウハウもテクニックも手元にはたくさんあったけれど一番大事なところがすっぽり抜けてしまっていたから息子の言葉で伝える力も伸びるはずがなくて、完全に負のループにハマっていました。
・私の声かけにどんな反応をしている?
・息子はどんなときに声や言葉を発していて、それにはどんな意味合いがある?
ということをしっかり見ることなく、声かけ、言葉かけばかりに気を取られてしまっていました。
言葉で伝える力は、今日教えれば明日には身に付く、などと簡単なものではありません。
もう少し様子をみてからでも…と先送りすることなく、小学校入学前に言葉で伝える力を土台からしっかりつくっていきましょう。
言葉で伝える力を伸ばすポイント
それではどのように言葉で伝える力を土台から作っていけばよいのか、お伝えしますね。
環境が大きく変わるときほど、この土台が大事になります。
それが、言葉で伝えるための自信です。
ここが育っていないと、いくら言葉の訓練をしたり、大丈夫だから気持ちを話してごらんと促されたとしても、言葉で伝えられるようにはなりません。
これは私たちが外国語を身につけるときにも同じことが言えます。
単語は知っている、フレーズも知っている。
だけど、伝えるときになると躊躇してしまうことはありませんか?
勇気を出して言ってみたけれど、「何?ちゃんと言わなきゃわからない!」と言われてしまったり、「その発音じゃないでしょ!もう一度言い直してみて!」と間違いを指摘されてしまったとしたら…。
伝えることからどんどん遠ざかってしまい、自信がなくなってしまいます。
ですので、小学校入学前に子どもの言葉を伸ばしたいのなら、ひらがなの読み書きや時計がよめるようになることより言葉で伝える自信を伸ばすことを重視したいのです。
ただ、言葉の知識を増やすだけでは、伝える行動にはつながらないのです。
言葉で伝えられるようになるためには、伝わった、聞いてもらえた!というプラスの記憶を積み重ねることがとても大切です。
お家トレーニングでコミュニケーションの土台をつくりましょう
言葉で伝える自信は、療育や習い事のトレーニングよりも、お家のコミュニケーションの方がうんと伸びます。
なぜなら、お家は子どもたちにとって、安全安心で大好きな場所だからです。
特に言葉のゆっくりな幼児には、慣れない場所だと構えてしまってなかなかいつもの調子が出なかったり、反対に、テンションが上がってしまって、療育などでは落ち着いて訓練どころじゃない!という幼児も少なくないです。
そして、脳科学の視点からいえば、リラックスしている状態の方が記憶力や学習力はアップするので、おうちで大好きなお母さんやお父さんと一緒に遊んだりご飯を食べたりするなかでのコミュニケーションのほうがずっと子どもの脳に入りやすいのです。
とはいえ、
・お家だとバタバタしてゆっくり話す時間なんてない!
・そもそも、会話がつながらないんです…。
と思っているお母さん、ご安心ください!
子どもに合ったコミュニケーションを知れば、普段の何気ないやり取りの中で伝えるための自信は育てていくことができます。
お母さんから言葉かけを始める前に、
・どんなポイントで観るのか?
・どんな聴き方、応え方が言葉で伝える自信を育てるのか?
ここをしっかりおさえて、小学校入学前にコミュニケーションの土台をつくっていってほしいと思っています。
ぜひお子さんとのお家トレーニングで言葉で伝える自信を伸ばしてあげてくださいね。
執筆者:はしうえゆか
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