子どもの睡眠負債に注意!寝つきの悪い子どもの睡眠不足を解消する3つの方法

子どもの寝つきが悪い、夜泣きが治らない、だから子どもも私も寝不足なんです…。そんな「睡眠」でお悩みの親子に朗報です!睡眠負債をリセットするために、寝つきを良くする3つの方法を試してみませんか?我が家で効果のあった方法をお伝えしますね。

大人も子どもも、睡眠時間を削っていませんか?

「時間が欲しい!」と思ったとき、一番最初に削りがちなのが「睡眠時間」ではないでしょうか?

それは、子どもも大人も同じで、
子どもが、遊びに夢中になっていて、ふと気づくと夜の10時を過ぎていたり…
大人も、何かに夢中になって気づいたら寝る時間がかなり減っていたり…なんてこと、きっと経験がありますよね。

ですが、実はその行動が、後々重大な問題を起こすことにつながるのです!

幼児の「睡眠負債」に要注意!心と体の発達に影響を与えます

厚生労働省が発表している「未就学児の睡眠指針」(2018年3月31日発行)というものがあるのをご存知でしょうか。

ここでは、3歳児未満の乳幼児の睡眠が今どうなっているのか、そしてどんな問題があるのかが示されています。

それによると、世界17の国と地域で調査した結果、日本の幼児の睡眠時間が平均で11.6時間、と最も短いことが報告されています。

なんと子どもの4人に1人が成人になるまでになんらかの睡眠の問題に直面すると言われているのです。

実はこれ、本当に大きな問題なんです!

なぜなら、幼児期は睡眠中、脳の中で体を成長させるための成長ホルモンの分泌が促されたり、1日の出来事の記憶を整理したり、心を整えるようにできていますから、

睡眠を削ってしまうと、体も心も発達が邪魔されてしまいます。

その上、整わない睡眠の質と量により、寝つきが悪くなったり寝床に入るのを嫌がったりします。
また、肥満や、睡眠関連呼吸障害と言って不注意や多動につながるものなど様々な障害が起こりやすくなります。

これをそのままにしてしまうと、小学生や中学生で不登校引きこもりにつながってしまいます。
また、大人になったときにがんの発症率が上がるなどの問題に発展してしまうのです。

つまり、ゆくゆく大きな問題につながる要因の1つが、幼い頃から積み上げられた「睡眠不足」=「睡眠負債」によるものなのです。

幼児期の睡眠の質と量が、いかに将来の人生に大きな影響を与えるかがお分かりいただけると思います。

我が家も困っていた「睡眠問題」

実は、我が家の次男も寝つきの悪い子でした。夜寝かしつけようにもなかなか寝てくれず、しかも毎晩のように夜泣きをする。

毎日夫婦で寝不足になり、本当に困っていました。

ネットや本で色々調べてみましたが、スパッと解決につながるようなものはなかなか見つからず。

「寝る時間を一定に」「寝る環境を整える」など、色々書いてあることを実践してみるものの、なかなか状況は改善されませんでした。

何を調べても「様子をみましょう」の文字と、「病院で診てもらいましょう」の文字。
そして、病院の健診で相談しても、結局「様子をみましょう」とここでも言われてしまう。

あきらめかけていた頃、睡眠障害について勉強をする機会があり、睡眠というものが何もしていない時間なのではなく、子どもたちの成長にかなり重要な役割を果たしていることを知ったのです。

学んだことから、今までとは違う視点で睡眠に注目したところ、なんと3日ほどで改善傾向が見られ、1週間で夜泣きがおさまったのです!

子どもの寝つきをよくする環境づくりは、この3つをポイントに!

私は、次男の夜泣きを解消するために、「寝る前の環境づくり」に一点集中しました。

具体的には、「規則正しい睡眠の習慣」「光のコントロール」、そして「コミュニケーション」を整えることで、寝つきやすい環境づくりをしました。1つずつ解説していきますね。

◆規則正しい睡眠の習慣

我が家は2人兄弟なのですが、親と一緒に寝る習慣になっています。
つまり、親の私が遅い時間に寝ると、子どもも寝るのが遅くなる、ということ。

それは子どもの体にも脳にも大きな影響を与えます。
それを知ってから、遅くても夜9時までにはベッドに親子で入るように意識してきました。

寝ても寝なくてもいいから、一緒にベッドに入る。まずはそこからだと思います。

◆光のコントロール

ついつい気になるスマホ。この光はブルーライトといいます。
目に入ることで睡眠と覚醒のリズムに大きな影響を与えます。

ですから、寝る前に見てしまうと、脳がしっかり覚醒モードに入ってしまい、ベッドに入っても寝付けない…ということに繋がってしまいます。
少なくともベッドに入る1時間以上前は避けるようにしましょう。

◆コミュニケーション

子どもと寝る前に、皆さんはどんなふうに過ごしていますか?

早く寝かしつけるために、急いでいるからと叱ったり、「もうお母さんは先に寝ちゃうからね!」と言っていませんか?

実はこれ、前の私がやっていたことなのです。そして、これをキッパリやめたことで、なんと夜泣きがきれいさっぱり改善したのです!

そう、最後のポイントは「穏やかなコミュニケーションを心がける」です。

穏やかに子どもとコミュニケーションすることで、子どもの気持ちも穏やかになり、すんなりと眠りにつくことができます。

寝る前のコミュニケーションの取り方について詳しくはこちらの記事で解説しています▼
3歳の夜泣きのひどい幼児のお母さんに朗報!寝る前のゴールデンタイムのポイントを押さえて、親子で爽やかな朝を迎えましょう!

これらの環境づくりによって、夜泣きなどの睡眠トラブルがさっぱり改善!現在、一度も夜泣きが再発していません。

夜泣きがないために、私たち親もしっかり眠れるようになり、大人の私たちの睡眠不足も解消してきました。

子どもの心身の発達に影響する「睡眠負債」をなくすために、親子で睡眠について見直してみませんか?私の経験があなたのお役に立てたら嬉しいです。

執筆者:志村 美帆

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