子どもに発達障害の悩みがあっても、学校の教師や先生と呼ばれる職業だから人に子育ての相談ができない…という辛さを抱えた、教育や医療関係の専門職のママへ。脳を伸ばすコミュニケーションを身に付けてスーパー専門家になりませんか? |
教師や専門職ママだからこそ、発達障害の子育ての悩みを誰にも相談できない
私は大学院を卒業してから子どもの発達の専門家の臨床心理士として、新卒の頃から学校の先生や、お母さんたちの相談に乗る立場で働いてきました。新卒で、いきなり「専門家」として独り立ちしなくてはいけないプレッシャーは相当なものでした。
しかし、もう一つ女性の専門家が通る、大きなプレッシャーが存在すると感じます。
それは、自分が母親になったとき。
私の講座には、かなりの確率で専門職のお母さんがいらっしゃいます。
私と同じ臨床心理士さん、保育士さん、幼稚園の先生、小学校や特別支援学校の先生、看護師さん、作業療法士さん、言語聴覚士さん…
私は、皆さんが私のところに相談にいらっしゃる気持ちが痛いほどわかります。
専門職ママの一番辛いところ。それって「なんで私、自分の子育てもうまくいっていないのに、人の子のことお世話してるんだろうな…」という気持ちではありませんか?
本当の自分はこんなに我が子の子育てでイライラして、怒鳴ってしまったり、子どもに振り回されていたり、特性をどう伸ばしてあげたらいいかわからず悩んでいるのに、仕事では、子どもたちを指導したり、お母さんたちにアドバイスしたりしている。
この「本当の自分」と「外での自分」のギャップは精神的にとても辛いはずです。自分に嘘をついて生きているようなそんな気がしてくるからです。
しかし我が子だと、どうしても感情的になってしまい、なかなかうまくできないのではないでしょうか?
そしてもう一つ、教師や専門職をしているママの辛いところ。それは、なかなか人に相談できない。という辛さ。
もちろん、専門職としてのプライドが邪魔をすることもあります。それだけではなく、
「この程度だったら、どこに相談に行っても様子を見ましょうって言われるよな」
「むしろ私の育て方が悪いからだって言われるんだろうな」
「むしろ私の育て方が悪いからだって言われるんだろうな」
という予測が立ってしまうから、なかなか相談に行けないのではないでしょうか?
▼自分が保育士なのに…教師だったから…相談できないと子育てで1人悩んでいたママの体験談があります
あなたの子育ての悩み、一緒に解決しませんか?
私には癇癪持ちの次女がいます。
2年前の4月、幼稚園の年少さんになった次女は、約1ヶ月間、毎朝、幼稚園へ行きしぶり、毎朝泣き叫びながら登園しました。
子どもの発達の専門家として相談を受ける側だったときは、こういった相談は本当によく受けましたし、どのようにしたら、収まっていくかのアドバイスもたくさんのママたちにしてきました。
ママたちはみんな、自分の育て方のせいだって苦しみながら相談に来ていました。専門家の立場では、一概にそんなこと言えないとわかっているし、そうアドバイスして来ました。
でも、いざ、我が子が毎日毎日泣きながら幼稚園へ通う様子を見るのは本当に辛かった。
たくさんの育児書や専門書を読み漁りました。結果陥ったのは、「やっぱり自分の育て方が悪いのかも」というスパイラル。
一方で、臨床心理士としての小さなプライドもあり、誰かに相談するという選択肢はなかなか選べなかった。
また、この次女の様子は発達障害という程のでこぼことは言えないものだ、ということも専門家の目があればわかってしまうため、どこかに相談に行っても「様子を見ましょう」とか、「お母さん、もっと愛情をかけてあげて」と言われて終わるんだろうな、ということが見えてしまう。
そんなときに出会ったのが、脳を育てるコミュニケーションでした。
発達障害の特性などから起こる「子どもの困った行動」は脳の未発達から起きていると捉えられ、今できる親子のコミュニケーションの具体策をしっかり教えてもらえました。
結果、教えてもらったことを素直に実践しただけで、たった2週間で次女の行きしぶりがピタッと収まったのです。
経験者だからこそ、声を大にしてお伝えしたいです。
教師や専門職をされていてなかなか人には子育ての相談できないあなたにも、ここには、相談できる場所がしっかりと用意されているんですよ。
自分の強みを生かし、言葉がけと○○で発達を一気に加速させちゃう専門家へ!
気持ちの上で相談に行けないという面だけでなく、専門職ゆえに、仕事が安易に休めないということも、発達障害・グレーゾーンの子育てをしながら働く上で大きなネックになっていませんか?
もちろん、どんなお仕事も簡単には休めませんが、専門職って一人職場が多く、自分以外に誰も自分と同じ役割の仕事をしている人が職場にいない、ということがよくあります。
子どもの状態に合わせて休みを申請しづらいというのも、専門職ママあるあるだと思います。
私自身の体験として、こういった悩みの全てを解消できる働き方が起業という働き方だな、と実感しています。
その中で感じるのは「発達でこぼこの子育てで苦労してきた」ということ自体が本当に素晴らしい価値であるということ。
私自身は、自宅で心理の仕事がいかせるなんていいじゃん!という安易な気持ちからでした…。
けれど、今は全く違う気持ちで働いています!
教師などの専門職のあなただからこそ気付けている、お子さんの小さな特性や小さなでこぼこにしっかりと対応してあげられる、言葉がけや親子のコミュニケーションノウハウがあります。
学びをご自身の子育てに生かすだけでなく、私のように、自分の仕事に生かして行くことができるのが、専門職ママの強みでもあるのです。
ぜひ、ご自身の苦労を価値に変えてください。
私自身が今から数年前、誰にも相談できない悩みで苦しんだ、子どもの激しい癇癪と幼稚園への行きしぶり。
その苦しみは誰よりもわかるから、私は「行きしぶり・癇癪」という自分の専門性の核を手に入れました。
表面的な知識ではなく、自分の体験に根差した専門性を手に入れ、それが過去の自分と同じように悩むママの力になることを実感できることが本当に幸せです。
次は、あなたが持っている専門性を添えて、スーパー専門家になっていってくださいね。応援しています!
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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