言葉が遅い男の子を育てるお母さん、わが子に合う対応が分からず一人で悩んでいませんか?うまくいかない、怒ってしまう…という悪循環に陥ってしまう前に。子どもの脳に合ったかかわり方を知ればお母さんが子どもの発達をサポートできるようになりますよ。 |
専門職でも悩んでしまう!言葉の遅れがある男の子の対応
私は以前、行政の相談機関で、心理士として子どもの発達や子育ての相談を受ける仕事をしていました。
子どもの笑顔を守りたい!
その一心で約10年間、たくさんの親子と出会い、仕事にはやりがいも感じていました。
子どもたちと接する中で、いつか私もお母さんになって子育てを経験してみたい…そんな想いを抱くようになりました。
ですが、実際子育てを始めていく中で、息子の言葉の遅れに気がついたのです。
言葉の遅れに気づき、焦りや不安が募る
息子を授かったときには、言葉では言い表せない想いでいっぱいになったのを今でもよく覚えています。
生まれてからも、なかなか寝ない子で、やっとの思いで寝かしつけてもすぐに泣き出して…。
抱っこしたまま、壁にもたれて力尽きる…なんてこともざらの毎日でした。
ですが、息子の成長が嬉しくて、何でも頑張れそうな気がしていました。
そんな中、息子が2歳を過きた頃、「ちょっと言葉がゆっくりかな?」そんな心配がうまれたのです。
言葉以外には、発達の遅れはなく、言葉も理解できていたので、様子をみていればそのうち…と思っていたのですが、
児童センターで出会う親子が楽しそうにおしゃべりをしている様子がとても羨ましく、時に眩し過ぎて、心がザワつくこともありました。
今思えば、その頃から、言葉を伸ばすことにとらわれていったように思います。
不安を抱えきれず、「言葉がゆっくりでね…」と周りにそれとなく心配を伝えると、
「男の子だからね、大丈夫よ〜」と一言励まされて終わりだったり…。
「はしうえさんのお子さんなら大丈夫よ〜」と私の心理士としての経験をかっての励ましも、
そのときの私には、心理士なのに、自分の子どもすらちゃんと育ててあげられないダメなお母さん、そう突きつけられているようで、とても苦しかったです。
(今は、私を思っての言葉だとわかるのですが…)
仕事では人さまの子育てにあれこれ助言している立場なのに、自分の子育ては不安と焦りしかない…。
母親としても、心理士としても完全に自信をなくしていました。
絵本を一生懸命読み、育児書にならって言葉かけをして、言葉の刺激に触れるために児童センターにも通いつめました。
焦りと不安から逃れたい一心で、さらに自己流のかかわりになった私がいました。
いつもピリピリ、イライラ…そんな私のイライラを感じとるように、息子は些細なことで感情を爆発させるようになりました。
コミュニケーションの悪循環の始まり
そんな息子に巻き込まれ、さらに悪循環のループにはまっていきました。
そして、ついに私は言葉が遅い息子に、自分でも信じられないようなひどい言葉を投げつけてしまいました。
息子の感情に巻き込まれてイライラの中にいた私はある日、要求や想いが言葉にならず泣きわめく息子に、我慢していたものがプツンと切れ、「お口で言って!!」と声を張り上げていました。
言葉で言えないことは分かっていました。
情けなさと息子への申し訳なさで一杯になり、息子と一緒に泣きました。
頑張っても息子には伝わらない…。
何がいけないのかわからない…。
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個人差が大きい言葉の発達。我が子にぴったりの対応法はどこにも載っていない
男の子の言葉の遅れは、個人差が大きいからこそ、お母さんが不安に感じていたり、心配なことがあっても、
「男の子だからそんなもの」
「保育園に行けば、そのうち伸びる」
こんなふうに、なかなか周りに理解してもらいにくいこともあります。
勇気を出して相談し受診しても、幼児期のうちは「様子をみましょう」と言われて終わってしまうことも少なくありません。
励ましの一言で相談が終わってしまうことも多いのです。
そのときは少し気持ちが楽になっても、目の前のわが子は変わりませんし、お母さんの不安や心配が解消されることもありません。
そして、「様子見」をしている間、お母さんたちはたくさんの情報に迷い悩んで自分を責めてしまうことも多いです。
言葉の発達が遅い子、とくに男の子への対応はまだあまり知られていないので、わが子に合う対応を知らないままにどうすればいいのかわからないから、
本やネットで探してやってみるけど、うまくいかなかったり、
子育て相談やセミナーを渡り歩いて学んだことをやってみるけれど、子どもが変わらなかったり、やっぱり私が悪いんだと自分を責めたり…。
ですが、それは当たり前ですよね。
本もネットもわが子について書いているものではないからです。
どんなに素晴らしい方法でも、子どもの発達や脳のタイプに合っていなければ、発達が進むどころか、逆効果になってしまうこともあります。
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言葉の発達を促したいなら、まずしてほしいこと
息子の脳を知ると、たった2週間で!悪循環から抜け出せた
私は、あるブログをきっかけに脳科学をベースにした子育て法に出会いました。
これまでにない新しい方法に、「これかも…」と惹かれましたが、超がつくほど慎重派の私。
いくつも個別相談を見送って今度こそは!と思いながらも、自分のうまくいかない子育てを知られるのが恥ずかしく、なかなか決断することができませんでした。
その間にも、息子との関係は、悪化する一方でした。
もう、このままじゃいけない。
「次の個別相談会には絶対に申し込む」そう心に決めて、勇気を振り絞って申し込んだんです。
個別相談では、息子の発達と特性、私のコミュニケーションの現状を見立ててもらいました。
言葉の遅れは、「私の育て方のせいじゃない、答えは脳の発達の仕組みにあった!」それが分かったとき、すごくホッとしたのを覚えています。
そして、息子の言葉を伸ばすために何をしていったらいいのかその道筋もわかり、その場で講座受講を決めました。
実践すること2週間、すぐに感情を爆発させていた息子がスッと穏やかになっていました。
「これなら変われるかも…」そんな期待と確信が生まれ、それから3ヶ月後、息子の言葉がつながって、会話ができるまでに成長しました。
そして何より、私の中で子育ての軸ができたことで、イライラに負けて感情的に対応することがぐっと減りました。
正直、今でもゼロではありませんが、そんなときどうしたらいいか、どうしたらコミュニケーションの仕切り直し方ができるかわかっているので、
以前のような悪循環にはまってしまうことはもうありません。
我が子の脳タイプを知り、自分にぴったりのコミュニケーション法を身に付けよう
お子さんに言葉の遅れがあるママは、
子どもを伸ばしたい!
話せる言葉を増やしたいし、会話をして気持ちを通わせたい!
という気持ちはとても強いです。
私もそうでした。
ですが、やり方が子どもに合っていなかったり、1人ではお母さんの気持ちが続かなかったりします。
余裕がないと、イライラして感情的に対応してしまうことはありませんか?
だからこそ、子どもの脳のタイプをみて、それに合ったかかわり方を知ってほしいと思います。
そうすれば、子どもの発達はぐんと進むし、お母さんももっと楽になれます^^
だから、もし皆さんが1人で悩んでいるのなら、早くそこから抜け出してほしいです。
子どもに合ったかかわり方をしてあげれば、必ずいい方向に進んでいきます^^
お子さんの言葉の遅れに悩み、自己流のやり方ではうまくいかない…。
そんなあなたは、お母さん自身が子どもの発達をサポートできるようにする、そのサポートプランを受け取りに、個別相談会にいらしてくださいね。
執筆者:はしうえゆか
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