小学校への行きしぶりに!実際に効果があったお母さんの対応とは?

新学期が始まって少し経ってからの学校への軽い行き渋り。本格的な行きしぶりに繋がったらどうしよう…とハラハラしますよね。子どもの頭の中が、学校へのネガティブなイメージでいっぱいになる前に、私が娘に行ってみて実際に効果のあった対応をご紹介します。

3学期の行きしぶりが心配

クリスマスやお正月といった楽しいイベント続きの冬休みが終わり、3学期が始まりましたね。

お子さんは行きしぶりなく学校に通っていますか?

3学期は、よく『まとめの学期』や、来年度に向けての『準備の学期』などと言われています。

・今までがんばってきた勉強を定着させて、次の学年の土台を作る時期。

・仲良くなったお友達と過ごすのも、今学期で最後。できれば行きしぶらずに元気に学校に通ってほしい。

このように願うお母さんも多いのではないでしょうか。

学校行きたくないな」と言ったり、表情が暗くなっている様子を見ると、このまま登校出来なくなったらどうしよう…とハラハラしますよね。

我が家の娘の場合

我が家には2年生の娘がいます。

娘が当時1年生のとき、激しい行きしぶりと、強い母子分離不安の状態が続き、私は登下校の見守りはもちろん、常に教室内でも一緒にいるという7カ月間を過ごし、親子で疲れきっていた過去があります。

2年生になり環境も変わった今では、親子で立ち直り、登下校の送り迎えのみで大丈夫になっています。

しかし、まだ2年生のはじめの方は、学校が終わって気が抜けると、嫌だったこと・大変だったことを思い出すようで、帰り道「学校やだ…」とよくつぶやく日が続いていました。

激しい行きしぶりを経験してやっと乗り越えたのに、正直『また行きしぶり…?』と心配しましたが、

もう親子であんな思いはしたくない!
下校時に、ネガティブなことを思い出す思考のクセを断ち切りたい!
何か良い対策や方法はないかな?

こう考えるようになりました。

どうして学校を行きしぶるの?

学校は、時間割がきっちりと決まっていて、自分の意志で休憩したり、やりたいことをやりたいときにする機会がほとんどありません。

冬休み中、ゲームや工作、外遊びなどで、のびのびと過ごしていた子どもたちも、学校が始まると、ピリっとした緊張感のある空気の中で、長時間過ごすことになります。

勉強はもちろん、お友だとの関係にも気を使いますよね。

すぐに環境に合わせていけると良いのですが、やはり一定数の子どもたちは、環境に適応できるまで時間がかかりがちです。

さらに、ネガティブな記憶も残りやすいため、お子さん自身の中で、嫌だった記憶を貯めてしまいます。

いつのまにか頭の中が、嫌なことでいっぱい!になり、環境になかなか適応できない疲れから「もう学校行きたくない!」となってしまうのです。

こうなってから、学校に行くのは、お子さんもお母さんも大変ですよね。

そこで、まだお子さんの行きしぶりが軽いうちに、お母さんにしていただきたいことがあります。

行きしぶり対策に効果的な親子の会話とは?

学校=嫌なところ、というネガティブな記憶が定着するのを防ぎましょう。

そこで取り組んだのが、『楽しかったことインタビュー』です。

下校時、一緒に歩いて帰るとき、「今日楽しかったことはなぁに?」と聞くようにしたのです。

最初のうちは、「ない!」と言われてしまうこともありましたが、娘は休み時間と食べることが大好きなので、

「20分休みは何したの?」「給食はどれが美味しかった?」と具体的に聞いていくと、

「お外で遊んだ〜」「うどん美味しかった〜!」と、だんだん楽しかったことや嬉しかったことを、話してくれるようになりました。

お母さんは、お子さんの楽しかったことや嬉しかったことをストックしておきましょう。

そうすると、たまに朝の登校時に表情が暗くなっているときに、「昨日の体育は楽しかったね〜」「お誕生日会嬉しかったよね〜」などと、

お子さんの頭の中を、ポジティブな記憶でいっぱいにしてあげるきっかけが作れます。

登校途中で「やっぱり帰りたい…」と足が止まってしまうことも防げます。

このような対応を、毎日続けていくと習慣になり、今では「今日はこんなことが楽しかったの!」と自分から見つけて話してくれるようになっています。

「学校いやだな…」とポツリとつぶやく娘の姿はなくなりました。

お子さんが、行きしぶりの前兆がある・軽い行きしぶりをしている場合は、ぜひ帰宅後の楽しかったことインタビューを習慣にしてみてくださいね。

 

執筆者:佐藤なみ

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