言ってもやらない子どもを前に、幼稚園入園を控えているのに…と心配している2歳・3歳児のお母さんへ。「伝わる声かけ」のポイントを押さえて、入園までに自分でお支度できる子どもに変身させちゃいましょう!今始めれば、入園までに間に合いますよ。 |
言ってもやらない子ども…幼稚園入園までに何をしたらよいの?
幼稚園入園を春に控えたお子さんのお母さん、お子さんの成長が嬉しいですね。
と同時に、「うちの子、1人でお支度が全然できない」「〇〇しようねって言っても全然聞いていない」など、幼稚園入園に向けて不安なこともきっとたくさんありますよね。
入園までに何をしておいたら良いの?
あと数ヶ月で入園だけれども、入園までに間に合うかな…と心配しているお母さん、ご安心ください!
この記事では、お子さんの行動を促す声かけのポイントをお伝えします。
言っても言っても行動できない理由
お子さんに朝の準備や片付けなど何か行動を促すとき、どんなふうに声をかけていますか?
「そろそろお片付けだよー」
「ほら、早く服着てね」
「ご飯食べちゃってねー」
でしょうか?
もしそうなら、幼児や男の子はスッと行動しにくいかもしれません。
それは、指示を理解する脳の発達や行動の見通しが持ちにくいことなどいろいろなことが関係しているからです。
さらに、子どもの脳は基本的に不注意なので、お部屋に自分しかいなくても自分に話しかけられている意識が無いのです。
お母さんがいくら一生懸命に声かけしていても、お子さんは自分ごととして聞けていないので、スルーしてしまいます。
お母さんは聞こえていると思っているので、「何回言ったらやるのー!!」となってしまうのです。
子どもの脳が発達するためには行動とコミュニケーションが必要です。
この2つを抜きにして、脳は発達していきません。
そして、脳が発達するには最低1か月以上かかると言われています。
ですが逆に言えば1ヶ月あれば、脳は発達して子どもは変わっていくのです!
子どもの発達は待ってくれません。
「伝わる声かけ」のポイントを押さえて、入園までに自分でお支度できる子に変身させちゃいましょう!
今始めれば、入園までに間に合いますよ!
伝わる声かけの2つのポイント
それでは、伝わる声かけのポイントを2つご紹介しますね。
声かけのスタートは名前を呼ぶところから
まず、行動を進みやすくする声かけで一番簡単なものをご紹介します。
それは、名前を呼ぶことです。
このひと言で子どもの脳を聞く体勢にできます!
まずは、「あなたに話してますよ」と前置きをするために名前を呼ぶことを試してみてくださいね。
ただし、遠くから名前を呼んでもお子さんによっては気が付かないこともあります。
お子さんの近くで、お子さんの視界にお母さんが入っているところから呼びかけてあげるとより効果的です。
聞きたくなる表情・声色で
しかし、名前を呼んでいるのに行動がなかなか進まない、そもそも反応がない…という場合は、伝え方が脳に届きにくかったり、コミュニケーションの土台が育ちにくくなっているかもしれません。
何回声をかけても、ちっとも行動しない、そして結局、ドカンと怒ってしまう…。
2つ目の伝わる声かけのポイントとして、笑顔で優しく穏やかな声でお子さんに話しかけることをおすすめします。
子どもの脳のタイプにもよりますが、一般的には幼児や男の子は、言葉の内容よりも、表情や声のトーンを優先的にキャッチしやすいのです。
ですので、お母さんの表情や声がイライラトーンならマズイ!と脳が反応してスッと聞けなくなってしまいます。
行動が起きないのは、お母さんが伝えた言葉が脳に届いていない状態です。
ここで、「聞こえてるのに、やらない」と捉えてしまうとイライラしますが、「届いていないから、できない」と捉えてみるとどうでしょう?
感情で反応するのではなくて、
・今、お返事までできているから、次の行動ができるようになるには、どうしたらいいかな?
・どうしたら聞きやすい声かけになるかな?
と少し考えられるようになると、イライラに占領されそうなママの脳も考える脳を働かせることで少し冷静になることができますよ。
いかがでしたでしょうか?
幼稚園入園に向けて、今から伝わる声かけのポイントをぜひ取り入れてみてくださいね!
執筆者:はしうえゆか
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