明日から2学期が始まりますね。子どもが「幼稚園行きたくない…」と癇癪を起こすのではないかとびくびくしているママへ。休み明けの朝の行きしぶりを防ぐためにできることがあります。私の過去の後悔についても語りながら、前日にできる3つのことをお伝えします。 |
明日から2学期スタート。癇癪や行きしぶりに怯えているママへ
今日で8月も最終日、いよいよ明日から2学期のスタート!という幼児のママ。
我が子がいつ「幼稚園行きたくない」と癇癪を起こすだろうか…と気が気でなくて、夏休みが終わるのが、今日の夜が来るのが、怖い…。
そんな風に感じているママはいらっしゃいませんか?
癇癪は、お子さんのSOSです。
そして、簡単に「行きしぶり」に繋がっていきます。
それにお母さんが蓋をするような関わりを続ければ子どもはSOSのやり場をなくしてしまいます。
私と同じような間違いをあなたには辿ってほしくないのです。
癇癪
ぐずり
感情のコントロールの苦手さ
いろんな言葉で表現されますが、これらの状態が起こっている脳はピンチの状態。
人の言葉を聞いてスッと行動に移せるような余裕がない状態なのです。
癇癪・行きしぶりの対応を間違えた過去〜あなたには後悔してほしくないから
当時3歳になりたて、4月から幼稚園入園を控えた次女の毎日のように起こる癇癪に疲弊しきっていた私。
私は、我が子の癇癪やぐずりに対しては、ガツンと叱って、それでも泣き止まなければ脅して、罵って、火に油を注ぐように次女に接し、手がつけられなくなるまで泣かせては自分はトイレに逃げ込むという、今考えると恐ろしいほどの自分勝手な対応をしていました。
次女に心から謝りたいです。
生まれたときは「さすが2人目!」という感じで全く手のかからなかった次女。
グレーゾーンの特性のある長女の子育てが大変すぎて、次女は放ったまま。。
そんなスタートだった次女の子育てでした。
おとなしかった次女の癇癪が勃発したのは2歳をすぎた頃からでした。
イヤイヤ期かな?と特に対応策を講じず、相変わらず叱ってばかりだった私。
癇癪やぐずりが自分の関わり方が原因で助長されているということに全く気づいていなかったのです。
私が本気で講座の学びを我が子に実践し始めたのは、4月になってからでした。
激しすぎる幼稚園への行きしぶりが始まったからです。
毎日、毎晩、「明日は幼稚園?」と尋ねる次女。
そうだよ。としか答えられない私。
泣きながら眠りにつく毎日。
朝は、起こすのもご飯を食べさせるのも、靴下を履かせるのも、ご機嫌をとったりなだめすかしたりしながら。
バス通園の担当の先生に引き剥がされるようにしてバスに乗せられ、泣き叫びながら毎日園に向かう次女を見て、
本当にかわいそうで、どうすることもできない自分が母親失格な気がして、その場から逃げ去るように家に駆け込んでいました。
我が子の癇癪を放っておいた自分を心から後悔しました。
脳の勉強をするたびに、癇癪はその子の脳の発達が未熟なところで起こっている。
子どもの脳のSOSであるということを深く理解するたびに、次女のSOSを力で押さえつけようとしてきた自分を心から後悔しました。
休み明けの行きしぶり対策!後悔しないために、この3つをやってみて!
あなたには私のような後悔をしてほしくないので、
いま、明日からの行きしぶりの心配をしているのなら、この記事を読んだ瞬間から、3つのことに気をつけてみてください。
明日の朝のお子さんのメンタルの状態が、かなり変わってくると思いますよ!
◆18時以降は叱らない!
夕方以降は特に、明日の学校や幼稚園が不安になってくる時間帯です。
心配なことがあると、いつも以上に小さなことでぐずるお子さんが行きしぶりタイプには多いです。
それに、お母さんが巻き込まれないように!
今日はぜーんぶ多めにみていいです。
デザートをほしがっても、ゲームやYouTubeがやめられなくても、今日は怒るんじゃなくて、「ママも今日は一緒にサボっちゃおっかな〜♪」と緩めていきましょう。
不安の裏返しで強くなってしまっているこだわりやイライラを、ママが先に緩めてあげることで本人も少し緩められます^^
お風呂入らないのだって、今日はあり!
◆いい記憶で眠れるように工夫しよう!
朝の行きしぶり対策は夜の行動が肝心です!
なるべく今日は、本人の大好きな本を隣で読み聞かせしたり、スキンシップで安心させながら眠りにつきましょう。
理由は、人の記憶は夜に処理されるから。
夜いい記憶で眠りにつくと、翌朝のメンタルの状態が驚くほど安定します。
◆褒める回数を意識的にいつもの3倍に
これも記憶に関するケアになります。
今夜は、お母さんから肯定する回数をいつもの3倍を意識して声をかけてあげてください。
大げさに褒める必要はありません。
ゲーム面白いね〜
いつもありがとう^^
〇〇ちゃん、大好きだよ
おトイレスッキリしたね!
こんなふうに、あなたのこと見てるよ〜あなたのこと大好きだよ〜を1分おきくらいに伝えてあげるイメージです^^
ママの言葉によるいい記憶が脳にインプットされるので、2)と同様にいい記憶の状態で朝を迎えることができます^^
休ませてしまうのもありですが、本人に少しでも行きたい気持ちがあるなら、ママの夜の関わり方で応援してあげられると、休み明けの行きしぶりがガラッと変わってきますので、ぜひ、今夜やってみてくださいね!^^
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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