なんでうちの子だけ慣れないの?幼稚園への行きしぶりが続く子どもが安心して登園できる、ママができるサポートとは?

毎日通う幼稚園や保育園なのに、月日が経ってもお母さんと離れるのが嫌だ!と泣いてしまう子ども。なかなか園に慣れないのはある力がまだ弱いのかもしれません。その力をフォローし、行きしぶりのもとになるストレスを和らげるサポートの方法をお伝えします。

幼稚園に慣れない息子の行きしぶりに悩んだ日々

そろそろ園生活にも慣れてくる時期。

年度初めは大泣きしていたあの子も、ママと離れなかったあの子も、今では元気に登園しているな~とそんな子どもたちを横目に、うらやましい!と思っていたのはこの私。

我が子は、年少、年中…そして年長さんになっても、お母さんと離れたくない!と毎日通う幼稚園なのに、いつになっても慣れない様子。

いったい、いつになったら園に慣れてくれるんだろうか…?

周りの園児たちが元気よく「行ってきまーす!」と登園する姿を目にする度、惨めな気持ち焦りを感じていました。

そんな子どもの幼稚園への行きしぶりに長く悩んだ私は、子どもと向き合って理解することで、私と離れたくない我が子への対応を工夫できるようになってきました

私と同じように、今、先が見えない不安に押しつぶされそうになっているママたちへ。

お子さんが幼稚園に慣れない、ママと離れたくない!が少しでも解決するヒントになるように、私の経験をシェアさせていただきますね。

〇〇力が未熟な子どもたちは、慣れることが難しい!?

いつになっても園生活に慣れない様子が見られる子どもたち。

原因は様々あると思いますが、そのひとつに、想像する力未熟なことがもとになっていることがあります。

想像する力と聞くと、空想やイメージ力を思い浮かべることがありますが、この場合の想像力は想定する力のことです。

この力が未熟だと、見通しがつかない状況が極端に苦手になり、その結果、マイルールに固執したり、初めてのことやいつもと違うことを嫌ったり急な予定変更が受け入れられないなど、行動に特徴が見られます。

我が子もこの力が弱めで、

・いつもは居ない実習生の先生が居る、いつもと違う雰囲気が不快だった
・お友達の反応が自分の思っていたものと違って嫌だった
・今日使いたいと思っていたおもちゃがなかったので何をしていいか分からなくて不安だった

など、日々の園生活ではこのように感じ、ストレスの連続だったのです。

私たち大人は、慣れは時間が解決してくれるだろうと思いがちですが、想像力が未熟な子どもにとっては見通しがつきにくい状況での園生活はいつになっても“慣れない”のです。

ちょっとしたことでうまくいく!子どもが安心して登園できるサポート方法

そんなタイプのお子さんの未熟な部分をフォローしてあげたら、強く感じるストレスを少し和らげてあげることもできますよね。

ママができるサポートは1つ!

日々の園生活に見通しを立ててあげることです。

ポイントは、

1.分かりやすい予告をするコト! 
2. “もしも”、“~だったら”を伝えるコト!
3.何をしたらいいかの行動を一緒に考えるコト!

分かりやすい予告をする

「今日は園で~があるよ」とピンポイントで伝えようとすると、不安が倍増してしまう可能性があります。できるだけ細かく全体が分かるように伝えましょう。

我が家は「〇〇ちゃんの一日」のように行事やイレギュラーなことがある日は、一日をストーリー仕立てにして説明していました。

また、視覚が優位であれば、絵や写真を使いながら説明すると分かりやすいです。

できるようであれば、園の先生からも説明をしてもらえると安心が増しますね。

“もしも”、“~だったら”を伝える

「もし〇〇だったら△△すれば大丈夫!」など、別の選択肢他の可能性についても伝えてあげましょう。

もしお友達が先に遊具を使っていたら、お砂場遊びをしたらいいね。など、想定外のことが起こっても「こうしたらいいよ」という具体的な代替え案を示した方が分かりやすく、納得して行動できることもあります。

A案、B案、C案を一緒に考えて、「こういうときは~しよう」のバリエーションが増えるといいですね。

何をしたらいいかの行動を一緒に考える

例えば園での自由時間に不安を感じるのであれば、そのときに何をするのか、お子さんと一緒に考えてみてください。具体的な行動が決まっていれば安心できる子も居ます。

「幼稚園で何をすればいいか分からない」と泣いていた息子の不安な気持ちを安心に変えた経験を記事にしました。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね▼

園生活の過ごし方をママが少しだけサポートすると、「大丈夫だった!」の経験ができますね!

その体験を積み重ねることで、想定する力もついていき、園生活にだんだんと“慣れる”ことができますよ。

現在小学校1年生になる我が子は、年長からこのサポートで行動を積んでいると、今では自分で見通しを立てることができるようになってきました。
不安に思う気持ちもあるけれど「もし~だったらこうしたら大丈夫!」と考えられるようになり、穏やかな小学校生活を送っています。

スムーズに通園できないことが続くと、何でうちの子だけこんなに大変なの?と思うこともあるかもしれません。

ですが、一歩ずつコツコツと丁寧に関わることで、後の大きな成長につながるはずです!

笑顔で「行ってきまーす」「いってらっしゃーい」ができる姿を想像して…
今日も未来につながる種をまいていきましょう♪

行きしぶりに効く!とっておきの方法が満載の記事は他にもあります▼

執筆者:ひきのなつき

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