発達障害かもしれない。発達検査はうけないとだめ?どんないいことがあるの?と迷っているママへ

発達障害かもしれないと保育園から指摘されたとき。発達検査を受けることになったものの、点数がでることへの抵抗感があったり、何の役に立つのかわからない方も多いのではないでしょうか?この記事では、発達検査をどのように活用し、どのような良い変化があったかを紹介します。

発達検査は受けたくない…と抵抗のあるママへ

保育園で集団行動でうまくいかないことがあり、発達障害かもしれない、そう保育園の先生からいわれ、その流れで発達検査をはじめて受けることになった、そんな方は多いのではないでしょうか。

場合によっては、最初から児童精神科で発達診断外来の医師の診察をすすめられて受けることになった方もいらっしゃるかもしれません。

発達障害かもしれないというだけでママたちは動揺されているさなかでしょう。

そんなさなかに発達検査をうけて子どもの能力を点数化されること、知能指数を知ることになることには、最初は違和感、恐怖感もあるかもしれません

それを機に障害者になってしまう?そんなの嫌だ」という思いがある人もいるかもしれません。

発達障害という言葉ですらこれまで無縁の世界で生きてきて、発達検査って何なのか、知らないからこそそういう思いに駆られているのです。

そんなママは、まずは発達検査を受けることでどんなメリットがあるのか、知ることからはじめてみてはいかがでしょうか。

発達障害かもしれない、そして発達検査を、といわれて動揺してしまっているママに、発達検査をうけることでどのようなメリットがあるのか、私の経験をもとにお伝えします。

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発達検査でわかること

新版K式発達検査でわかること

息子が受けた過去4回受けてきた検査は、新版K式発達検査でした。

初回の自治体の発達検査としてよく使われる検査です。

認知・適応」「言語・社会」「姿勢・運動」の三領域を評価します。

客観的指標をもとに同等の月齢で身についているとされる能力のうちどの程度足りないのか足りているのかを知ることができます。

検査で出る数値として、発達年齢発達指数があります。

発達年齢は、何歳何ヶ月に相当する能力があるか、その数値化されたものです。

発達指数は、新版K式発達検査においては月齢数において何%到達しているのかで計算します。

例えば、実年齢6歳4ヶ月、発達年齢5歳8ヶ月であれば、68ヶ月/76ヶ月=89%となるので、発達指数は89と算出されます。

1歳相当遅れているという結果が出たのであれば、「1年強制的に飛び級させられている気分で日々過ごしている」「みなにはわかる先生の指示も自分だけわからないことはしばしば」「同級生と同じように扱われるとしんどい思いをしているだろうな」と子どもの気持ちを推測できます。

学校の授業は、発達指数90から110の子どもに対して行われるとされています。

指数が90以下であれば、授業を理解するのは少ししんどいかもしれない、配慮が必要な可能性が高い、など考える材料になります。

検査の時の「様子」も重要

この検査において重要なのは、発達指数という点数だけではありません。

何が得意で何が苦手か、という各項目の点数、そのでこぼこ具合、その他点数にならない、検査の時の様子など、文章で書かれた所見も重要です。

私の息子は、はじめてうけた発達検査では、検査器具を次々取り出しては自分が好きなように遊んでばかり、検査官の指示は一切聞くことなく点数はでませんでした。

もちろん、点数がきちんとつけられる場合であれば、知能指数が何点でどの能力が何歳何か月相当の能力、何が得意で苦手、など数値で知ることができます。

点数がつかなかった息子についても、「点数がつけられないほど受け答えが成り立たない状態であった」というのも検査における大事な所見の一つとなります。

検査器具で遊んでばかりで点数のでなかった息子についても、検査をされた臨床心理士さんが「所見」としてレポートを書いてくださり、点数は出ないものの、「こうしたことが得意」「こうしたことが苦手」「こういった対応が今後必要と考えます」などの情報を提供してくださいました。

発達検査の活用法

我が子を理解し、日常生活での対応に生かす

発達指数という点数を出してそれでおしまい、ではなく、検査結果がでたら、そこからがスタート地点になります。

点数により、全体的に同月齢の子と比べてどの程度遅れているのか、各項目(新版K式発達検査であれば、「認知・適応」「言語・社会」「姿勢・運動」)の点数を見て、何が得意で何が苦手か、がわかります。

検査の時の様子や得意不得意の項目などから、日常生活で起きるであろう困りごととそれに対する対処法など記載されています。

検査結果は口頭で説明を受けることもありますし、レポートが郵送されるケースもあるでしょう。

検査を受けることになったきっかけとして、何か困り事があったという方がほとんどと思います。

その困りごとと今回の検査結果を照らし合わせて「こういうことだったのか」「こういう対応すればいいのか」と、落とし込むことができれば、光が見えてきます

もし、その困りごとと検査結果をどう対応させて考えればいいのかわからない場合は、結果を聞きながら検査をされた先生に質問してみるとよいですよ

園や学校で共有する

このレポートを、保育園、学校、など子どもとかかわる先生方にお見せしながら、今後の対応を話し合うことも大切です。

これまでに保育園の先生が経験されてきた困りごとの意味するものはこういうことで、こういう対応をお願いしたい、そういう話までできるとよいでしょう

私は、検査結果のコピーをお渡しし、保育園の先生に、検査結果の点数と息子の得意不得意、今後必要となる対応についてお話をしました。

保育園の先生は、より息子に届くやり方で指示だしをするなど、レポート内容を生かした対応をしてくださいました。

それにより、保育園で息子はトラブルを起こす頻度は減っていきました。

小学生以上の子どもであれば、担任の先生やスクールカウンセラーに提出することで、適切な対応をお願いすることができます

発達指数によっては学習において必要な配慮をお願いしやすくなります

療育を受ける

私の息子の場合は、検査結果をもって、療育の適応ありと判定を受け、療育につながりました

療育により、週1回、半日ほど、遊びなどを通じて子供の発達でこぼこ部分への専門的アプローチがなされていきました。

息子にとって療育の時間はこの上ない幸せな時間であるようで、毎週この時間を楽しみに様々ことが頑張れるようになっていきました。

息子は目に見えてぐんぐんできることが増えて伸びてきましたし、幸せな居場所を一つ増やすこともできました

療育につながったあとは、発達検査の定期的な実施や保育園や私に対して、息子との接し方に関するアドバイスなどが療育機関からされるようになりました。

息子にとっても素晴らしい場所でしたが、私にとっても一緒に息子の成長を専門家に見守ってもらえる、安心感が得られました。

保育園でのトラブルはその後時々ありましたが、そのトラブルに関する専門的観点からのアドバイスも頂くことができ、保育園の先生も親である私も大きなストレスを感じることなく過ごすことができました。

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発達検査を受けてよかったこと

発達検査を受ける、その結果、対応方法を周囲に伝えることで、息子は、ただのトラブルメーカー、というレッテルは薄れていったのを感じてきました

親である私も、保育園の先生も息子にあった接し方を知ることで、無理なく過ごすことが可能となっていきました。

息子がどんな個性があり、何が得意で何が苦手、どういう接し方をすれば息子は伸びる、動くのか、と親も保育園の先生方も知っているので、皆でチームのようになって息子が幸せでかつ伸びばしていける方法を考え続ける方向に動くようになりました。

発達検査の結果は、息子にとっては適切な支援を得るための「パスポート」となったのです。

支援が必要な場合は、その手掛かりが得られますし、支援が不要な場合も、感じている違和感の正体を明らかにして解消するヒントを得ることが出来ます。

子どもは子ども、どんな発達指数の点数が出ても子どもは点数が出たとたんに変わるわけではありません。

発達検査の結果は必要のない相手に言わなければいいのです。

発達検査は、子どもの才能の伸ばし方のヒントを探り、子どもの笑顔を増やすためのツールとして非常に大事なものだと思っています。

集団生活の中で、親子ともに困った状態で迷子になっているのであれば、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

執筆者:いぬいまき

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