「僕は支援級を勧められたんです」衝撃の過去から考える、子どもの可能性を信じ続けることの大切さ

今ではその人生が多くの人に感動を与えているある方の「支援級を勧められた」という衝撃の過去。子どもの可能性を信じて伸ばすことの大切さを痛感しました。私は同じ思いを持った仲間とともに、子どもの可能性を信じて応援し続ける人になりたいと思っています。

ある偉人からのインタビューで明かされた、衝撃のエピソード

数年前、北海道へ行き、大好きで憧れの植松電機社長の植松努さんとお会いしました。

植松さんへインタビューをさせていただいた中で、印象的なお話を2つ聞いたのですが、この記事では、植松さんの幼少期の衝撃的なエピソードをご紹介します。

もう一つのお話「お金の使い方」については、こちらの記事でまとめています▼

「支援級へ行け」と言われた過去

植松さんの社長室、壁一面に並んだ本の中には、なぜか、自閉症の本や発達障害の本がたくさん並んでいました。

インタビューでカメラが回っていないときに、植松さんがその由縁を教えてくださいました。

「実はね〜僕は小学生のとき、全然勉強ができなくてね。

 特別支援学級へ行けって言われていたんですよ」

何気なく話してくださったそのお話に、私は衝撃を受けました。

植松さんは、小学校1年生から3年生まで、「全然勉強ができないしみんなと一緒に行動できないから」と、担任の先生に頭を殴られ続けたそうです。

本当に辛かった。

だけど、大人は誰も助けてくれなかったそうです。

そして、勉強ができないなら支援学級へ行け、と言われたそうです。

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好奇心が強いのは「才能」なのに、「大人が可能性を潰してしまっている」

私はその話を聞いて、自分は、幼少期の植松さんのような子のお母さんをサポートする仕事をしていること、

教育委員会や先生から支援級に行くように言われると、お母さんたちはこの子の人生がまるで断たれてしまったような悲しみと絶望感を感じること、

なんとか必死で普通の教室にいられないか頭を捻ること、

などをお話ししました。

それを聞いて植松さんは、

どうして普通じゃないといけないんだろうね。

僕は勉強はできないけど、工作がとにかく好きだった。

虫も大好きで、石ころがあったら全部ひっくり返して虫を探さないと気が済まなかった。

好奇心が強かったんだよね。

それが今につながって、ロケット作ったり、宇宙開発ができるようになっちゃった。

だけど、好奇心が強いから、小さい頃は集団行動ができないって言われてしまう。

そうすると、学校ではものすごく怒られる。普通じゃないことがいけないこと、って教えるのは学校なんだよね。

大人が子どもの可能性を潰してしまっているんですよ。」

このお話を聞いて、涙が出ました。

子どもの可能性を見つけて、信じて、応援する大人になりたい

子どもの可能性を潰すのは大人。

だけど、その大人も、子どもだった頃に自分の夢を大人に潰されて大きくなった人たちなんです。

この連鎖を立ち切れる人になりたいと心から思いました。

子どもたちの可能性を潰す大人になりたくない。

可能性を見つけて、信じてあげて、応援できる大人になりたい。

言葉で言うのは簡単だけど、果たして自分はちゃんとできているだろうか?

常に問いかけながら、毎日の子育てとシゴトと向き合おうと決めました。

「支援級か普通級か」という目の前の問題よりもっと大切なこと

この植松さんのエピソードにあたって、ちょうど先日、講座をスタートしたあるママのエピソードを紹介したいと思います。

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「この子には隠れている力が必ずある」と信じているご夫婦

Sさんのお子さんは、知的に少しだけゆっくりです。

小学校では、支援級に入っても、普通級に入っても、彼にドンピシャということはなく、苦労することが予測されるお子さんです。

ですが、Sさんもご主人も「この子には隠れている力が必ずある」と息子くんの成長を信じておられます。

この子には、自分で仕事を生み出す力を身につけさせてあげたい。
だからそのやり方を、まずは自分たちが実現して見せるんだ。

そう話し合った上で個別相談にいらっしゃいました。

なんと、初めからママが起業してパパがサポートに入る体制をご夫婦で話し合っておられました!

こんな協力体制を作るまでにどれだけの努力をしてきただろう、と心から感動しました。

子どもの未来を見て、今を決められるママが増えてほしい

学校の成績だけで、この子の人生を測られるなんてまっぴらごめんです。

支援級だから進路がないだなんて誰が決めた未来でしょう?

「今」だけを切り取って心配するのではなく「未来」のために今何をしてあげられるのか?

子どもたちが大人になる頃には起業のスキルや考え方が必須の力になります。そのとき慌ててもできることは限られているのです。

支援級か、普通級か。

目の前の問題も大事ですが、もっと子どもの未来を見て、今を決められるママが増えて欲しいと、彼女に出会って心から思いました。

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子どもの可能性を潰さず、信じて応援し続ける大人になりませんか?

私には、Sさんの他にも、子どもの可能性を見つけて伸ばすお母さんになろう!と同じ思いを持って共に学んでくれるたくさんの仲間がいます。

みんなとってもいい人たちです。
みんな心から、子どもの可能性を信じています。

いや、「信じようと頑張っている」と言ったほうが正しいかもしれません。

まだまだ目の前の子育てに振り回されたり悩んで苦しんで、

本当にこのやり方で子どもにとっていいのだろうか?と毎日必死で向き合っているメンバーです。

上手にできることが大事なのではなくて、逃げずに向き合って、子どもの中に眠っている才能を信じ続けてあげることが何より大事だと私は思います。

彼女たちがいれば、未来を生きる子どもたちはきっとだいじょうぶ。私はそんな風に思っています^^

▼発達のでこぼこを才能の原石と捉えて伸ばすママになりませんか?

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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