子どもに自信を持たせるには、幼児期からのお母さんの声掛けが大切です!逆効果にならない褒め方の3つのポイントとは

子どもに持たせたい自信は「自分なら大丈夫と信じて行動できる力」。子どもに自信を持たせるにはやっぱり子どもを褒めることです。しかし、以前私がしてしまっていた褒め方は逆効果でした。幼児期の子どもを褒めるときの大切なポイントを3つお伝えします。

子どもに持たせたい自信とは

子どもに自信を持たせたい。それはお母さんならだれでも思うことですよね。

ではそれはどのような自信でしょうか。

自己効力感という言葉を知っていますか?

自己効力感とは、自分の行動には効果があるという期待感や、それをできると思う自信のことです。

おれはすごいんだぜーと口で言ってはいるが何も行動をしない人か、
できるかどうか不安はあっても、自分なら大丈夫と信じて行動することができるのか

どちらがいいかと言ったら、やはり後者のほうですよね。

子どもも大人も、行動することで脳は発達が促されます。

子どもに自信を持たせるためには、自分の行動を認められ、自分の行動でいい結果が得られたという成功体験の積み重ねがとても大切です。

そしてそれは、幼児期から日々お母さんの褒め言葉で作ることができます。

しかし、なんでも褒めればいいというものではありません。私自身、褒め方を間違えていた時期があり、逆に子どもが挑戦する気持ちを失っていたことがありました。

間違った褒め方とは

褒める育児は色々なところで、よいと言われていますので、私も子どもをなるべく褒めて育てたいと思っていました。

私がしていた褒め方はこんな感じでした。

パズルにはまったときは、ちゃんと全部できたね。早いねー。
ブロックのときは、すごいの作ったね。上手だねー。
知育教材では、全部正解できたね。○○はかしこいね。など

結果だけを見て褒めていたんです。

声掛けのバリエーションも全然なく、すごいねー、上手だねー。ちゃんとできたねー。
なんて言葉をかけては褒めているつもりでした。

そして子どもがうまくできないときには、「何やってるのー」と言って私が代わりにやってしまうということもしていました。

そうすると、子どもはあまりやったことのないことや、できなさそうと思うことには、だんだん挑戦しなくなってきました

できるよーやってごらん。といっても「やらなーい」と避けるようになりました。

それどころか、ちょっとでもうまくいかないと、怒って癇癪をおこすように。

私は褒めるようにしていたのに、なんでやってみようとしないんだろう…。

せっかく褒めているのに何でそんなに怒るの!と、逆に私もイライラするようになってしまいました。

私がやっていたようにうまくできたときだけ褒めていると、なにがよくないのでしょう。

子どもはできることが大事、上手にやることが大事と思ってしまうのです。

ですので、最初からうまくできなさそうだなと思うことには、挑戦しなくなってしまうのです。

子どもに自信を持たせるための声掛けが、実は挑戦する気持ちを奪っていたなんて、私自身とってもショックでした。

子どもに自信を持たせるには、幼児期の褒め方のポイントは3つ!

子どもに自信を持たせるためには、幼児期から子どものできているところ、頑張っているところを見つけて言葉でしっかり伝えてあげることです。

それによって、子どもはまたやってみようと思うことができます。

お母さんの褒め言葉が子どもの自信につながる、3つのポイントをご紹介しますね。

できたことをそのまま伝える

普段の生活でできていることは、しっかりそのままできているということを伝えるだけでOKです。

・着替えしたんだね
・お片付けできたね
・準備終わったんだね

という風に、できていることをそのまま伝えることで、子どもの行動を肯定しつつも過剰な褒めにはなりません。

行った過程を褒める

褒めるときはできたという結果だけではなく、それを行った過程や行動も褒めてあげてください。

・運動会の練習、毎日とっても頑張ったね最後まであきらめずよく走ったね
・お絵かき集中してやってたね。集中してやる力がついたね
・難しそうだったけど、よく挑戦したね!お母さん感動したよ。

など、結果ではなく本人の行動に注目して、どういうふうに行動したところがよかったというところを見つけて声をかけてあげてください。

完璧じゃなくても褒める

全部できたときに褒めるのではなく、やり始めたときや、途中まででもやったときにも褒めてあげてください

・ワークや宿題をだしたが、なかなか始めない→やろうと思って準備したんだね
・絵を描いたが途中でうまくいかずやめた→この目のところ丁寧に書いていて上手だね
・ジュースを入れようとしてこぼれた→自分でやろうとしたんだね

いかがでしょうか。
私もこの褒めポイントに気をつけて声をかけるようにしたら、うまくいかないとすぐに怒って投げ出してしまっていた息子が、「難しくてやめようかと思ったけど、頑張ったらできたよ」と自分から言ってくるようになりました。

褒めて子育てしたいと思っているお母さんは、子どものいいところを伸ばしたい!自信をもって色々なことに挑戦してほしい!と思っているお母さんだと思います。

お母さんの、子どもに自信を持たせたい!という思いがしっかり届くように、ぜひ褒めのバリエーションを増やして声をかけてみて下さいね。

執筆者:岡村 由美

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