発達障害・グレーゾーンの子どもに授けたい自信。まずはママから身につけていこう!

発達障害・グレーゾーンの幼児のお母さんには、子育てに自信を失っている方も少なくありません。子どもの成長には、お母さんの自信が重要です。学べる環境に身を置きながら、まずはお母さんが成長し自信を持ち、お子さんの成長につなげていきましょう!

発達障害・グレーゾーンの子どもに授けていきたいこと

私は普段、幼児のお母さんを中心に親子のコミュニケーションのやり方について教えています。
その中でいつも願ってやまないことがあります。
それは、発達障害・グレーゾーンの子どもたちに「あるもの」を授けてあげたいという願いです。

「できないことができるようになる」という達成感の積み重ね

あなたは、スパルタ指導法で有名なスポーツの監督をご存知でしょうか?
シンクロ日本代表チームを何度もメダルへ導いた、井村雅代コーチです。日本代表を優勝に導くだけでなく、中国チームのコーチに就任しメダルを取らせたことでも有名ですね。
何か新しいことを始めるときや、めげそうになったとき、私は井村コーチが残した数々の言葉を思い出します。
中でも、いつも思い出す井村コーチの言葉があります。
それは、
「シンクロをやることを通して何かを掴んでほしい。人間として成長してほしいんです。できないことができるようになる、その達成感を子どもたちに味わってほしいんですよ」
私はこのシンプルだけれども、強い愛で貫かれたこの言葉が大好きです。
そして、シゴトや母として子どもたちと関わるとき、いつもこの言葉を大切にしています。
できないと思っていたことができるようになる瞬間。人生の中では小さな繰り返しなのかもしれない。
けれど、その一瞬一瞬の達成感を発達障害・グレーゾーンの子どもたちにたくさんたくさん、味わって欲しい。
いつも心にそんな思いを持っています。

子どもに授けていくためには、ママも自信が必要

そして、私はお母さんであるあなたにも、この達成感を味わってほしいと思っているのです。
イライラして今日も怒ってしまった、いけないとわかっていてもつい怒鳴ってしまう。
セミナーに行っても、本を読んで実践してもどうしても変われない自分。
自分の関わり方が悪いから、この子に悲しい思いをさせているんじゃないか?
私のもとに相談に来てくださる方は、ほとんどの方が自分に自信を失った状態でいらっしゃいます。
その度に強く思うのです。
まずはお母さんに、できないと思っていたことができるようになる達成感を味わって欲しい。
子どもに自信を授けられるお母さんは、自分も自信を持っているお母さんです。子どものことを褒めたければ、まず自分のことを褒められなくてはいけません。
それができなくて苦しんでいる方があまりにも多いから、私は誰がなんと言おうと、まず、あなたに「自分の力で変われた」という達成感を味わってもらえるよう全力でサポートするのです。

ママが自信を身につけていくためにやるべきこと

自信を身につけるためにやるべきことはたった一つ。
自信は、自分との約束を守った数で決まります。
あなたが「私はどうせできない」と諦めていることはありませんか?
「できない」ことは、世の中に何一つとしてないことを覚えておいてください。
「できない」のではなく、「やらない」だけ。
「変わる」と決めた自分との約束を守る後ろ姿を、ぜひお子さんに見せ続けるお母さんでいてください。

「変わろう!」という意思だけでは難しいことがあるから

井村雅代さんの言葉には、こんな言葉もあります。
人間は引っ張られたほうが変わりやすい。その引っ張り役が教師であり、コーチであり、会社の上司であるわけです。」
私はこの言葉に、とても強く共感します。
なぜなら、人が自分一人の意思だけで変わることは、とてもとても大変であることを自分自身の体験としてよく知っているからです。
私自身、子育てがうまくいかず、自分のやり方が間違っている気がして自分を責め続け、抜け出せなくなっていた過去があります。
数年前の4月、幼稚園に入園した次女の毎日の「幼稚園行きたくない」に悩み続けていました。
ものすごく泣くのです。ママと一緒にいたい、と泣くのです。
夜になると、「明日幼稚園?」とシクシク泣く次女を見て、この子がこんなにも不安定で幼稚園に通えないのは、自分の愛情が足りないからだと本当に本当に苦しかった。
色々な本を読みました。大抵の本には、
「お子さんの気持ちに寄り添ってあげましょう」
「お子さんをありのまま受け止めてあげる器が大切です」
と書いてあります。
優しい挿絵と共に書かれているこの一つ一つの言葉が、私の心に突き刺さりました。
自分なりには、一生懸命やっていたつもりでした。けれど、次女は一向に泣き止むことはありませんでした。
そしてある日、自分ももう悲しくてどうしていいかわからず、
「どうしてそんなにいつまでも泣いているの!?」
「他の子は泣いている子なんていないじゃない!?」
「ママのせいなの!?」
「ママが悪いって言いたいの!?」
感情が爆発して、泣きじゃくる次女に大声で怒鳴ってしまった自分がいました。
やっぱり自分が未熟で愛情が足りないから、この子は幼稚園に行けないのだと自己嫌悪の悪循環から抜け出せなくなりました。

必要になる「先生」や「コーチ」の存在

変わろう!変わりたい!
その意思だけでは、なんともできないことって人にはあると思うのです。
それは、その人のやる気が足りないからでも意思が弱いからでもなんでもなく、自分一人、自己流で変わっていくこと自体が難しいことだからです。
そんなときに、シンクロの井村コーチの言葉を知りました。
助けてもらっていいんだな。
一人で努力して変われないなら、誰かに引っ張ってもらえばいいんだな。
そんな風に思えたとき、安心して涙がこぼれたのを覚えています。
もし、あなたに「変わりたい」意思があるなら、私が「先生」「コーチ」となってあなたの引っ張り役になります。
そして、必ず、自分自身の力で変われた実感を感じるところまで進んでください。
私がサポートするのは最初のきっかけにすぎません。
その先は、あなたがご自身の力で変えていくのです。
今、改善したい子育ての悩みがあるのなら、あなたが変わるところまで私が引っ張り役をします。そして、変化・成長したあなたの力で、今度はお子さんを引っ張りあげてあげてください。
人は一人では変われません。けれど、誰かの力を少しだけ借りれば変われない人はいないのです!

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執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼お子さんのために「変わりたい」お母さんを応援しています!
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