夫婦のコミュニケーションがうまくいかない・言いたいことが伝わらないと悩んだりイライラすることはないでしょうか?そんなときには「見た目」を見直してみるという手があるんです。夫婦仲の改善に役立つコミュニケーションの3つのコツをお伝えします! |
夫婦のコミュニケーションに満足していますか?
あるアンケート調査では、「夫とのコミュニケーションに満足していますか?」という質問に対しての「とても満足・まあ満足」の割合は、
20代で89.9%、30代では66.6%、40代で66.8%、50代では65.1% だったそうです。
この記事を読んでくださっているあなたは、どのような回答をされるでしょうか?
またコミュニケーションの満足度には「夫婦の時間や会話量」も大きく関係しているそうです。
「夫婦円満のために会話は必要か?」という調査では92.2%が「必要」という回答だったそうです。夫婦の会話や一緒に過ごす時間、大切なんですね。
しかし、せっかくの夫婦の会話も「伝わらない」という経験が積み重ねられてしまっては、いずれ「話しても無駄」「話したくもない」になってしまう可能性があります。
私も夫に対して完全に伝えることを諦めてしまっていましたが、コミュニケーションの学びをもとに夫への伝え方を変えていったことで、かなり「伝わってるな・受け止めてもらっているな」と実感できるようになりました。
夫婦の関係は奥深いですが、今回は「見た目が相手へどう伝わるのか」に注目して伝え方を改善し、夫婦のコミュニケーションをスムーズにして満足感をあげていくコツをお伝えします!
人は見た目が9割?コミュニケーションがうまくいかない理由を解明
「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことがありますか?
これは「感情や気持ちを伝えるコミュニケーションをとる際に、どんな情報に基づいて相手から印象が決定されるか」を検証した「メラビアンの法則」というものから生まれた言葉だそうです。
「メラビアンの法則」とは
「メラビアンの法則」では、コミュニケーションが3つの要素に分類されています。
1つ目は「見た目から受け取る情報」です。
「しぐさ」「表情」「目線」「身だしなみ」「ボディランゲージ」などがこれにあたります。五感を使ったコミュニケーションとも表現されます。
2つ目は「耳から入る情報」です。
「声のトーン」「大きさ」「話す速さ」「口調」などがこれにあたります。
3つ目は「言語情報」です。
「言葉そのものの意味」や「会話の内容そのもの」がこれにあたり、メールや手紙など言葉のみを使ったコミュニケーショも、ここに分類されます。
見た目とコミュニケ―ションの関係
ここで1つ質問です!
まず夫に「ごめんね」と言っているこんな場面を想像してみてください。
本当は夫に謝ることが納得できていないとします。しかし状況を改善するためにがんばって謝ることにしました。
納得いかない気持ちが表情や声のトゲとして出でしまいましたが、それでもがんばって謝りました。
このとき夫の脳が一番に受け取るのは、
「①あなたの表情」
「②あなたの言い方」
「③ごめんねという言葉の意味」
のうちどれだと思いますか?
答えは「①あなたの表情」なんです。
脳は実に55%もの情報を見た目から受け取ります。
2位は「②あなたの言い方」で、38%。
併せると約93%ですね。これが「人は見た目が9割」と言われるゆえんです。
そして、一番伝わって欲しい「③会話の内容=ごめんなさい」については、なんと脳は7%しか受け取ってくれていないそうです。
せっかく我慢して頑張って謝ったのに、謝ったという内容はほとんど受け取ってもらえず、「口先だけだな」「なんか、まだ不機嫌そうだな」などという風に受け取られてしまうのです。
同様に夫に「お願い」を伝えるとき、例えば慣れなどが無意識に影響して、伝え方が雑になったり軽くなったりしてしまっているとします。
すると雑で軽い見た目と口調が優位になりますので、「お願いって言ってるけど、真剣そうじゃないし軽く言ってるくらいだし、まぁいっか」と夫の脳が受け取り、お願いは流されてしまう可能性が高いのです。
このように夫にうまく伝わらない・かみ合わない要因は「わたしの真意を理解してくれない夫の個性」よりも伝わる、人間の脳の受け取り方の性質からくるところが大きいのです。
しかしだからこそ、うまくいかないコミュニケーションは、見た目を変えるだけで改善できる部分が大きいんです。
無意識にやっている伝え方からどう伝わるか見た目を意識したものに変えることで、コミュニケーションの効率がグンとよくなり、気持ちが相手にスムーズに伝わるようになるんですよ。
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見た目改革で夫婦のコミュニケーションを改善する3つのコツ
「伝えたい内容」と「見た目や言い方」を一致させる
まずは自分の中で「どんな気持ちを伝えたいのか?」を確かめましょう。
そしてその気持ちと見た目を合わせてみてください。
「ありがとう」を伝えるときには、嬉しそうな表情と声のトーンをセットにします。
「ごめんなさい」伝えるときには、悪いことをしたなという気持ちを表情と声に表します。
なにかお願いするときには「やってもらえたら助かるな」という気持ちを込めて、相手に敬いをもった丁寧でにこやかな表情と言い方を心がけるといいですね。
やめてほしいこと・改善してほしいことがあるときには、「わかってほしい」という気持ちを真剣な表情と眼差しとセットにして訴えましょう。
このとき感情的に怒ったり責めたりすることは逆効果。
怒っているという情報ばかりが脳に受け取られてしまい、あなたが訴えたいことが伝わらず「またなんかキレてる」で終わられてしまいますので、注意してくださいね。
見た目を意識して、気持ちと見た目を一致させるひと手間があると、「伝えたい内容」を相手がストレートに受け取ってくれるようになりますよ。
手紙やメールを活用しよう
伝えたい気持ちはあっても、どうにも素直になれなかったり前向きな表情や言い方ができないときもありますよね。
また「ありがとう」や「ごめんね」を言いたいけれど、慣れや照れなどから言い出せないまま、いつのまにか「ありがとう」「ごめんね」がない夫婦になっていた、という方もいるのではないでしょうか?
見た目を変えられないそんなときには、「7%しかない言語情報」の出番です!
多少ムッとした気持ちが残っていたとしても、手紙やメールなら相手には表情は見えないですし、声も聞こえないので安心です。
そこにあるのは、文字から伝わる気持ちだけです。
「ありがとう」「嬉しかった」「ごめんね」
素直になれないそんなときこそ、シンプルに文字にして伝えてみてはいかがでしょう?
「女優になる」
褒めたり頼ったり感謝したりも、ときには本音じゃなくても、演じることでも大丈夫なんですよ。
見た目や言い方を演出して、夫がついつい「頼られているな」「やってみようかな」などとのせられてしまうように夫の脳をだますことも、パートナーであるママだからできるナイスなテクニックです!
また見た目や声がコミュニケーションを円滑にする大きな要因ですから、おうちの中でも身だしなみや立ち振る舞いを気を付けてみるということも、夫の脳に「聞こうかな」と思わせるためにかなり有効です!
いかがでしたか?伝わるポイントは、
・「伝えたい気持ち」と「表情や言い方」を一致させる
・素直になれないときには手紙やメールも活用する
・女優になって夫の脳をだます
です。
家族で家にいることが多いこの時期は、会話を増やしたり伝え方を変化させるよい機会でもあります。
見た目を意識した伝え方を取り入れて、「うちの夫婦のコミュニケーション、まあうまくいってるかな^^」と思える関係に変わっていけますように!
他にも夫婦のコミュニケーションがうまくいく方法があります!こちらの記事を参考にしてくださいね▼
執筆者:小川綾子
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