こだわりがちな子の気になる癖。指摘しなくても減らすことができます!

わが子の気になる癖ってありますか?こだわりがちな子は癖が治すにも時間がかかりますよね。とは言え、危険や他の人に迷惑をかけない癖ならば叱ってやめさせる必要はありません。私がわが子の気になる癖を激減させた2つの方法をお伝えします。

こだわりがちなわが子の気になる癖。気になってやめさせようとしていました

コロナ禍でお家でわが子と過ごす時間が長くなり、息子のやっていることに肯定的な注目をすることが多くなった私ですが、息子のあることに気づいてしまいました。
それは、
息子は、何かモノに触れたあと、手の臭いを嗅ぐという謎の行動をよくやっていたのです。
はじめのうちは、自分の手の平の臭いを嗅ぐ姿が可愛いなとみていました。
しかし、お店でも家と同じことをしているため、「恥ずかしいから、やめよう。」と言って、彼が手のニオイを嗅ぐ仕草をするたびに私はやめるよう声かけをしていました。
臭いを嗅ぐクセなんて、恥ずかしい。お友だちに指摘されないかな、そう思ったのです。
臭いを嗅ぐのは、何か気になることがあるということ。同じみかんでも、「皮をむく前と後では何が違うのか?」そのように比べている姿もありました。
息子はまだ幼児期。
同じものでも、常に新しく触れるような気持ちで、「なんだろう?」と臭いを嗅いでいたのかもしれません。
また、少しこだわりもあり、何か触ったら手の臭いを嗅ぐ、というのが習慣になってしまっていたようでした。

幼児の気になる癖、本当にやめさせるべき?

突然ですが、あなたには、お子さんの気になる癖ってありますか?
例えば、イライラしてくると歯をカチカチ鳴らす、話し始めるときに咳ばらいをする、鼻の下をこするなど…。
もしかしたら、「これやめさせたいな」という癖があるかもしれませんね。
発達障害の傾向があるなしに限らず、幼少期の子どもたちは自分なりの順番や自分だけのルールを大事にする時期があります。
これは、子どもが成長していくうえで大切な過程です。
大人が、「効率が悪い」と思ったり、「なぜそれをやるのか意味が分からない」という大人の考えを当てはめてしまうと理解できないことがあるのですが、子ども側にはちゃんと理由があるのです。
それは、いつもの行動をすることで自分を安心させていること。
まだ興味や関心の幅が狭かったり、困ったときの解決の仕方が分かっていない子どもは、少しでもいつもと違うと感じると不安になってしまうんですよね。
少し視点を変えてみると、大人にも当てはまる人がいるかもしれません。
毎日のルーティーンや願掛けのための行動。例えば、玄関を出るときは右足からとか、歯磨きをした後に着替える、大事な会議の日は赤いものを身につけて行くなど。
「○○したら上手くいった。」という経験を持っていると、その行動は続けたいなと思いますよね。
ということは、癖は、その行動をすることで本人には何かにメリットが得られているということになります。
そして癖は、危険や他の人への迷惑とならない限りは、怒ってまでやめさせなくても良いものであるということになります。
とはいえ、やっぱり気になる幼児の癖
わが子は困っていないのかもしれないけど、成長したら誰かに指摘をされるかもと考えたら、減らす方法も知っておきたいところですよね。

指摘しなければ癖が減る!?わが子の癖を激変させた2つの方法

私もやめさせたほうがいいのか悩んでいたことがありましたが、2つの方法を試したら息子の癖が激減したのでご紹介しますね。
 

◆①気になる癖に注目しない

これまではモノを触ったあと、手の臭いを嗅いでる場面を見つけるとすぐに「手の臭いを嗅がないよ。」と声をかけたり、場合によっては強い口調で叱ってしまったりしていましたが、注目しないことにしました。
ここでの注目しないとは、声をかけたり、視線を息子へ向けないということです。
声をかけてしまうと、息子自体も意識してしまうので、遠目から「また手の臭い嗅いでるなあ。」くらいに思っていることにしました。
そうすることで、はじめは「また手の臭いを嗅いじゃった。」とバツが悪そうにしていた息子も、だんだん自分の行動に意識を向けなくなりました。
そして、なんでもかんでも臭いを嗅ぐという行動自体が減りました。

◆②コミュニケーションの質を上げる

こちらは、脳を伸ばすコミュニケーションを実践していきました。
危険な行動をすることについては叱ってしまうこともありましたが、親子関係は安定しているわが家。
指示はスッと入るので、声かけのタイミングや注目の仕方を子どもにダイレクトに届くように変えたことで、やめてほしいなと思っていた行動が目立たなくなったのです。
わが子を思う気持ちで、変な癖がついたら困る、お友だちに指摘されたらかわいそうと思い叱って直させなくても対応することができるんですよ。
もし、この癖なんとかできないかなと思ったときは、この記事を思い出してくださいね。
そして、私も身につけたコミュニケーションスキル、これを習得しておくと子どもの困った行動にも感情的にならずに対応できるので、親子の関係が穏やかでいられます。

執筆者:西村まる恵

▼子どもの気になる癖、どうしていますか?発達でこぼこ幼児の子育ての困った!を解決する情報、発信しています
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