4歳の女の子の癇癪をピタッと止める対応はコレ!女の子同士のケンカも回避する方法も教えます!

癇癪のひどい4歳の女の子を持つお母さん、わが子にふりまわされ、へとへとではありませんか?その癇癪は、「HSC」と呼ばれる気質が関係しているかもしれません。女の子同士で泣き叫び合うようなひどい喧嘩を防ぐ方法もご紹介!

娘のひどい癇癪に振り回され、負のスパイラルに陥っていた私

お子さんの癇癪に振り回されていませんか?ママも癇癪の対応に疲れてへとへとになると、つい、イライラして子どもに当たってしまいます。
何を隠そう、私がその張本人でした。
我が家の次女が4歳の年中さんのころは、発達的には定型発達(でこぼこがそんなにない)ですが、 感情の脳の発達が少し未熟だったために、ものすごい癇癪持ちでした。
臨床心理士としての専門的な知識を持ってしても、我が子の癇癪ぐずりをおさめられない…
毎日の朝のぐずりにビクビクする…
専門書や育児書を読みあさっては、「自分の育て方が悪いのではないか…」そんなジレンマに陥り、すっかり自分の子育てに自信が持てなくなっていました。
実は、本人の生まれ持った特性だけで癇癪が起こっていることはほとんどありません。お母さんとのコミュニケーションが本人の特性にあっていない場合が原因なのです。
次女の場合は、発達障害ではないけれど、もともと生まれ持った気質がすこーし刺激追求型の「ひといちばい敏感な子(HSC)」に近いです。その気質と私のコミュニケーションの取り方が合わず、癇癪がひどくなっていたのです。

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癇癪を起こす背景には、敏感すぎる気質が!?

HSCは、日本では「ひといちばい敏感な子」として最近本やメディアなどで取り上げられるようになってきましたね。
敏感すぎる子の中には2タイプいます。
・石橋を叩きまくって結局渡らない、「刺激を求めないタイプ」のHSC
・石橋を叩くけど、結局好奇心や感情の興奮の方が勝る、「刺激追求型(HSS型)」のHSC
発達障害とは全く異なる概念で、子どもの気質(生まれ持った性格)を表す言葉です。
(もちろん、HSC気質と発達のでこぼこを両方持っているお子さんもたくさんいます。)
我が子にも当てはまりますが、多くの場合、こんな特徴があります。
・気に入らないことがあると、感情を爆発させて泣いたり怒ったりする。
・記憶力が良くて、ちょっとした失敗をずっと引きずる。
・どうせ私なんて…と、すでに自信がない様子が見られる。
・天気が悪いと機嫌が悪い。
・音に敏感など、感覚の過敏性がある目立つ。
・怒られやすい特性を持っている割には、 押さえつけられることで 「どうせ私なんて…」 と気持ちがくさりやすい。
こんな風に、繊細な心の持ち主が多いのです。
叱っても叱っても 同じ行動を繰り返す
余計に強く叱られる。
本人の中で対処しきれなくなったとき、 イライラしたり、キレやすくなったり、ちょっとしたことで大泣きしたり、怒りながら泣きわめいたり… といった感情の爆発が起こるのです。
また、我が子と同じタイプ(刺激追及型のHSC)は、発達のでこぼこがあろうがなかろうが、姉妹ゲンカに火が付くと、まるで悲劇のヒロインのような泣きわめきのケンカに発展してしまいやすいです。
そして、お母さんも女子なので、そんな娘たちのケンカが感情的に耐えられないということは心理的に起こりやすいのです。
そうなると、怒鳴って叱って制圧したくなりますし、そこまでしなくてもお母さんまで精神的に結構疲れるのが女の子同士のケンカ
できるなら、癇癪も、喧嘩も起こさせたくないですよね。

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4歳の女の子の癇癪や喧嘩を防ぐには、先手必勝がカギ!

そもそも癇癪を起こさないようにするには、そして、女の子同士の喧嘩を防ぐためには、どう対応したら良いのでしょうか。
脳を育てるコミュニケーションをマスターした私が、どんな風に女同士の喧嘩を未然に防いでいるかというと…
気をそらす!それにつきます(笑)
「お手伝いしてくれる人〜?」
「絵本、読もっか!」
(美味しそうな雑誌を見せつつ)「どのおやつ、一番食べたい??」
(インスタを見せながら)「ママの次のネイル、どれがいいと思う?」
ポイントは、子どもたちのケンカが勃発しそうなやりとりに、全く気づいていないかのようにシレーっと割り込むこと!
この「シレーっと」というのがポイントです!
もちろん、きょうだいゲンカは大切な社会性の実地訓練の場ですから大いにやらせてあげてもいいのです。
けれども、癇癪持ち女子の場合、極度に傷つき、忘れられないという特性をもっていることも多いです。
また、度重なる癇癪は脳のクセになってしまいます。
だから!癇癪持ちの女の子同士の喧嘩は、絶対に先手必勝がカギなんです。
・よし、今日は大いにやりなさい!社会性の勉強じゃ!とケンカをあえてさせる場面。
・今日はほどほどに切り替えさせた方がいいかな、という場面。
お母さんの方で、場面のバランスが取れるようになるといいですね。
感情の脳を発達させた今、次女の昔ほどの巨大癇癪はほとんど起こらなくなりました。
うちの子の場合はどんな対応がいいだろう?というあなたはまず、お子さんがどんな脳のタイプを持っていて、癇癪の原因が何なのかをしっかり分析しながら関わってみてくださいね。
こちらの電子書籍で詳しくご紹介しています▼
今まさに、悲劇のヒロインのような感情爆発のケンカに辟易しています…というお母さん。ぜひ、私にお話しきかせてください。
 

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執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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