「夢=将来の職業」という固定観念は今すぐ捨てて、まずは大人が自由に夢を描いて背中を魅せてあげること。それが、発達障害グレーゾーンの子どもたちへの発達支援にもなります。日本一夢の描き方が上手なあの方から、ヒントを教えていただきました! |
「夢」って「将来の仕事」のことではありません!
将来この子は、どんな子になるかな、何をしているかな?と我が子の将来を想像してみたことはありますか?
お子さんに直接「あなたの夢は何?」と尋ねたことがある方もいるかもしれませんね^^
幼稚園のお誕生日会でも年中さんくらいからは、「大きくなったら〜」なんて発表を毎年しますよね。
はじめは、
「いちごになりたい」「アンパンマンになりたい」
と発表していた子どもたちが、
「お医者さんになりたい」「警察官になりたい」
と話すようになり、ちょっと誇らしくなった経験はありませんか?
もしそうだとしたら、今すぐそれを見つめ直すチャンスです。
なぜなら、「夢」って将来の職業のことではないと思うからです。
ところで、あなたの夢はなんですか?
尋ねられて、スッと答えられる大人はほとんどいないのではないかと感じます。
私も起業する前は「夢」っていうのは将来なりたい職業のことをさすのだと思っていたので、大人になって「夢」だなんてなんだかちょっと恥ずかしい、現実を見て生きるべき、と思っていました。
「夢」って将来の職業ではありません。
「夢」はいくつになっても描いていいものです。
そして、それを日本という国が応援していることを知っていますか?
2020年に内閣府がこんな発表をしています。
”人の制約を取っ払い「誰もが夢を追求できる社会」の実現”
これを「国のぶっ飛んだ夢」として政府が発表しているのです。
そう、個人が夢を叶えることを国が後押しする時代に入ったということです。
そんな時代の流れの中で、「夢?それは子どもが見るものでしょ」「大人になったらもっと現実を見て生きなきゃ」
なんて言っていたら本当にもったいないと思いませんか?
子どもたちに、「夢=将来の職業」なんていうつまらない刷り込みをしてはいけないと思いませんか?
まずは大人である私たちが「夢」を描けるようになることが子育てにおいてもどうやら大切そうだ。
そんな時代に私たちは生きているということです。
なんだかワクワクしませんか?
夢を描いていいんです。ワクワクしていいんです。もっと自由に生きていいんです!
大人が夢を描くことが発達障害グレーゾーンの子どもへの発達支援につながる
私は、子どもたちに夢を描き続けられる子になって欲しいと心から思います。
我が家には小学校2年生と年長さんの2人の娘がいます。
幼い彼女たちは、こうなりたい!こうしたい!できるようになりたい!!と自然に話すことができます。
これを潰したくないし、もっともっと大きな夢を描けるようになって欲しいです。
だからこそ、まず私がとことんでっかい夢を描ける大人に成長する!
ワクワクすることを諦めない大人に成長する!
子どもの成長を願うなら、まずは大人から成長することが大切だと思います。
特に発達障害やグレーゾーンの子どもたちは言葉で聞いて想像して理解するよりも、目で見て感じて情報を受け取ることの方が得意です。
それならば、まずはお母さんが先にやって見せてあげる。そして、教えてあげる。
自分でできたことなら、子どもに教えることができますよね。
私は、描いた夢を叶える方法を自分がしっかり見つけ出して子どもたちに教えられる大人に成長したいと思っています。
とはいえ、いきなり「夢を描け!」なんて言われても難しい人の方が多いはずです。
次章で夢が描けるようになるヒントをお伝えしますね^^
夢を描くって、どうしたらいいの?
大人も子どもも夢を描けるようになりたいわけです。
できるようになりたいなら、上手な人に聞いたら良い。
そう思いませんか?
実は、日本で一番夢を描くのが上手なある方にお話を伺う機会をいただきました。
何の取り柄もない運動神経もそこそこの平凡な女子高生を、3年で全米ナンバーワンのチアダンス選手に育てた福井県立福井商業高校のチアダンス部JETSの監督、五十嵐裕子先生へのインタビューを拝見させていただきました。
映画『チアダン』のモデルとなったチームの監督さんです。
映画の中でも描かれていたように五十嵐先生といえば『夢ノート』を指導に取り入れていたことでも有名ですね。
実際に、五十嵐先生も『夢ノート』を何十年も書き続けておられると対談の中ではお話しされていました。
自分がどんなふうになりたいか?そうなるためにはどうしたら良いか?
毎日毎日、一冊のノートに自分の思いや考えを綴って行く夢ノート。
子どもたちにやらせても最初はみんな信じてないから、嫌々、やらされ感満載で、汚い字で取り組むそうです。
それでもやり続ける。
すると、本当に書いたことが叶ってくる。
子どもたちは真剣に取り組み始めるそうです。
◆夢を書き出す訓練をする
五十嵐先生がおっしゃるには、夢が描けるようになるのは、ずばり、訓練だそう!
描けません。夢がわかりません。
と言っているのは才能がないとかそう言うことじゃなくてたんに練習が足りないだけ。
練習すれば誰でもできるようになるなんて、ちょっと希望が湧きませんか?
◆「自分はできる!」と言葉に出す習慣を持つ
そして「自分はすごい!」とか「自分はできる!」「楽勝!!」と言葉に出して言わせることから始めたら良いのだそうです。
五十嵐先生の言葉の中ですごく印象的だったのが、夢を描けない子どもたちが今多いのは、大人のせいだと言うのです。
小さい頃からの成功体験が少ないからそうなってしまっているだけ。
夢って途方もないものでも、一部の人が持つものでもなくて、実は私たちのすぐ身近にたくさん存在するのだと思います。
あなたは、どんな人生を歩みたいですか?
どんなお母さんに成長して我が子にどんな背中を魅せたいですか?
それを書き出すことから夢を描くトレーニングを始めて、「私はできる!」と小さく呟くことから始めませんか?
きっと想像以上のワクワクした未来が拓けてくると思います^^
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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