子どもに自分らしい生き方をして欲しいなら。ママにチャレンジして欲しい2つのこと

子どもには自分らしい生き方をして欲しい。我が子が発達障害・グレーゾーンでも、親なら誰もがそう願っているはず。そのためにまず大切なのは、その子の「困り感」を理解すること。さらに、親が時代の流れを敏感にキャッチしながら、挑戦する姿勢を見せていくことです。

子どもが自分らしい生き方をしていくために必要なこととは

発達のでこぼこというのは、年齢を重ねるごとに複雑化していきます。
それは、元々の特性なのか、傷ついたり自信をなくしていった結果起こっている(=二次障害)か、症状が混在するようになるからです。

多くのお母さんが、我が子が幼児期の段階で発達のでこぼこに気づいている

実は多くのお母さんは、子どもが幼児期の段階ですでに「うちの子、なんだか育てにくい…」と気付いています。
けれども、家の中でのことだから、もしかしたら他の人もみんな同じかもしれないし、自分の育て方が良くないからかもしれないし…と大抵のお母さんが気が付いていないふりをしたり、自分のせいにしたりしています
もしくは「今はこういう年齢なのかもしれない」と時が解決してくれることを期待して、日々の辛い子育てを「耐える」選択をしてしまいます。
だけれども、断言します。
お母さんのその「なんかうまくいかないな…」という感覚はほぼ100%正しいです。
その感覚を放って置かず、「この子の特性なのかもしれないな」という視点を持ってあげれば、本人が抱えている苦しさに気づいてあげることができるのです。
そう、大切なのは、障害か、障害じゃないか、ではないのです。
 

支援のスタートは本人が「困っている」と理解してあげること

スタートは、お母さんが「困ったこと」を本人が「困っていること」として捉える視点を持つことです。
というか、発達障害であろうが、発達のでこぼこがあろうが、そんなことは関係なくて、お母さんが「子育て、しんどいな」と思いながら毎日を過ごしていることのほうが問題が大きいですよね。
では、子どものことをちゃんと理解して素晴らしい関わり方をしてあげられれば、それだけで子どもの未来は明るくなるのでしょうか?
答えは、NO。
実はこれだけでは、子どもが生き生きと自分らしく人生を生きていくには不十分なんです。
では、私たちお母さんが何を知り、どんな行動をしていけば、子どもたちがその子らしく輝ける未来を作ってあげられるのでしょう?

子どもの発達を理解した上で関わるだけで、子どもたちの未来は明るくなる?

今は幼い幼児の我が子だって、いずれは大人になり、仕事につき、自分でお金を稼ぎながら自立して生きていくときがきます。
そんな日が来たときには、自分の特性を良いほうに生かして、自分らしい生き方をして欲しいと親なら誰もが願っているはず。

「将来やりたいこと」「自分らしい生き方」も時代とともに変わっていっていく

では、あなたは、今、若者に絶大な人気を集めている職業を知っていますか?
私たちが幼児だった頃、将来の夢といえば、男の子はスポーツ選手、女の子はケーキ屋さんやお花屋さん。これに異を唱える人はいなかったですよね?
それが今では、YouTuberという職業が人気を集めています。
このYouTuberという仕事、実は2011年以降に誕生した新しい職業です。もう、何がシゴトになり人生がどう転ぶかが、私たちの「普通」の頭では予測不可能な時代に突入しています。
こんな未来をあなたが子どもだった頃、誰か予測していた人はいるでしょうか?
つまり、私たちの子どもたちが大人になる頃には、こんな現象が当たり前の世の中になっているということを頭に置いて置かなくてはいけないのです。
さらに、「AI(人工知能)」の爆発的な発達で、「AIに仕事を奪われるのではないか…」という声がそこここでささやかれているのも事実です。
あるとき突然、皆がスマホを持ち出して、いつの間にかそれが「当たり前」になっていったように、そのタイミングは突然やってくるかもしれないのです。

子どもたちの未来のために、まず親が時代の流れに敏感になる

このように、私たちが子どもだった頃から、そしてこれからも、世の中はどんどん変わっていきます。
時代の流れに対応しながら、むしろそれを強みに変えていける子どもたちに育って欲しいと願うなら、親である私たちが時代の流れに敏感になっていかないといけないですよね?
「自分のやり方を、働き方を変えなくたっていいや。」
自分のことだけ考えるのならそれでいいのかもしれません。
だけれども、私たちの子どもたちはそれでは暮らしていけないかもしれないという事実をシビアに受け止めるべきだと私は思います。
だからこそ、新しい情報に積極的に触れながら、お母さん自身が挑戦し続ける人生を歩んでおきたいと私は思います。

子どもたちに、自分らしい生き方ができる明るい未来を授けたいなら

私はよく、お母さんが子どもに背中を見せていこう!と話しています。
あなたは、お子さんにどんな大人になってほしいと願っていますか?
自分がどう生きたいか?と聞かれてもうまく答えられない人は多いでしょうが、お子さんにどんな人になって欲しいですか?と聞かれたら、たくさん語れますよね。
あなたのお子さんにもし、発達のでこぼこがあるとしたら、ぜひ、チャレンジして欲しいことが2つあります。

子どもに生きて欲しい人生を、お母さんが先に生きてみる

それは、子どもに生きて欲しい人生を、お母さんが先に生きてみるということ。
これは実は、脳機能的にも、最も有効な子育ての仕方なのです。
子どもの脳は、言葉を理解するルートよりも目から入る情報、雰囲気から伝わる情報の方が、一瞬早く処理されるようにできています。
特に、発達障害や発達のでこぼこのある幼児は、言葉の理解の脳よりも視覚的な情報処理の方が得意な子どもたちが多いですから、
「あなたらしく、夢を叶えて欲しい」と言葉で何度も語るよりも、人生を楽しく謳歌しているお母さんの姿の方が、子どもの脳に残る、=子どもの生き方への影響力が絶大である!!ということなのです。
科学的にも証明されている!背中を見せる生き方の重要性はこちらの記事で紹介しています▼

子どもの人生のブレーキとならないよう、親が不安に打ち勝つ挑戦をする

そして、もう一つ、子どもたちが自分らしい生き方をしていくために大切なことがあります。
それは、子どもの人生のブレーキに自分がなってしまわないように整えておくこと
私たち人間は、知らないこと、未知のことに対して強い不安や抵抗感を抱くようにつくられています。
これは、脳が身を守るために太古から培ってきた本能の力です。
だからこそ!!子育て中の私たちこそやったことのない未知のこと」に挑戦することがとても重要です。
もしもお子さんが大人になって、「会社辞めてきた」って言ったらどうしますか?「やりたいことができたから、自分でビジネス起こしてみようと思う!」って言ったらどう反応するでしょう?
人生そんなに甘くない!やめておきなさい!!と、必死で阻止するかもしれません。しかし、あなたの言葉の根っこにあるのは、「知らない」ことへの不安です。
もし仮に、そこにお子さんの大きな可能性が眠っていたとしたら、あなたは、あなたの言葉に責任が持てますか?
だからこそ、お母さんが、ちょっと気になるな、やってみたいな、挑戦してみたいな、と思うことに、蓋をしないでチャレンジすることをやめないでいただきたいのです。
ぜひ、子どもたちを眺めながら この子が生きる人生を自分が先に挑戦してみる…それってどんな感じだろう?と思いを馳せてみてくださいね。
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼子どもに背中を見せる生き方をママになろう!まずは自分から、率先して実践しています。その様子はメルマガで毎日お伝えしていますから、参考にしてくださいね。
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