「どうせ僕なんて…」と産まれて数年しか経っていない子がそう発言するのは、自分に自信がない証拠。そのサイン見逃さないで!自信をなくした子に寄り添う子育てはしんどいことも多いけれど、乗り越えた先に大きな感動と明るい未来が見えるはずです。 |
自信がない子はどんな子?こんな発言をする子は要注意
まだ幼児期なのに、
「どうせ僕なんて」
「僕はだめな子だから」
「僕にはできない・・」
お子さんがこんな言葉を発したら、要注意です。なぜならそれは、自分に自信がない証拠だからです。
そもそも、幼児期というのは、自己万能感と言って、「僕はなんでもできる!!」という自己理解をしている年齢です。
その年齢の子が「僕なんて…」と自信をなくすにはあまりにも早すぎます。
人の脳というのは、自信がない状態では成長することができません。
幼児期は、一生の中で一番脳が伸びやすい時期。
その時期に成長の機会が奪われるのはお子さんにとって本当に大きな問題だということを大人はもっと理解しておかないといけません。
日々生活する中で、新しい学びがたくさん子どもたちの脳に入っていきます。
もし自信のない状態で過ごしていると、それらの機会をうまく自分のものにすることができません。本来なら、ワクワクすることが多く新しいことが学べる場、園や学校が面白くなくなってしまいます。
こうした積み重ねが、小学校の3、4年生になって不登校という形で出てくるケースが実はとても多いのです。
自信をなくした子に寄り添ったお母さんの話
子どもが自信をなくす要因は様々ですが、根っこに脳の発達のアンバランスがある可能性や、置かれている環境が起因している場合もあります。
自信をなくした脳は自分を守るために攻撃的になり、癇癪として現れることがあるので、身近な家族は大変な思いをしますよね。
お母さんの小学校で学ぶお母さんの中にも、自信を失ったお子さんが荒れて苦しい思いをして、相談に来られた方がたくさんいます。
Sさんもその中のひとり。
Sさんは、お子さんのために何度も何度も受講して勉強する、とても熱心なお母さんです。
小学校2年生の息子くんは、1年生から不登校でおうちにいます。
幼稚園に通っていた頃の彼はスポーツもできて、明るくて、賢くてみんなの中心にいるようなお子さんでした。
ですが、外で頑張って帰ってくる分、家ではものすごい癇癪に苦しんできました。
どうしようもない苦しさを暴れて表現し、「生きていることがイヤ!」とまだ生まれて数年しか経っていない子が訴えるほどの状態をお母さんは絶対に諦めないでずっとずっと信じて支えてきました。
私は何度も彼女の涙を見てきました。
講座のときに、堪えきれずに溢れた彼女の涙に全員で大泣きしたこともあります。
それでもSさんはこうおっしゃいました。
「発達でこぼこの子が生きやすい、個性を発揮しやすい世の中に!私もそんなお手伝いがしたいです!」
どんなに辛いことがあっても、大切な息子が、将来生きやすい世の中を作ってあげたい。
その一心で、息子くんの特性を理解し、息子くんに合ったコミュニケーションを試行錯誤しながら続け寄り添っていたSさん。
そんな彼女から一通のメールが届きました。
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息子から最高にうれしい言葉をもらいました!
『ママのところに生まれてきてよかった!』
もうこれほどうれしい言葉はありません泣。
私、うれし泣きしましたー!
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頑張ってきたSさんのこと、息子くんはちゃーんとわかっていたのですね^^
『ママのところに生まれてきてよかった』
どんなにどん底にいたって、諦めなければ絶対に子どもは答えてくれる。
Sさん親子が大切なことを教えてくれました。
子育てしんどい…そう思ったら思い出して考えてみてください!
今、とっても苦しい思いをしているお母さん。
希望を捨てないでください^^
Sさん親子と、あなたの違いがもしあるとすれば、最初の相談する勇気を行動に移したか、移していないか。
たったそれだけです。
1人で頑張るにはしんどい状況だって仲間がいれば乗り越えられる。
お母さんの小学校のコミュニティってそういう場所です^^
どんなコミュニティなの?と気になるあなたは、こちらも合わせてお読みくださいね。
『発達障害・グレーゾーンの育児で孤独を感じているママに、絶対必要な「仲間」の存在。安心できるコミュニティはここにあります!』
『小学校入学のリアルなお悩み教えて!発達障害・グレーゾーンの子どもを育てるママたちで座談会を開催しました【就学座談会・第1話】 』
できるかどうかは別として、「自分もSさんのように子どもを信じられるママになりたい!」
だけど、「Sさんのように、辛抱強く子どもを信じられるお母さんに私もなれるかな?」
そう心配するお母さん。自分を信じて大丈夫です^^
お子さんと初めて対面できたあの日のことを思い出してみてください。
一晩かけて必死に痛みに耐えて、それでも会いたい一心で頑張ったのではなかったでしょうか?
あのとき、お子さんの生まれてくる力を誰よりも信じて、力を合わせてこの世に誕生させたのは、紛れもなくあなたとお子さんの信じ合う力があったからですよね^^
今は苦しくても子どもを信じて抜け出して、『ママのところに生まれてきてよかった』。
そう親子で笑い合える日を思い描いて、今できることから始めてみませんか?
私たちと仲間になって一緒に乗り越えるチカラを身につけましょう^^
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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