こんにちは!ななほし広場編集部です。
この記事では、『ちょっと聞かせて!ママのお悩み』として、「お片付けしない子が、1ヶ月で自分で片付ける子になる方法」をお伝えしますね。
お片付けしない子に困っていませんか?
おもちゃを出したら出しっぱなしで、ママが片付けてもまたすぐにお部屋が散らかってしまう…。
「出したら、しまってから次のことをしようね」と声をかけても全然片付けない。
お片付けできる子になって欲しくて、「お片付けしようね」と何度言っても全然変わらないし、
最後はいつも「早く片付けなさい!」「片付けないなら捨てちゃうからね!」と叱って終わってしまう。。。
幼児のママなら誰もが抱えるこんなお悩み…解決できるかもしれません!
この記事では、お片付けしない子に悩んでいたお母さんが、1ヶ月間、ポイントを押さえた「指示出し」を実践し、
お子さんが自分からお片付けできるようになった!という記録をお届けします^^
Sさん(6歳年長さんの女の子のママ)
自分でお片付けできるようになる「指示出し」大公開
実践を始める前に困っていたこと
ななほし広場編集部(以下、編集部):Sさん、1ヶ月の実践を始める前はどんなことにお困りでしたか?
娘が片付けをしないことに困っていました。
遊んだものを片付けずに次の遊びを始めるため、どんどん部屋が散らかってしまい、片付けさせようと声をかけるのですが、
不注意な特性もあるため、片付けしている最中に他のものが目につくと、別の遊びを始めてしまい…。
「いい加減片付けしてよ!」「どうして片付けできないの!?」と、最後にはいつも叱りながら、嫌な空気で一緒に片付けをする…という毎日を過ごしていました。
こんな状況を抜け出したい!という思いで、「片付けしなさい!」という声かけではなく、子どもが思わず動いちゃう「指示出し」を実践してみることにしました。
どんな「指示出し」をしたの?
編集部:では実際、1ヶ月、どんな指示出しをしたのか、教えてもらえますか?
1ヶ月後に、指示出し0で自分で片付けができるようになることをゴールに設定して、実践をスタートしました。
それまでも、指示出しをしていたつもりでしたが、「片付けようね」などというわかりにくい声かけだったと気づいたため、
行動を細かく「分解」して、子どもがすぐに行動できる声かけを意識しました。
▼指示の分解とは?詳しくはこちらの記事で解説しています▼
また、片付けをさせたいときはいつも「片付けしなよ!」と怒り口調になってしまい、娘も嫌々片付けをしていたので、
ゲーム感覚で行ったり、ご褒美を用意したりして、楽しくできるように工夫しました。
さらに、指示を出したあとは必ず「褒めて定着させる」ことも忘れずに行いました^^
●1日目
(状況)机の上が散らかっている
(指示)このおもちゃ(一つ指差しながら)、片付けておいで!<分解してスモールステップに>
(反応)わかったー!とおもちゃを持って片付けに行った
●4日目
(状況)工作のあと、部屋中が散らかっている
(指示)たーくさん片付けた人から、観たいお話(好きなアニメ動画の…)を選ぼう!<ご褒美>
(反応)すぐさま片付けを始めた!
●6日目
(状況)幼稚園グッズの片付けが終わらない
(指示)お箸セットとコップ、どっちから先に出そうか?<行動しやすいように選択させる>
(反応)両方一緒に出すね〜!と持ってきた!
●9日目
(状況)幼稚園から帰ってきて、なかなかカバンなどを片付けない…
(指示)全部できるかどうかは別として、幼稚園のもの片付けよっか!<心をくすぐる枕詞>
(反応)いつもは途中までで終わって何度も指示を出すところを、全部一人で終わらせた!
●11日目
(状況)幼稚園から帰ってすぐ、片付けしないままおやつ作りを始めようとする
(指示)おやつ作り、一緒にしようね♪その前にここ、片付けちゃおう!
(反応)さっさと片付けを終わらせた!「片付けちゃおう」で最後までできるようになってきた
●17日目
(状況)夕食のお皿を自分で片付けてほしい
(指示)お皿、さげてくれたら助かるな♪
(反応)みんなの分も一緒に片付けてくれた
●19日目
(状況)幼稚園のカバンを片付けていない
(指示)特に指示せず
(反応)次のことを始める前に「あっ、その前にカバン片付けなきゃ~」と自分で気づいて片付けていた!
【編集部コメント】
お子さんがママの声かけを聞いてすぐに動けるようなわかりやすい指示を出すことや、思わず動いちゃう楽しい仕掛けを考えていくことがポイントなのですね!
お片付けしない子から自分から片付けする子になり、指示出しやイライラが減りました
編集部:1ヶ月実践をして、お子さんとお母さんはどんな風に変化しましたか?
1ヶ月の実践が終わる頃には、特に指示をしなくても自分から片付けをするようになりました。
「片付けをする」という脳の回路ができたのだと思います。
それまで私は、なかなか片付けない娘にイライラして毎日のように「片付けなさい!」と声をかけていたので、
娘も「お片付け」というワードを聞くだけでテンションが下がり、余計に片付けしなくなる…そんな悪循環が起こっていました。
娘が自分から片付けをするようになり、私自身がイライラすることが減りましたし、「自分で終わらせたんだね!」「お部屋が綺麗で気持ちいいね」「ありがとうね」と褒めるチャンスも増えました。
片付けは毎日のことなので、叱り叱られる機会が減り、親子関係もグンと良くなったと思っています^^
【編集部コメント】
子どもの脳に届く、ポイントを押さえた指示出しを1ヶ月実践するだけで、お子さんはお片付け上手になり、親子関係まで良くなったなんて、すごいと思いませんか?
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編集者:ななほし広場編集部
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