新しい環境が苦手な子どもの場合、小学校入学はワクワクだけではなく不安もいっぱいかもしれませんね。入学までに準備できることは?ママに今日からやってほしい、親子のコミュニケーションを整える方法をお伝えします。 |
新しい環境が苦手な子どもの小学校入学。不安を感じていませんか?
小学校入学を控えた年長さんのお母さんたち、入学への不安が大きくなっていませんか?
早寝早起きは基本です。
朝ごはんを食べるのは基本です。
自分の持ち物の管理ができるようにしておきましょう。
自分の名前くらいは読めるようにしておいてください。
朝ごはんを食べるのは基本です。
自分の持ち物の管理ができるようにしておきましょう。
自分の名前くらいは読めるようにしておいてください。
こんなことが新入生保護者会で「入学までの条件」かのように先生からお話しされた方も多いと思います。
これだけの「条件」を当然のように聞くと、「結構大変じゃん!」「うちの子、できていないけれど大丈夫かしら…」と不安になりますよね。
それと同時に、子どもの入学を目前にして、小学校生活という新しい環境への切り替えがいかに子どもたちに大きな負担なのか?と気づいたことと思います。
幼稚園や保育園では基本的に自分の好きな遊びを中心に1日が回っていきます。体を動かす機会も多い。遊びの時間も多くワクワクしながら子どもたちは過ごしています。
一方で、小学校での生活はほぼ1日中、教室で過ごし、座って、「話を聞く」ことに集中することが求められます。
入学して1週間もすれば給食が始まり、授業が始まり、 一気に小学校生活へのシフトが求められます。
環境の変化があまりにも大きすぎるのです。多くの子どもたちは戸惑いながらもだんだん適応していくのでしょう。
発達障害・グレーゾーンのお子さんや、お母さんが「うちの子大丈夫かしら?」と感じるような、新しい環境が苦手なお子さんは、「小学校」という新しい環境に慣れるまでに本当にたくさんの「壁」を乗り越えなくてはいけません。
できることなら、スムーズに慣れて、我が子が直面する大きな試練を少しでも軽くしてあげたい!と思うのが親心ですよね。
大きな試練を乗り越えるために必要な、子どもの脳育て
小学校=新しい環境に飛び込むという、大きな試練を乗り越えるためには何が必要でしょうか?
文字を覚えさせることよりも、
早寝早起きさせることよりも、
忘れ物がないように練習することよりも、
早寝早起きさせることよりも、
忘れ物がないように練習することよりも、
まずやってほしいことは、親子のコミュニケーションを通した 「脳育て」です。
環境の変化に負けない脳を育ててあげるということが大切になってきます。
ヒトの赤ちゃんはみんな脳が未完成な状態で生まれてきています。そして、色々な情報を栄養にして発達しています。
環境の変化に負けないよう、発達障害・グレーゾーンの子どもの脳を育てるキーワードとなるものは、「お母さんの声掛け」。
つまり、親子のコミュニケーションを整えることが、新しい環境に負けない脳を育てる一番の処方箋になります。とりわけ、子どもの脳に影響を与えるお母さんとのコミュニケーションが大切になってきます。
お家でできる親子のコミュニケーションの2つのポイント
新しい環境が苦手…と感じる子どもの入学に向けて、今日から取り組んでほしいコミュニケーションのポイントは、「肯定と否定のバランスを整えること」です!
小学校入学は、子どもにとってとても大きな環境の変化。大人が思うよりずっと緊張したり、不安になったりしてどっと疲れてしまうものです。
そんなとき、ママから否定されるようなことを言われたら、心のエネルギーがぐっと減ってしまいますから、新しい環境に慣れるために頑張っている今の時期は特に、「肯定:否定=3:1」くらいになるように気をつけてみてください。
コミュニケーションの性質上、肯定的なことは目減りして、否定的なことは増幅して、相手に伝わります。
「たくさん褒めているじゃない!」とお母さんは思っていても、たった一回の否定の言葉のほうが子どもには伝わっていたりするものですから、この時期は思い切って「肯定:否定=9:1」にしても良いくらいです。
大切なのは、子どもが褒められていると感じているかどうかですので、言葉では「すごいね!」と言っていても顔が怒っていないかな?など、ちゃんと伝わっているかにも気をつけてみてくださいね。
もし、褒める回数をなかなか増やせません!と困ってしまう場合は、「やったこと」をそのまま言葉にして実況中継するだけでOKです!
例えば、
「元気に起きてきたね」
「ごはんたべているんだね」
「お支度はじめたんだね」
「お片付けができたね」
など。
「元気に起きてきたね」
「ごはんたべているんだね」
「お支度はじめたんだね」
「お片付けができたね」
など。
これだけで十分、肯定です^^
日常のお母さんとのコミュニケーションをこの 「褒めること」 「肯定すること」 で、子どもの成功体験の記憶をつくります。
子どもを肯定することで、子どもはお母さんが「認めてくれた!」と感じます。
子どもを肯定することで、子どもはお母さんが「認めてくれた!」と感じます。
これらを繰り返すことで脳が育っていき、指示に対して素直に反応して動けるようになったり、自分から行動ができるようになっていきますよ。
新しい環境に慣れるまでは特に、徹底的に肯定する回数を増やして、しっかり脳を育て、6年間続く、小学校生活のスタートをお母さんの手で笑顔で切らせてあげましょう。
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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