ADHDの子育てに疲れたお母さんがすぐにできる!お母さんの口癖習慣とは~パート1~

ADHDの子育てをしていると「しんどい、疲れる、大変」などネガティブな感情になることが多いですよね。私もそんな大変な子育てをしていて、限界を感じていました。毎日大変な子育てだけれど、お母さんのことばを変えるだけで子どももお母さんも変わるそんな口癖習慣をお伝えしますね!

ADHDキッズの子育ては大変なことの連続

ADHD(注意欠陥多動性障害)の子育てってとにかく大変で疲れてしまいますよね。

【パターン1】外出では…
外で走り回ってどこかに行ってしまう、スーパーでは手をつないでくれずいなくなってしまう、追いかけて怒っても全然言うことを聞かない、周囲に気を遣うばかりで外出がしんどい。

【パターン2】地域の支援センターでは…
集団遊びには参加しないし、友達の物を取ってしまう、走り回って他の子に当たりそうで危ない、追いかけてばかりなので遊び場が苦痛になってしまう。

【パターン3】家の中では…
家ではよくしゃべるし、物を壊してしまう、おもちゃをいっぱいにして片付けはしない、家の中では怒鳴ってばなりで疲れる。

ADHDの子どもとどこにいても大変で、普段子どもにかける声掛けは

・やめなさい!
・走らない!
・じっとしなさい!
・何しているの!
・こらー!

こんなネガティブな声掛けばかりで、余計に疲れてしまいますね。

我が家にもADHDの息子がいるのでとてもよくわかります。

だんだんと「自分は子育てに向いていない」とお母さん自身が自信を失くしたり、子育てに対してマイナスなイメージを持ってしまうこともあります。

子どもに影響しているお母さんの言葉のシャワー

子どもの栄養となるのはお母さんから掛けられる言葉です。

お子さんはお母さんからたくさんの言葉のシャワーを浴びているので、いい言葉も悪い言葉も嬉しい言葉も悲しい言葉もお母さんから子どもの中に入っていきます。

プロのスポーツ選手にとっても身体能力だけでなく、親から掛けられた言葉やそれによってできたマインドが重要とも言われています。
親の言葉や考え方で子どものマインドは変わり大人になって差が出てくるそうです。

それほど、日々子どもにどのようにことばをかけるかが重要になってきます。

マイナス・否定的な言葉を浴びた子どもの場合と、プラス・肯定的な言葉を浴びた子どもの場合とは子どものマインドが違ってきます。

特にADHDの子どもはマイナスの言葉を掛けれがちで、しかも子どもの耳に入りやすく覚えておくことが多いです。

お母さんと過ごすことが多い子どもにとって、お母さんからマイナス言葉を掛けられることを減らしていきたいですね。

そのためにも簡単ですぐに口からでてくるような言葉を練習しておき、毎日プラスの言葉を掛けてあげる意識をすることが大事になってきます。

毎日意識することでお母さんから出る言葉の質はかなり向上しますよ。

今回は短くて簡単なことばをご紹介していきますので、安心してくださいね。

言葉はお母さんの気持ちを変えることに効果があります

「本当は理想のお母さんになりたい」「イライラしないで子どもに優しいお母さんになりたい」と思っていても、ADHDの大変な子育てに疲れていると理想のお母さんになるなんて無理~と思ってしまうことも多いですよね。

私も絶対に無理だと思っていました。

確かに、ADHDの子育てをしていると「理想のお母さんになる!」と気持ちを変えることは難しいと思うんです。

理想のお母さんになる(気持ちが変わる)

子どもへプラスの言葉をかける(声掛けが変わる)

大変な子育てをしていると気持ちが変わることに時間がかかってしまいます。

そこで、

子どもへプラスの言葉をかける(声掛けを変える)

理想のお母さんになれた(気持ちが変わる)

にしてみてはどうでしょうか。

口先だけ変えても子どもに嘘をついているみたい…と思うかもしれませんが、実は大人は社会で当たり前のようにしていることなのです。

例えば、レジの順番が長くてイライラしても前の人に「もう遅いわね」と本当のことを言ったり、イライラする態度を見せませんよね。

同じように子どもにもことばや態度を変えてみることで、お互いに気持ち良く過ごすことができます。

気持ちを変えずに、言葉だけを変える!

怒ってたら褒められないかもしれませんが、気持ちは怒っていても「口からだす言葉だけを変えてしまう」「それを言ったらいいだけ!」の口癖習慣をお伝えしていきますね。

今から始められるお母さんの口癖習慣とは

口から出ることばは短いシンプルな言葉のほうが子どもには伝わります。

特にADHDの子どもは不注意で衝動的です。

お母さんからの嫌な言葉は覚えていますが、いくらいいことを言ってもお母さんのだらだらした長い言葉はなんとなくしか聞いていません。

子どもの心に残ることばをたくさん掛けておくには口癖にして習慣にしておくことが効果的です。なぜなら、勝手に口から出てくるようになるからです。

どんなことばを口癖にするかというと「いいね!」「さすがだね!」です!

これは、うまくいったときも失敗したときも使うことができる言葉で、子どものすべてを受け入れることができます。

例えば、

子どもが折り紙で何かを作ったら「いいね!素敵ね」
きょうだいが仲良くしてくれたら「いいね!よかったね」
友達と遊んだと言ったら「いいね!楽しかったね」
縄跳びに挑戦しているときも「さすがだね!」

と子どもができたことや喜んでいる気持ちに共感することができます。

もし、失敗したりうまくできなかった場合でも、間違いを指摘するのではなく「ここまではいいね!」「ここだけオシイ」

「失敗しておいてよかったね」「今失敗しておいてよかったね!」「今失敗したのはいいね!」失敗は今で良かった、次は絶対大丈夫と伝えてあげましょう。

「忘れてもいいよ!」「また次はできるよ」と使うこともできます。

過去は変えられませんが未来は変えることができます。

さらに「いつも」を付け足すとさらに効果的です。

実は、子どもを叱るときや注意するときに「いつも」をつけていませんか?

「いつも失敗して」「いつも間違っている」と悪いときに使いがちですが、それを、いいときに使うように「いつもいいね」と言ってみるといいですね。

「あなたはそのままでいいよ」と子どもの存在を認める言葉も使ってみましょう。

いかがでしたか?

短いシンプルな言葉を毎日口癖にして伝え続けることで、子どもの耳に残り、子どもの心に溜まっていくので、お母さんの明るい言葉のシャワーをどんどんかけてあげてくださいね。

どんなときでも「いいね」「いつもいいね」「さすがだね」

当たり前のこともいいねと口癖にしてオールOKの子育てをしていきましょう。

執筆者:石井 花保里

▼子どもを認める子育てについて情報満載です!

タイトルとURLをコピーしました