ちょっと個性的なでこぼこキッズの子育ては、毎日うまくいかないことの連続です。この経験の積み重ねは、どうしてもママの自信を奪ってしまいますよね。でこぼこキッズのママこそ大切にしたい成功体験を、こんなカタチで手に入れませんか? |
どうせ、またうまくいかないんだろうな…
わが家の息子は、幼いころから言葉の発達が遅く、コミュニケーションがとりづらいタイプです。
話しかけても上の空、何考えているのかよく分かんない!元気いっぱいな幼児期の彼は、体だけ大きくなった赤ちゃんのようでした。
例えるなら、小さいかいじゅうとか、愛嬌たっぷりの宇宙人とか…。
いつまでもかわいい時期が続くと思えばラッキーなようで、やっぱりうまくいかない子育てに悩むことも多くありました。
どうせ、またイヤって言うんだろうな。
どうせ、保育園の話なんて聞けないだろうな。
どうせ、作ったって食べないでしょ。
息子のことが大好きという気持ちはだれにも負けないという思いの裏側で、母親としてしっかり息子を育てていく自信はありませんでした。
でこぼこキッズのママが子育ての自信を失う理由
ママの「母親」としての自信はどう生まれるのか
ママの自信は、一体どのようにして生まれるのか考えてみました。
どんな女性だって、子どもが生まれた瞬間に、いきなり母親としての力が発揮されるわけではないですよね。
試行錯誤しながら少しずつママとしての経験をためていくことによって、ゆっくりと「母親」になっていくように感じます。
泣いている赤ちゃんを抱っこすると泣き止んだ、がんばって作った料理をおいしそうに食べてくれた、喜ぶかな?と思って連れて行った公園で楽しく遊んでくれた…
このような経験の一つひとつが、母親として子どもを育てていく自信へつながっていくのではないかと思います。
自信を奪う「うまくいかない」経験
一方、このような経験は当たり前のようで、なかには当たり前ではないと感じるママもいるのではないでしょうか。
抱っこしても泣き止まないし、カットしただけのフルーツしか食べないし、着いたばかりの公園から「もう帰りたい」と言われるし…。
これ、全部私のことです。
周囲からは「子どもってそんなもんだよね~!」という声が聞こえるのですが、周りのママが思う次元を超えているように感じることもありました。
子どもを想ってとった自分の行動が、ことごとく「うまくいかない」という結果として返ってくるんです。
これらの残念な経験の積み重ねは、母親としての自信をどんどん奪ってしまうと感じます。
ママにも、ママにこそ、必要な成功体験
子どもに授けたい力「自己効力感」とは
ところで、あなたは自己効力感という言葉を知っていますか?
自己効力感とは、自分ならできる!と思える力のことをさします。
自己効力感が高いと、自分の行動に自信を持つことができるので、いろんなことに立ち向かって努力していくということができると言われます。
子どもに授けたい力として注目されることが増えてきた、この自己効力感。子育てのゴールの1つとして掲げられるほど、とっても大切な力です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね▼▼
この力を高めていく近道は成功体験を重ねることです。「できた!」の経験の積み重ねは「自分ならできる!」という根拠のある自信へとつながります。
子育ての「不成功体験」を変えていきたい
それでは、でこぼこキッズの子育てをしているママの自己効力感はどうでしょうか。
私がそうであったように、どうしても「不成功体験」の記憶がたまりやすいですよね。
「今日もうまくいかなかった…」という記憶によって、どんどん自己効力感を失っていくことになります。
ママが自己効力感を失ってしまうと、「自分なんてダメなんだ…」「子育てに向いていない…」と感じることが増えます。
私自身も、究極に自信を失ってしまったとき「息子は私なんかよりもっと違う人に育ててもらった方がよっぽど成長するんじゃないか…」と思ったことがあります。
「こんなことを考えてしまうなんて、本当にママ失格だ…」と負のループに陥りかけました。
だけれども、本当はこんな自分なんてイヤだ。自分の手で息子を成長させたいし、立派に社会へ送り出したい。そう思いました。
この記事を読んでくださっているあなたも、きっとそうではないですか?
だからこそ、私は、ママの子育ての「不成功体験」を何とかしないといけないと思うのです。
でこぼこキッズのママが子育ての成功体験を得る方法
できたことに目を向けてマルをつけよう
まず、自分が感じている「これくらいできないと…」というボーダーラインを見直してみませんか。
と言うのも、がんばり屋さんのでこぼこキッズのママは、子どもにとっての最適ラインよりちょっと高いところにボーダーラインが設定されていることが多いようです。
たとえば「テストで平均点取れること」「宿題をもれなくやっていくこと」は最適ラインではないかもしれません。
子どもの様子によっては「学校へ行けること」よりもっと下げてもいい場合もあると思います。
子どものコンディションが整わず学校へ行けなかった日を、ママにとっても「不成功体験」の1日にしてしまうか?
それとも、わが子が朝一人で起きてきたし、彼らが機嫌よくしている間にコーヒータイムがとれたし、今日1日イライラしなかった♪という「成功体験」の1日にするか?
大きな違いです。
ボーダーラインを見直して、できたことに目を向けてマルをつけることがおすすめです。
ママも褒められ、高め合える環境を手に入れる
でこぼこキッズのママは、子どもが周りとちょっと違う…ということから成功体験を感じにくいという話をしました。
ママの子どもに対するアクションが「うまくいかない」という結果で返ってくるからですよね。
ところが、一見うまくいかなかったように見えるけれども、この部分はマルだよね!というポイントは少なからずあるものです。
お母さんの小学校にいるママたちは、この子育ての小さな成功体験を見逃さず褒める達人なんです!
ママだって、褒められたらうれしいです。だって、でこぼこキッズのママこそ毎日がんばっていますでしょう?
うまくいかないことの連続だと感じていたのに、
「挑戦できたことがステキ!」
「声かけのバリエーションが参考になる!」
「イライラせずに対応できたことが素晴らしい!」
と、めちゃくちゃ褒めてくれる、ななほしのママたち。
一般的にはスルーされるようなことも、自分では気づかないようなことでさえも「いいね!」と声をかけてくれるんです。
褒められたらもっとがんばれる、というのは、「褒められた」という成功体験が自己効力感を育てているからに他ならないと思うのです。
この脳の働きは、大人も子どもも一緒。
脳科学に基づいた親子ともに成長できる子育てを、あなたも私たちと体験してみませんか?
うまくいく方法、あります。
まずは、ななほし広場主宰の石澤かずことお話ししませんか▼▼
「お母さんの小学校」はこちらです。ぜひのぞいていってくださいね▼▼
執筆者:大塚 ひかり
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