子どもが指示に従わない、何度言っても動かない、行動が遅い…と悩んでいませんか?行動が遅い理由は、脳にあるかもしれません。子どもがスッと行動できる声かけをママがマスターして、お悩みを解決しませんか。 |
何度話しかけても指示に従わない、行動が遅い子どもにイライラ…
子どもに話しかけて反応がないと、「…聞こえてる?」とさらに声をかけたくなりますよね。
お母さんがお子さんに行動してほしいときって、「いま」であることが多いですから、すぐに何か反応がないと「遅~い!!」とイライラしてしまいがちになりませんか?
イライラなどの「感情」は声に影響があらわれやすいので、そこからネガティブな親子のコミュニケーションがスタートしてしまうことは、本当に多いです。
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行動が遅い理由
脳の処理速度がゆっくり
特に発達障害・グレーゾーンの子どもは、行動や気持ちの切り替えがとっても苦手です。
・わざとやらないのではなくできない
・分からないことが多い
・よく分からないから動き出すまでの時間も遅い
お母さんが声かけをしてからお子さんが動き出すまでの時間には、お子さんの脳の情報処理速度があらわれているんですよ。
指示の内容が難しい
お子さんがお母さんの言葉を聞いてスッと行動に移せないとしたら、そもそも疑って欲しいのです。
『お母さんのその声かけ、お子さんは理解できていますか?』
「理解する脳」と「行動する脳」は別の場所にあります。
理解する脳が反応しないと、その奥に情報がすすんでいかず、処理されません。
例えば、「お片づけしなさーい」「お風呂入りなさーい」「お着替えしなさーい」「ごはんだよー」……
この声かけでお子さんがスッと行動できていないとすれば、その指示の出し方に問題があるかもしれません。
特に、よくおしゃべりができるお子さんに対しては、ついつい大人の理解度でざっくりと大きな指示を出してしまいがちですが、幼児の言語の脳はまだまだ未発達です。
喋っていることと理解できることの間に発達のギャップがあるのが、幼児の特徴でもあります。
ここに、発達障害・グレーゾーンのお子さん特有の「曖昧な表現の理解が苦手」という特性が重なります。
すると「片づけてね」のひと言だけでは、お母さんが何を要求しているのか?を理解することさえ難しいのです。
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子どもが「わかる」まで、指示を分解してみよう!
子どもの脳は、行動することで発達をします。行動やコミュニケーションによって脳へ届けられた刺激は、そのままお子さんの脳の栄養となるのです。
ですから、子どもがわかる言葉で声をかけて、行動を引き出すことが大切です。
具体的にどうすればいいのか?というと、指示(声かけ)を分解してみましょう。
とてもシンプルなんですが、実はこれ、意識していないととっても難しいです。だから!本人がわかるまで指示を分解します。
例として、「片づけてね」の指示を分解してみましょう。
「トランプはここに入れようね」
「積み木はこの箱に入れてね」
「絵本を集めてね」
「絵本を集めたら、本棚に入れてね」
こんな風に、お子さんが指示の内容をわかって、スッと行動できるところまでシンプルな指示に分解するのです。
指示の分解は、素直に動ける子どもに育てる『秘訣』でもあります。
子どもの中に素直に行動する力が育っていれば、お母さんだけでなく幼稚園や小学校の先生の言葉も理解して、すぐに行動に移すことができる子どもになります!
ぜひ、子どもに伝わる分解を取り入れて、ストレスのない子育てをかなえてくださいね。
執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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