男の子を育てていると、つい困りごとばかりに目が向きがちで親子とも疲れてしまいませんか?今日は、「ほめほめサポートレンズ」をご紹介!男の子の褒めポイントの見つけ方を知ると、つい口うるさく言ってしまうことがなくなりますよ。 |
子どものいいところを見つける方法を身につけたことで、困りごとが激減した我が家
先日公開した記事、兄弟の性格の違いに疲れたお母さんへ。「いいとこメガネ」を身につけて、男の子子育てを楽しみませんか。では、
『いいとこメガネ』をかけることで、お子さんのいいところを見つける方法をご紹介しました。
我が家では、私がこの『いいとこメガネ』で子どもをみる視点を身に付けることによって、長男も次男もかなり素直になってくれました。
今では、あんなに困っていた長男の宿題への抵抗も、次男の癇癪もかなりおさまってきています。
…ええ、かなりです。
日々、穏やかに過ごすことができるようになり、毎日楽しく子育てすることができています。
ですが…もちろん、そんな日が100%ではありません。
いまだに、「今日は疲れていた」「寒かった」「お腹が空いていた」「眠い」…
複数の要因が重なってスムーズにいかない。または癇癪につながる。
そういったことはもちろんあります。
今回は、そんなお子さんの「困った行動」について、理由と対処法をご紹介します。
いいとこメガネだけでは解決できない「困った行動」があります
実は…いいとこメガネでお子さんとのコミュニケーションを良くしていっても、それだけで安定した子育てになるのは難しいです。
その理由は3つあります。
でこぼこっ子は、体調や気候に敏感!
でこぼこっ子の場合、どうしてもお子さん自身の体調や気候に敏感になりやすいです。
実際、私が小学校で担任をしていたとき、「台風が近づくと子どもが荒れる」ということがありました。
気圧の変化に敏感な子は、どうしても反応してしまい、いつもと同じように過ごすことが難しくなるのです。
これは、自分の意思で反応しているわけではないので、子ども自身にも対処が難しいです。
体調に関しても同じことが言えます。
寝不足だったり、疲れが溜まっていたりすると、いつもと同じようにはなかなかいきません。
お母さん自身にも気になることがある!
先ほどお子さんのことを書きましたが、これはお母さん自身にも当てはまります。
どうしても今体調が悪い…そんなとき、子どもの行動が目についてつい反応してしまう。そういったことはありませんか?(私自身もありました!)
お母さん自身が、専業主婦という名のマルチタスクをこなしている方がほとんどだと思います。
まして、お仕事をなさっていたら、もっとたくさんのタスクが山積み。
そんなときに、お子さんがぐずっていたら。または、やるべきことが終わっていなかったら。
わかってはいても、ついそのことが気になってしまう、反応してしまう。
実は、お母さん自身の心の安定も大事な要素なのです。
「日本はしつけの文化です」というプレッシャー
お子さんの困りごとでよく聞くのが「これは甘えているだけだから、しっかりしつけないとダメだと思います」と言うお話。
私自身、ずっとそう思って子育てしてきました。
いつまでもなくならない、この困った行動はビシッとしつけていかないといけないものだ。
でないとこの子が困る、と。
ですが、「叱る」「厳しく教える」ことをしなくても、困りごとは減らせることを学びました。
やり方を知ることで、ご自身にプレッシャーをかけなくても、お子さんに厳しく言わなくても、楽しく子育てライフを送ることができるのです。
それには、いいとこメガネをレベルアップさせるアイテムを装着することが必要です。
それを、これから詳しくご紹介していきますね。
『ほめほめサポートレンズ』装着で、男の子の褒めポイントを見つけよう!
いいとこメガネをレベルアップさせるアイテム、その名も、『ほめほめサポートレンズ』の正体とは!?
それは、お子さんの行動をよく観察し、細かく分類することです。
例えば、小学生のお子さんが宿題をやらずに、本を読んでいるとしましょう。
お子さんはどんなふうに本を読んでいますか。
ランドセルが開いていますか。
教科書が出ていますか。
筆箱は?したじきは?
宿題は出していますか。
お子さんはどこまでやりかけの状態で、本を読んでいるのでしょうか。
細かく観察した中で、「本人が宿題をやろうと思っていた」と感じられるポイントがどこかを考えます。
そして、やりかけていた部分を見つけて、認める声かけをします。
宿題と筆箱を机の上に出すところまでは終わっている。
その場合は、「宿題出したんだね」「筆箱も用意できたね」と褒めます。
この場合の「褒める」は、事実を伝えるだけでも大丈夫です。
そして、本を読んでいること、他のものが出ていないこと、ランドセルが放りっぱなしなどの部分は見なかったことにします。
なぜなら、これらは「できればやってほしいこと」で、「いますぐやってほしいこと」ではないから。
大事なのは、「今どうして欲しいのか」に焦点を当てること。
そのことに関係のないことは、本人や周囲が危険でない限りはスルーします。
もちろん、言葉には出しません。
空気にも出しません。
なぜなら、今そこは重要ではないからです。
サポートレンズの正体とは、いま注目すべきポイントに焦点を絞り、それ以外のことはスルーするという、お母さんの子どもを見る目を養っていくことです。
まずは、宿題をやろうとしている気持ちを汲み、そこをサポートすると決めたら、そのために「できているところ」を認めていきます。
このやり方は、幼稚園児のお子さんにも有効です。
お片づけの途中で遊んでいるようでしたら、お片づけのやりかけた場所を探しましょう。
やりかけた痕跡を見つけたらしめたもの!
「あら!ぬいぐるみを座らせてくれたのね!」
と言うだけで、お子さんのアンテナにピピッと引っかかるはずです。
その場合、散らかっているレゴやプラレールには触れません。
どのポイントに着目するかで、お子さんの行動が見違えるように変わることが実感できますよ。
そんなサポートレンズですが、実は有効になるのに条件があります。
それは、お母さんの軸=心が整っていること。
お子さんの行動を観察し、必要なポイントを見つけてサポートすることができると、ワクワクした子育てライフを楽しむことができますよ!
執筆者:志村 美帆
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