何回言っても動かない子どもにイライラ。最後には大きな声で叱ってしまう…。そんなママに試してほしい。何回言っても動かない子どもがスッと動き出す!魔法の褒めサンドイッチを上手に使いこなすコツと共にご紹介します! |
何回言っても動かない子どもにイライラしていませんか?
みなさんはこんなお悩みありませんか?
子どもに動いてほしいとき、何回言っても聞いていない。返事はするけど動かない。
早く!急いで!〇〇しなさーい!の指示祭り。イライラして最後には大きな声で叱ってしまう。
では、なぜ何回言っても動けないのか。
実は、早く!と言えばいうほど、脳の動きは止まってしまいます。そのしくみを知った上で、声かけを工夫していく方が得策なのです!
脳は、はじめに入ってきた情報に敏感なので、ママのイライラの口調や表情が一番に入ってくると、 脳はそれ以降の情報を受け取ることを拒否します。完全にシャットアウトしているのです!
わが家でも、なかなか動かない息子にイライラしていました
わが家でもこんな出来事がありました。
いつもなら、「お着替えしようねー。」で着替えに切り替えられる息子ですが、 その日は返事はするものの、ゴロゴロして動かない…。
ここで、もう一度、「お返事ありがとう!」とできていることを伝えてから…。「さぁて、お着替えしよっか!」と渾身の笑顔でお届けしました!
すると、息子「はーい!」と手応えあり!
ですが…いつまでたっても動かない…。
ここで、以前の私だったら「おーい!!何回言ったら分かるのーー!」と言っていたと思います。
ですが、これを言ったが最後、お互いにイライラして終わり…なことは目に見えています。
そこで、私が使った対処法をご紹介していきます。
子どもがスッと動き出す!魔法の褒めサンドイッチ!
なかなか行動できない息子に使った対処法。それは褒めのサンドイッチです!
してほしい行動への指示を褒めで挟むことで子どもが気持ちよく動き出せる方法です。
この褒めのサンドイッチを上手に使いこなすためにはポイントが2つあります!
褒めサンドイッチを使うときは…。
先ほどお伝えしたように、脳は、はじめに入ってきた情報に敏感です。
ママのイライラの口調や表情が一番に入ってくると、 脳はそれ以降の情報を受け取ることを拒否します。
ですから、はじめが肝心なのです!
脳がそれいいねー!とジャッジする情報を入れていきます。
具体的には、
・笑顔
・穏やかな声
・褒め
です。
お子さんにしてほしいことを伝える前に少し表情を整え、声のトーンを高めに、ゆったりと呼びかけ、「もう〇〇できたんだねー」と一言褒めを入れてみる。
これだけで、お子さんの聞く態勢がぐっと整いやすくなります。
そして、聞く態勢になったところで、してほしい行動を短く、具体的に伝えます!
行動できたら、最後に、「〇〇できたね」と褒めることでサンドイッチの完成です!
褒めサンドイッチを上手に使いこなすコツ
もう一つ、褒めのサンドイッチを上手に使いこなすポイントをお伝えします!
キーワードは「それならできる!」です!
お子さんが「それならできる!」とスッと動ける行動を選ぶのがポイントになります。
わが家の場合も、息子がどうしたら動けるかを考えました。
「着替えてねー。」の声かけから、Tシャツを2つ出して「黄色と白のTシャツどっちにする?」と 着替えにつながる行動を引き出す声かけに変えたところ…。
「黄色にするー!」と言ってTシャツを取りにきて、そこからやっとエンジンがかかって着替えが完了できました。
褒めで挟む行動にボリュームがありすぎると、お子さんの状態によっては、いくら褒めで挟んで伝えても行動が起きない!となりがちです。
なぜなら、一言に、「着替え」と言っても、服を取りに行って、服を選んで、パジャマを脱いで、ズボンをはいて・・・。とたくさんの工程があるから。
そもそも、子どもの中には、「着替え」という概念はなくて、上に挙げた工程を一つずつ自分でできるようになって、それがつながっていくことで着替えの概念ができあがっていきます。
なので、「お着替えしてねー。」では、ボリュームが大きすぎることも。もっとボリュームを小さくしてハードルをぐっと下げてあげることが大切なのです!
いかかでしたか?
今回は魔法の褒めサンドイッチをご紹介しました。
ぜひ、この魔法を上手に使いこなして、イライラを手放し、なかなか動けないお子さんがスッと動けるようにサポートしてあげてくださいね!
執筆者:はしうえゆか
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