実録・子どもの発達がグーンと加速する!ご褒美の効果的な使い方、ポイントは3つの○○

子育てでご褒美を使うことに戸惑ったことはありませんか?「ご褒美はNG?」「正しいご褒美の使い方が分からない!」そんな悩みを解決するために、発達でこぼこの子育てにご褒美が効果的な理由と、子どもの発達を加速させるご褒美の使い方をお伝えします。

子育てにご褒美を使うのはOK?それともNG?

子育てとご褒美に関する情報は、世の中にたくさん溢れていますよね。

インターネットで検索すると、ご褒美を使うことについては賛成・反対どちらの意見も見られます。

・この情報、自分の子育てに合っている?
・どんな風にご褒美を使ったら子どもの成長に繋がるの?

以前の私にはそのような疑問がありましたが、学んで実践していく中でご褒美は子どもの発達を加速させるツールだと気がつきました。

発達でこぼこキッズの子育てにこそ、ご褒美が効果的だと感じた理由をお伝えします。

ご褒美は発達でこぼこ子育ての頼れるツール!その理由とは?

ご褒美は行動を引き出す起爆剤

子どもが発達するとは、行動することによって新しい脳の回路がつくられ「できない」が「できる」に変わっていくことです。

ですから子どもの発達を促すためには、私たち大人がいかに子どもの行動を引き出せるかが鍵になります。

しかし、発達でこぼこの子どもたちは、日常生活の中でスムーズに行動できないことってありませんか?

これには発達の特性が絡んでいることがあります。

自閉症スペクトラム(ASD)タイプの場合、こだわりやネガティブな記憶が原因で行動を起こしにくい場合があります。

注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプは自分のメリットに繋がらないことには意識が向きにくいという傾向があり、これも大人が狙った行動を引き出しにくい理由の一つです。

いくら「やりなさい!」と声をかけても子どもが動かず、お母さんは困った経験があるのではないでしょうか。

指示出しが多くなれば子どもの反発を招くことになり、ネガティブなコミュニケーションに繋がりかねません。

ですから子どもを動かそうと指示を出すよりも、まずは「やってみよう」と思わせることが大切なファーストステップ!

ご褒美は発達でこぼこの子どもたちに「行動してみよう」という意識を芽生えさせ、「行動のきっかけ」をつくるのに役立つのです。

発達でこぼこの特性をメリットとして活かせる「ご褒美作戦」

ASDやADHDの特性は、時と場合によってはデメリットとして見られやすいこともあります。

しかし、特性をメリットとして活かして脳を発達させられるのがご褒美作戦です。

・ASDの、興味関心への深いこだわりや世界観

・ADHDの、「これやりたい!」の衝動性と没頭力

これらをご褒美に結び付けて狙った行動を引き出し、繰り返し行動させることで脳の回路を太くしていく。

そうやって子どもの発達を加速させることができるのです。

実際に息子はご褒美作戦で片付けのスキルを手に入れました。

ご褒美を使って「興味関心」と苦手な「片付け」を結びつけて行動を引き出していった結果、少しずつ「できない」が「できる!」に変わっていきました。

今ではご褒美がなくても自分から進んで取り組み、散らかった部屋でもサクッと片付けを終わらせることができています。

詳しくはこちらの記事へ▼

ですから、「ご褒美=発達サポートの道具」として子育てに活用し、子どものうちに自己管理の力を伸ばしてあげることは十分可能です。

だったら、ご褒美を子育てに取り入れてみる価値はあると思いませんか?

ただし!

ご褒美を子どもの発達に繋げるためには絶対に欠かせないことがあります。

それは、子どもの行動を褒めることです。

ご褒美で行動を引き出した後は、行動できたことを記憶に残すことが大切です。その作業が「褒め」なのです。

できた行動を褒めて記憶に残すことで、また次の行動を引き出すことができます。

それを繰り返すことで、子どもが行動できるための脳の回路が少しずつできていきます。

ですから、お母さんの褒めは子どもの脳を発達させるスペシャルな栄養素なのです^^

「そうは言っても、褒めるってどんな風に?」
「どんなときに褒めればいいの?」
「子どもにちゃんと伝わる褒め方を知りたい!」

そんな疑問を解決するために、私が実際に使って効果があったご褒美で子どもの発達をグーンと加速させるための「3つの褒めポイント」をお伝えします。

子どもの発達がグーンと加速!ご褒美の効果を引き出す「3つの褒めポイント」

子どもに「できた!」の記憶をつくる

行動のあとはすぐに褒めるのが理想です。

子どもは時間が経つと忘れてしまい、自分のどのような行動が肯定されたのか記憶に残りにくくなります。

行動と褒めの因果関係を分りやすくするため、できるだけ時間を置かずに褒めましょう。

また、できた結果だけでなく「がんばってるね!」「もうやっているんだね!」のように行動の過程を褒めると、行動を肯定された記憶を増やすことができます。

「上手になったね」など、過去の自分より成長していることに気づかせる声かけもおススメです。

人の役に立っている実感をもたせる

人に感謝されると大人も嬉しい気持ちになりますよね。それは子どもも同じで、人の役に立つ喜びがそのままご褒美として記憶に残ります。

また、人に感謝されることで自分の行動には効果があると実感できれば自信に繋がり、さらに行動力が高まります

「ありがとう。」
「○○してくれて助かる!」
そんな風に子どもに感謝の気持ちを積極的に伝えてみましょう。

言葉以外の褒めをプラスする

発達でこぼこの子どもたちは、お母さんが発した言葉の内容よりも表情など非言語の情報を先に受け取ります。

褒めるときには、お母さんの笑顔をプラスしてくださいね!

グッジョブサインなど、ジェスチャーを入れて褒めることも効果的です。

この3つのポイントを押さえて褒めを伝え続ければ、ご褒美が子どもに悪い影響を与えることはないと思っています。それを息子が証明してくれました。

「できた!」の記憶が自信に繋がり、どんどん行動できることが増えていく息子の姿を見ると、ご褒美は決して悪いものではなく子どもの発達をサポートするために有効な手段だと感じています。

必ず褒めを伝えることで、褒めがご褒美となり次の行動を引き出すプラスのループができていきました。

私たち親子の記録を、笑顔の子育てのヒントにしていただけたら幸いです!

執筆者:さくらい京子

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