子どもが言うことを聞かないのは一体なぜ?②~スキルの問題!? “聞けない”編~

返事をしたのに、やっぱりやってない…!言うことを聞かないように見える子どもたち。その理由は、まだ彼らが習得していない行動だからかもしれません。ポイントは指示の○○♪子どもたちに伝わる、わかりやすい声かけ方法をマスターしてくださいね。

さっき「ハーイ」って言ったのに…

お片付けしてね~!と声をかけて、「ハーイ」って返事が返ってきたのも束の間。

数分後には結局散らかったままのおもちゃの中で遊んでいるような子どもたち。

今返事したのに…なんで!?と頭を抱えているお母さんはいませんか?

思ったように指示が通らないと、お母さんもイライラしてしまいますよね。

「言うことを聞かない」には3パターンある

あなたは、子どもが「言うことを聞かない」と感じるときの彼らの様子をしっかり観察したことはありますか?

私は、息子を観察していて、「言うことを聞かない」には3パターンあるなと感じています。

①大人の声かけが子どもの脳まで届いていない、つまり「聞こえていない」パターン。

②その指示内容の行動を習得していないから、スキルの問題として「聞けない(やり方がわからない)」パターン。

③何か理由があって、意思をもって聞くことを拒否している「聞かない(指示されたことをやりたくない)」パターン。

あなたのお子さんの様子は、どのパターンに当てはまりますか?

前章の例も、状況によって全部のパターンが想像できます。ぜひ、どのパターンに当てはまるかお子さんの様子を観察してみてくださいね!

その中でも、今回はパターン②“聞けない”編としてお話していきます。

シリーズで解説しています。①③もあわせてご覧ください▼▼

子どもには習得していない行動がたくさんある

何をどうすればいいかわからない

行動の4分類という考え方をご存知でしょうか?

  • 好ましい行動(これからもどんどん定着させたい行動)
  • 好ましくない行動(望ましくないのでなくしていきたい行動)
  • まだできない行動(成長途中でまだ習得できていない行動)
  • 許しがたい行動(人としてやってはいけない行動)

「聞けない(やり方がわからない)」場合の「言うことを聞かない」は、このうちの「まだできない行動」にあたります。

たとえば、パソコン初心者の人に「さぁ、このウェブサイトで記事を書いてね!」と言ったって、何をどうすればいいかわからなくて戸惑いますよね。

ウェブサイトで記事を書くことができるのは、ある程度その道を知っていてやり方を習得しているからです。

同じように、生まれてまだ10年も経っていない子どもたちは、まだ「人として生きていくこと」という道に精通していない状態。

幼児期であればなおさらです。

大人が当たり前だと思っている常識のようなものを、まだまだ習得している最中であることが普通でしょう。

「なんだかどうすればいいかわからないな~」と思っている間に、散らかっているおもちゃや絵本、TVに気をとられて、お母さんの指示のことはすっかり頭から抜け落ちる…ということが起こっても不思議ではありません。

ワーキングメモリーに隠れた「言うことを聞かない」理由を書いています▼▼

さらなる“追い指示”が子どもにダメージを与える!?

わが家では、息子に「明日の学校の用意をしてね」というとてもわかりにくい指示の出し方をしていました。

結局、作業のモレが多くできていないことがたくさん…。

「お手紙見せてもらってないよ」
「水筒が玄関に残っているままじゃない?」
「明日は体育があるって書いてあるけど大丈夫?」

と、息子を責めるような追い指示を浴びせるという失態を重ねてきました。

しかもその指示がさらにわかりにくい…これではスムーズにできるようになるはずがありません。

子どもにとっては、「君はできてない」×10!くらいのダメージを与えてしまうこともありますので注意が必要です。

ぜひ、子どもの行動を引き出せる上手な指示の出し方をマスターしましょう!

大きな1ステップでなく、小さな3ステップを

ポイントは指示の分解!

お母さんの指示がうまく理解できていないかも?と想像できる場合のおすすめの対処法は、指示内容を子どもが理解できるまで細かく分解することです。

たとえば「片付けてね」という声かけがうまく伝わらない場合は、「本は本棚に入れてね」「ぬいぐるみはかごに入れてね」「お菓子の袋はゴミ箱に入れてね」という風に。

このとき、特に聞く力に不安があるお子さんの場合は、「Aは、Bです」と言った、できるだけシンプルな指示を心がけましょう。

さらに、「本を本棚に入れてね」がうまく伝わらない場合は、「ももたろうを本棚に入れてね」や「立てて入れるんだよ」と、もう一段階細かく分解する…ということを繰り返します。

そこまでやる!?と思うかもしれませんが、そこまでやります。(笑)

ぜひ、子どもにあった段階を見極めて声をかけてみてくださいね。

動けないのは楽しくないから?こちらの記事も参考にしてくださいね!▼▼

指示を分解するメリットは?

指示を分解することのメリットは、子どもにとってわかりやすくなることだけではありません。

基本である「褒める」という回数を増やすことができるんです。

本が本棚に入れられたら褒める、ぬいぐるみがカゴに入れられたら褒める、ごみが捨てられたら褒める…こうすることで3回も褒められるんです!

100%片付いてから褒めようとすると、1回しか褒められないですよね。

しかも、全部できない場合は褒めることができず、成功体験につなげてあげることができないんです。

一方で、タイミングよくこまめに褒めてあげることは、自信がついて好ましい行動が長続きすることにつながりますのでとてもおすすめです。

大きな1ステップではなく、小さな3ステップ。コツコツ積み重ねていきましょう。

執筆者:大塚 ひかり

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