発達障害児の子育てでがんばりすぎて疲れていませんか?もしかしてうつ?受診したほう良いと思うけれど怖くて行きにくい…。発達障害児の子育てに悩みうつになった私の体験をもとに、早めの受診をおすすめする理由とどうすれば受診のハードルが下がるのかををご紹介します! |
すぐに受診できなかった私
発達障害児の子育てに疲れているママへ
私は発達障害児の子育てで悩みがんばりすぎてつぶれてしまいました。
もっと早く受診をしていたら…
SOSを誰かにだしていたら…
今とは違った未来を歩いているのかもしれないと思うことがあります。
私には発達障害の子どもが2人います。2人とも特性が強かったため3歳になる前には診断がついていました。そのため生まれたときから、人一倍手がかかり母親として気が休まることはありませんでした。
とりわけADHDの長男の衝動性と癇癪は激しく私の人格がかわるほど追い詰められた時期があったため、自分と長男お互いを守るために児童相談所に助けを求めたこともあります。
何年間も綱渡り状態で発達障害の子どもを育ててきていた私は、精神的にも体力的にも疲れ切っていました。
そんな状態にも関わらず、それでも私はまだがんばれる、子どものために、家族のために私がやらなくちゃいけないと思っていました。
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どうしてすぐに受診ができなかったのか、それにはこんな理由がありました。
精神疾患の自覚がない
発達障害の兄弟をお世話し家事、仕事をしていた私にとって、自分をかえりみる余裕はありませんでした。
あっという間に毎日が過ぎていき、夜は電池が切れたように気づいたら寝てしまっているそんな状況でした。自分の心と体に異変がでていてもほったらかし状態。自分の状態に気づけていませんでした。
診断名をつけられることが怖い
本能的に今の私はおかしいとうっすらと頭では理解していました。けれども心は今の状況を理解したくないと思っていました。
今の家庭状況をどうするの?
子どもの世話を誰がするの?
子どもたちと離れたくない。
目の前の現実を直視する勇気がありませんでした。
初診後に通院しなかった
心配していた母が私を説得しメンタルクリニックに連れて行ってくれました。私はメンタルクリニックへの不信感と不安と怖さでまともな状態ではなく、二度目はありませんでした。
自分で決断するエネルギーがない
通院を続けずそのまま状態は悪くなるばかり。けれども自分でどうしていいのかわからない、すでに電池ぎれすれすれで綱渡りの毎日。それでも自分より子どものことで悩んでいました。
そんなときに、お母さんの小学校創始者石澤かずこさんの個別相談を受け、石澤さんから「もう一度病院へ行くように」とお話されて私の心が決まりました。
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精神疾患は自覚しにくく偏見があるため受診しにくい
どうして精神科を受診するのに時間がかかってしまうのか。それは初めての受診は家族がつれてくるケースが多いからです。
精神疾患は自覚しにくい疾患の一つです。
家族・身近な人が気づくケースが多い
周りから見るとあきらかに体調が悪いのに、本人が気づかないことが少なくありません。
その原因として、自分はそんなに弱くない。これは病気じゃなくて甘えだから、もっと頑張らなければいけない。などの思い込みで自覚できないことがあります。
偏見がある
精神疾患の人は暗くて何を考えているのか、するのかわからないなど差別的な見方をされることもあります。
本人は周りの目を気にして、精神科に通っていることを見られたリ、知られたりすることを極端に怖がっています。
私自身も子どもの保育園のママ友に知られたらどうしよう、近所の人が不信に思ったらなんて説明しようなどいろいろ考えて受診を遠ざけていました。
正しい精神疾患の知識がない
どうしても偏見やイメージが一人歩きしてしまい精神疾患とは何なのか、どうしてなってしまうのかを正しく知っている人は少ないです。
早めに発見して治療すれば回復もしますし、うつになったからといって問題行動を起こす人ばかりではありません。
ぜひこの機会に精神疾患とは何か?を知っていただけると嬉しいです♪
コロナ禍で受診する人が急増!すぐに受診できないケースも
2020年以降コロナ禍で元気な人でもメンタルの不調に悩む人が増えてきました。
異変を感じたらすぐに受診をしてください!とお伝えしていますが、すぐに受診しようとして予約しても受診が一ヶ月以上も先ということも多くあります。
「受診したほうがいいかもしれない」と思ったらすぐに予約をとることをおススメします。
本人が動けるうちに受診したほうが良い
うつの状態にもよりますが、軽症のうちに受診しましょう。
なぜなら、私のように入院するほど重症になってしまうと本人の思考力、判断力、体力、意欲などすべてのエネルギーが低下して自力で動けなくなるからです。
動けなくなると病院へ行くのも自力でできず誰かの手が必要になりますし、自分の状態を医師に自分で説明ができません。
そして、ママは子どものお世話もできなくなりいっぺんに多くの問題が噴出するからです。
受診予約が取りづらい場合、オンライン診療という方法もあります▼▼
ありのままの気持ちを吐き出して、家族を頼ろう!
自分の病気のことで行くのですから、何を言われるのか怖くてたまらない気持ちになりますし、その場から逃げ出したくなる気持ちになります。
私が受診をしたときは、自力でまともに動ける状態ではなかったので主人につきそってもらいました。
私が実際にどのようにして受診に至ったのかをぜひ参考にしてくださいね。
不安な気持ちを家族に吐き出してしっかり聴いてもらう
二度目の受診をするまでに私は情緒不安定で、とつぜん不安に襲われたり泣き出したりしていました。
その様子を見て家族はとまどっていました。私は受診した後がどうなるのかが想像できてしまって動けずにいました。
けれども私の心は、不安と怖さであふれてしまっていたので、この苦しさからとにかく母に自分の気持ちをそのまま話していました。
母もとまどいつつも何も言わず、私の気持ちが収まるまで話を聴き続けてくれました。
話をするうちに家族も私を心配していると伝えてくれ、怖いけれど受診しようと思えるようになり家族に連れられて受診に行きました。
そばにいる家族に負担をかけたと思いますが、あのときによりそって話を聴き続けてくれたことがとても大きかったです。
病院さがし予約、受診などしんどいなら家族に頼る
うつが軽度であってもエネルギーが低下しているときに、何かの行動を自力ですることはとても難しいです。
自分で何もかもしようとしなくていいんです。もっと周りを頼って助けてもらいましょう。
受診も自分の状態を説明できないなら、つきそいで家族にかわりに説明してもらうのもありです。
一人で抱え込まないで家族や周りの人を頼る、助けを求める、他の人の力を借りましょう。
誰かに「手伝ってほしい」「助けてほしい」など頼る助けてもらうことは、恥ずかしいことではありません。
一人で無理してがんばり続ける必要はどこにもありません。むしろ、周りはあなたに頼ってほしい助けたいと思って待っています。
次の記事で、私が受診して感じた大きなメリット!をお伝えしていきます。▼
執筆者:いのうえまゆみ
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