お母さんは、「子どもがいるからやらない」と挑戦しない選択をしがちです。けれども実は、お母さんが自立したほうが、家族みんなが成長をしていきます。私が証明です。本当はやりたいことがあるのに蓋をしているあなたも、一歩を踏み出しませんか? |
「ママだから」とやりたいことに「挑戦しない選択」をしているあなたへ
寝ない、飲まない、泣き止まないなど、「育てにくい」と感じる子どもを育てているママは、孤独感や劣等感を抱えていませんか?
私の子育てもそうでした。
前編では、私の子育てのどん底時代の記録をお話ししました。
お読みでない方はこちらから▼
「トイレすら行けない」疲労と孤独とともにスタートした育てにくい子のワンオペ子育て
後編の本記事では、「私の仕事は子育てなんだ」と自分に言い聞かせながらも、社会から取り残されている焦りや劣等感をもっていた私が、ある挑戦をしたことで人生の歯車が大きく動き出したストーリーをお話しします。
私の経験が、「本当は私も何かをしたいけれど、子育てをしているママだから」と、挑戦しない選択をしているあなたへが踏み出すきっかけとなったら嬉しいです。
「私の仕事は子育て」と言い聞かせつつ、くすぶっていた私
0歳児の子育てをしていると、年末近くになると育休ママたちの間では保育園の話で持ちきりになっていました。
元々、ママ友付き合いが好きじゃなくて、グループに入ることは一度もなくここまできていますが、児童館などで遊んでいると「〇〇ちゃんはどこの保育園が決まったらしい」など、毎日のように耳に入ってきました。
社会とつながりがあるっていいな。
戻れるところがあるっていいな。
私は、子どもを産むときに仕事を退職していたので、自分で職を探さなければ永遠に主婦でした。
子育てが大変過ぎて、一日中長女につきっきりじゃないと過ごせないような毎日だったので、まさか自分が仕事をするなんて想像もできませんでした。
次女が生まれ、もっともっと子育てで手一杯になり、いつしか、
子どもが大きくなるまではそばにいてあげるのが私の仕事。
今だって十分幸せ。
子どもたちのために過ごすのが私の幸せ。
と自分に言い聞かせるようになりました。
だけど、心の奥では納得できていなかったんですね。
私は元々好奇心が強くて、いろいろやってみたいタイプ。
幸せなはずなのに、子どもがいるだけで十分だと思わなくちゃいけないのに、なんだかモヤモヤする毎日…とくすぶっていました。
生き生きと過ごすために行動した私
そんな私を救ってくれたのが、ブログとの出会いでした。
ふとしたきっかけで、自分もブログを始めてみよう、と思い立ちました。
お金にも仕事にもならないけど、これなら、家にいながら世の中と繋がれるような気がして、毎朝3時に起きて、毎日ブログを書く生活を始めました。
これが当時書いていたブログです▼
『トットちゃんとカモメとパン』
子どもとの遊びの工夫なども、ただ子どものためにするのではなく、ブログで紹介するぞ〜と意気込むことで、私自身も心から楽しむことができるようになりました。
子どものためだけに頑張れない自分って母親としてどうなんだろう?と思ったこともありましたが、
お母さんが100%子どものためだけに生きなきゃいけないなんて、そっちの方がおかしいと私は思います。
お母さんが生き生きとして楽しく過ごすことが子育てがうまくいくためには実は一番大事です。
このブログのスタートをきっかけに、止まりかけていた私の人生の歯車が大きく動き始めました。
育休ママを羨ましく思っても何も行動しなかった自分とは決別です^^
この頃、次女の癇癪がピークを迎えますが、なんとか毎日乗り越えられたのは、この「ブログを始める」という私の小さな挑戦があったから。
このブログがなかったら、
おうちで起業できる今のライフスタイルを手に入れることも、
たくさんの大切な仲間に出会うこともなく、
私は別の人生を歩んでいたでしょう。
一つの行動がその人の人生を大きく変えることって本当にあるんですよ^^
子どもを理由に「挑戦しない選択」をしていませんか?
お母さんは、子どもとの時間が犠牲にならない範囲で、自分のやりたいことをやろうとする人が多いです。
かつての私もそうでした。
社会と繋がりたいと思っていても、子どもを保育園に預けてまで自分の時間を作るのは間違っていると思っていました。
自分しか、我が子の成長をサポートする人はいないから。
自分がいないとダメだから。
そんな風に思っていました。だけど、それって本当でしょうか?
私は起業してから、一人で泊まりで仕事に出掛けたこともあります。
初めてのときは、子どもと離れる初の体験で、行くと決めてからも
「なんで私は、子どもたちに寂しい思いをさせてまで仕事しようとしているんだろう?」
と何度も葛藤していました。
家族の幸せのために始めたはずのこのシゴトなのに、私がやっていることは子どもたちを犠牲にしているのではないか?
そんな風に思っていました。
お母さんが何か新しいチャレンジを始めるときには、必ずこの感情が邪魔をすると思います。
新しいことにチャレンジするのに「楽」なことってあり得ません。
時間だって、自分のエネルギーだってたくさんかけてチャレンジするから成長できるわけです。
そして多くの人が、新しいことをやってみたいな、と思っても
「こんなに心が痛いなら、やっぱりこの選択は間違っている。」
と自分の心の声を聞き間違えて、「やらない」選択をします。
そして、安心した我が子の顔を見て、「やっぱり私がそばにいないとこの子はダメなんだ」と自分の「やらない」選択を正当化するのです。
だけど、私自身ははっきり確信しています。
お母さんが自立したほうが子どもももっと成長できるということを。
お母さんである私が挑戦して、家族みんなが成長してきた我が家
何度も私が不在にする間に子どもたちが見違えるほど自立していく姿を、何度も何度も目にしてきました。
ママ大好きで、ママがいないとトイレも行けない次女は、「行ってらっしゃい」のときはやっぱり今でもシクシク泣きます。
そりゃそうですよね。ママに会えないなら寂しいのは当然です。
ですが、帰ってくると、毎日日記を書いて「こんなに平仮名練習したよ〜」と自慢げに見せてくれたり、
絵の得意な長女は、すごく難しいイラスト描きに挑戦して、「ママが行ってる間に完成させようと思ったのにできなかった〜><」と、挑戦と悔し涙を見せてくれたり。
パパの家事を率先してお手伝いして家族みんながひとまわり自立して、私の帰りを迎えてくれるのです。
お母さんが挑戦すると家族みんなが成長する。私はこの経験を何度も何度も積み重ねてきました。
大変で大変で、私がそばにいないと四六時中泣いていた子どもたちの姿はもうありません。
もしもあのまま、私が自分のやりたいことを押し殺して、「子どものためだけ」に生きる選択をしていたら、もうとっくに親子で煮詰まっておかしなことになっていたに違いありません。
親の役目とは。子どもを信じ、背中を魅せること
お母さんは子どもを最優先すべき。
この言葉の意味を捉え違ってはいけないと私は思います。
なんでも過保護に過干渉に、お世話をしてしまっては子どもたちが持っている自立する力の芽を摘んでしまいます。
子どもの力を信じること。
これが私たち親が一番しなくてはいけない親の役目なのだと思います。
まずは親が顔晴っている背中、チャレンジする背中、諦めない背中を魅せていれば、その背中を言葉が無くても追ってきてくれます。
子どもは親が思っているほど子どもじゃない!!^^
子どもを理由に自分の挑戦から逃げていないですか?
あなたが自由を求めていけないなんて、誰も言っていないんです。やりたいことに蓋をしないでくださいね。
そして、子どもたちの力を圧倒的に信じながら、背中見せる挑戦をして欲しいと思います^^
まず今、目の前にある子どもの困りごとを早く解決するところから始めたい!
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執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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