子育てママの発達障害、カミングアウトできる?話せる仲間と自分自身を見つめ直すきっかけがここにあります!

人にカミングアウトしづらい、発達障害の悩み。子どもの悩みも相談しづらいけれど、それ以上にママ自身のADHDやASD傾向の事はカミングアウトしづらいもの…。けれど子どもの未来のためにも、自分の特性と向き合い、強みに変えていくきっかけをつくっていってほしいのです。

ママ自身も「発達障害かも…」ってカミングアウトしづらいもの

どうしても改善できない苦手なことの悩みって、発達障害の特性のある子どもだけでなく、大人にも誰にでも、一つや二つあるものですよね。

そして、子どもの発達が気になったことをきっかけに、「私も発達障害グレーゾーンかも」「発達の話を聞くと、子どもより自分が当てはまるかも!?」と密かに悩んでいる人はすごく多いと思います。

けれど、人前ではあまり言わない、もしくは冗談めかしてしか話せないのではないでしょうか。

私の個別相談でいろんなママとお話ししていると「実は私自身も結構グレーでして。笑」とお話しされる方が多いのですが、
(私の感覚だと、ほぼ全員なのではないかと思うくらい高い確率です)

そこで「初めて打ち明けました」というママがなんと多いことか!

ママたちがカミングアウトしづらいのは、発達障害やグレーゾーンの特性があることが「マイナスなこと」というイメージが固着化しているから、言いづらいんだと思います。

 

私もADHDとASDの混合グレーゾーンです

私自身も、注意欠陥多動性障害(ADHD)と、強めの自閉症スペクトラム(ASD)混合グレーだと自分のことを理解しています。

ある意味で、衝動性が高くないと、起業の世界で生き残ることは難しいですし、こだわりがないと、こんなに毎日メルマガなんてかけませんからね(笑)

不注意で、お財布を忘れてどこかに出かけるなんて日常茶飯事ですし、公衆トイレに腕時計を忘れて慌てて引き返したりと、毎日てんやわんやです(苦笑)

空気を読むのは苦手なので、学生の頃は、友達との会話ではあえて話さない選択をしていた時期も長いです。

私が話すと空気が固まることがよくあったので、「もう話さずにニコニコうなずいていよ〜」と過ごしたのが中学から高校生の私でした。

親がカミングアウトしづらい世の中なら、子どもだって同じ

このように、ママが自分は発達障害の傾向がある…とカミングアウトしづらい世の中だと感じているなら、子どもも大きくなってから同じ想いを抱えて生きていく可能性だってあります。

こんな未来、子どもたちに手渡したいですか?

子どもが生きやすい未来を考えるなら、まずは自分自身の幸せも考えないといけません。

子どもは、あなたの背中を見て、これからの長い人生を生きていくのですから!

発達障害の「マイナスイメージ」は大人の生き方で変えられる

私は「仕事をする」とか「生きている」とか、私たち大人が「今」をどう生きているのかが世の中を作っている、と考えています。

だから、私たちが今日何を考え、何を行動し、何を子どもたちに伝えるのかで、子どもの未来はジワジワと、でも確実に変わっていくと思っています。

発達障害やグレーゾーンについてのマイナスなイメージを子どもに引き継ぎたくないのなら、私たちの考え方や行動を今この瞬間から少しずつ変えればいいと思います。

 

親が子どものことを相談できない、周囲にカミングアウトできないままだと

発達障害・グレーゾーンの子どもの特性については、大抵お母さんが幼児期に気づいています。だけど、子どものことだって、なかなか周りにも話しづらい。

「人に話して、発達障害のレッテルを貼られるのが怖い」
「もし発達障害と診断されると、お友達が離れてしまうんじゃないか…」
と、相談することさえも二の足を踏んでいるうちに、子どもはどんどん大きくなっていきます

また、子どもの起こしてしまう行動の理由を周囲に話せないままでいると、周りの大人から怒られることなどが積み重なっていきます

そして、
本人は自分の特性との付き合い方を学ぶ機会もなく、
みんなのようにできない自分に自信を無くし続ける
のが、今の世の中です。

大人も子どもも、発達障害を「カミングアウト」しやすい世の中へ

そんな世の中、絶対に変えてやろう。

「私、ここが苦手だから、助けてくれませんか?」と誰もが語り合える世界を作っていきたいって私は心の底から思っています。

あなたが子どもたちに見せたい背中は、どんな背中ですか?
子どもたちに手渡したい未来は、どんな未来ですか?

 

自分の特性を認めてしまうと、社会で嫌われてしまう気がしていた

お母さんの小学校で共に学んでいる仲間のOさんは、こんな素敵な想いを寄せてくれました。

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私はつい最近、自分にADHD傾向があることに気づきました。

正確に言うと、ASD傾向があることは認めていたけれど、ADHD傾向も併発しているとは信じたくなくて、見て見ぬふりをしていたのを、ようやく認めることができました。

なぜ、見て見ぬふりをしていたのかというと、「ASDもADHDの傾向もダブルである」と認めてしまうと、社会で上手く生きていけない、みんなから嫌われてしまう気がしていたからです。

ですが、ASD傾向のある娘の対応の仕方や発達の特性、なぜ問題行動を起こすのか?という根本的な話や脳科学の話などを学び、娘のありのままの姿を受け入れ、認められるようになりました。

発達障害に対する私の認識が変わりました。

発達障害は、大変なもの・かわいそうなものではなく、ただの特性であって、活かし方次第では、とんでもない才能になる!と思うようになりました。

そう思えるようになったからこそ「自分自身の特性にも向き合おう」「ありのままの姿を受け止めよう」と思えたのだと思います。

石澤さんのメルマガを見て、「石澤さんも同じなんだ!その特性を活かしてこんなにも素敵な生き方をしているんだ!」と知り、すごく救われました。

私のように、みんなとは違うという違和感を抱きながら、自分の特性と上手く向き合えない子どもを救えるよう、また、その母親自身も子育ての悩みから救えるようがんばろうと思いました!

発達でこぼこの子どもが教えてくれる、ママへのメッセージ

Oさんのメールを拝見して、改めて、子どもたちが生まれてきた理由を思いました。

子どもって、やっぱりお母さんを選んで生まれてくるのだと思います。

お母さん、そのままでいいんだよ。
お母さん、もっと楽になって。
お母さん、もっと自分らしく生きて。

でこぼこなあなた自身と子育てに寄り添ってくれる場所があります

だけど、そのメッセージに気づくためには一人では難しいのが現実です。

仲間がいて、正しい知識をきちんと学べ、子どもを理解するための場所が用意されていることが必要です。

お母さんの小学校には、その環境があります。

Oさんが言うように、発達障害は可哀想なことでも大変なことでもなくて、その人の「特性」であり「個性」なんです。

理解と対応で、その人の強みにも変えていける。

むしろ、ちょっと世話の焼けるこの個性こそ、その人が愛される所以でもあるのです。
これは大人も子どもも同じです。

あなたのお子さんを通して、お母さんが自分自身を見つめ、お母さん自身を癒すことができる場所であるというのも、お母さんの小学校の良さだと感じます。

発達障害のある子どもを真に理解してあげたい。
でこぼこな自分自身のことも認められるようになりたい。
自分の手で、子どもに明るい未来を手渡してあげたい!

発達障害を「カミングアウト」しづらい今の世の中を変えていきたいママは、
一つでもいいから、
今この瞬間から何かアクションを起こしましょう!

あなたには自分と子育てに寄り添ってくれる場所はありますか?

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

▼我が子がありのままの自分を「カミングアウト」して生きやすい世の中にしていくには、あなたの一歩から!

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