一人っ子の将来が心配…発達障害の子どもにお金で苦労させないためにお母さんが豊かになる生き方を考えよう

一人っ子で、さらに社会の適応に不安のある自閉症・発達障害を持つ我が子。考えただけで将来が不安になるけれど、親としてはお金に苦労しない人生を歩ませたい。そんな一人っ子の将来のために、お母さんが自立し自分が豊かになる人生や仕事を考えてみませんか。

この数字から一人っ子のどんな将来を想像しますか?

2000万円

20%

この数字、なんの数字かピンと来ますか?

この記事を読んでくださっているあなたが、もしも一人っ子のママだったら、この数字を絶対に忘れないでいてほしいと思います。

最初の2000万円という数字、これは金融庁が試算した老後に必要な資金の推定額なんです。

発表された当時は、ネット上から政治家に至るまで、様々な物議を呼びましたし、ニュースでも盛んに取り扱われました。

この2000万円という数字、あなたはどう見ますか?

・そんなに必要なわけないでしょ!
・どんな贅沢な暮らしだよ!
・っていうか、そんなに必要なら、ほとんどの人が露頭に迷うじゃないか!

そんな論調が世間では多かった印象ですが、残念ながら、これは事実です。
むしろ、「2000万円は最低限必要な資金だ」という見解が強いのです。

私たち世代が最も気にしなくてはいけないのは、この2000万円という数字が、自分だけではなく、自分の子どもの肩にのしかかるという事実です。

そして経済的な水準は、親から子へ受け継がれていく。これも、様々な研究が証明している事実なのです。

つまり私たち親が今どんな生活水準、経済水準を作るかで、子どもの将来のライフスタイルがある程度決定されていくのです。

「その話題、聞きたくないです」と思われている方も、いるかも知れませんね。でも、どうかもう少し読み進めてみてください。

子どもたちに「これしか選べない人生」ではなく、「選択できる人生」を歩ませてあげたいと思いませんか?

一人っ子で発達障害の子のママに知っておいてほしい現実

一人っ子のお母さん、もしかしたら今まで周りから色々なことを言われてきませんでしたか?

将来かかるお金の話になれば「でも、ひとりだからいいじゃない~」と言われ、
子育ての話になれば「やっぱりきょうだいっていいよね~」という話に心が沈み、
挙句、「ひとりなの?かわいそうに」と言われたり。

一人っ子のママならではの想いがあるのではないでしょうか。

今回の話は、そんな一人っ子のママには厳しい内容もあるかも知れません。
しかし経済的な現実とその将来にある家族の可能性を、どうしても知ってほしいのです。

ここで先ほどの数字の20%とは?戻ります。
20%とは「一人っ子世帯が存在する割合」なのです。

つまり、今の子どもたちの20%は、自分もしくは結婚相手が一人っ子ということになります。

ここで冒頭の2000万円という数字を思い出してください。「私たちの老後に必要な最低資金」でしたね。

この2つの数字を掛け合わせて考えると「一人っ子の子どもたちは、自分の両親と、結婚相手の両親の最大4人分(2000万×4=8000万円)を肩に背負う可能性を持っている」ということになります。

もしも、私たちが老後に必要なお金を自分で用意できなかったなら、その負担がそのまま子どもたちへのしかかっていくということを現実としてしっかりと認識していかないといけないのです。

「ひとりだからいいじゃない」というママ友のことばにモヤモヤしている反面、どこかで「まぁ、ひとりだから何とかなるかな…」という気持ちを持っているママも少なくないのではないでしょうか?

しかし、ただでさえ社会の適応に大きな壁がたくさん立ちはだかる発達障害や発達でこぼこの子どもです。

将来、肩に背負うものが大きい一人っ子のママはとくに、今の生活の足しになるような働き方では、ダメなのです。

・今、目の前のわが子にどんな教育を施すか?
・どんな子育てをしながら得意を伸ばしていくか?
・そのために子どもが巣立つまでどれだけのお金が必要なのか?

それも切実で大切です。

しかしそれと匹敵するくらい大切なのは、お母さんが、お父さんがいかに経済的にきちんと自立するか?ということなのです。

親が子どもの人生に責任を持つのと同じように、子どもも親の人生を背負って生きていきます。ですから、「自分の人生の面倒を自分で見られる」ことは、将来子どもに迷惑をかけないための最低限の親の責任です。

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一人っ子に将来お金で苦労しない人生を歩ませるために、忘れないでいてほしい2つのこと

お金のことになると途端に目を背けたくなる、そんな日本人ってとても多いです。起業家になる前は私もそうでした。

けれども、現実的に、生きていくためにはたくさんのお金が必要です。

お金は感情が伴いますから、その人によっては、汚いものに感じたり、後ろめたいものに感じたり、その話題に近寄りたくなくなったりするのでしょうね。

しかし、私たちが生きていくには道具としてのお金が絶対に必要です。

ですから、一人っ子の我が子に将来お金のことで苦労しない人生を歩ませるために、これからお伝えする2つのことを忘れないでいてください。

◇すぐ隣に存在している貧困問題

忘れてはいけないことの1つ目は、私たちのすぐ隣に貧困問題が存在するということです。

子どもの貧困問題についてクローズアップされることがとても少ないですが、その日その日を暮らしていくのに手一杯、朝ごはんを食べることもできない子どもたちが、日本の中には十数パーセントも存在します。

つまり、30人のクラスなら4〜5人はそうした状況におかれている子どもがいる計算になります。

今ご家庭がそうした状態になっていなかったとしても、ご主人の収入だけに頼っている状況であるならば、ご主人が働けなくなった瞬間に、その十数%の家庭へ自分と子どもが入っていくという現実を、しっかり理解しないといけません。

けれども、人ってやっぱり楽観的です。

まさか自分がそんな状況になるとは夢にも思っていないんです。そのお母さんの認識の甘さが子どもの将来に大きく影響するなんて考えたくもないのです。

私は、そんな運任せな人生は絶対に嫌でした。

そこそこの人生ではなくて、最高に幸せな人生を、自分も、子どもたちにも夫にも、そして自分が関わる門下生にも歩んで欲しいと思っています。

自分の豊かさは、家柄や夫の収入、自分のスキルやキャリアで決まるのではなく、これからどう生きるか?どう働くか?でいくらでも変えていけるものです。

そう、自分の可能性は自分で広げられるのです!

◇子どもはお母さんの姿から人生を学んでいます

2つめに忘れてはいけないことは、とくに発達障害・グレーゾーンのある子どもにとって、お母さんがどんな風に自分の人生を生きているか?その姿そのものが最大の教育になるということです。

子どもは「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」から学び取りながら成長しています。人の脳の機能を考えると、言葉で言われたことや、読んだり調べて得た知識の何倍もの情報と影響力になるのです。

 つまり、子どもはお母さんの言葉よりお母さんの態度や姿からの情報を、より優先的にインプットしていきます。

好きなことをしなさい、夢を持ちなさい、人生を楽しみなさい

いくら言葉で言っても、お母さんのその言葉は子どもの脳には届いていないかもしれません。

だって、もしも毎日夫にため息をついたり、本当は私だって…と愚痴をこぼしていたり、「ああ、今日も家事に育児は私ばっかり!」とイライラしていたのなら、

子どもの脳に届きインプットされるのは、どちらでしょうか?

お母さんって大変そうだな。大人ってつまんないんだな。

お母さん楽しそうだな!早く大人になりたいな!だって、こんな夢があるんだ!

子どもの脳にどんな記憶と学びを刻んでいくのかは、あなたの行動一つ一つだということを忘れないでください。

一人っ子の将来のために「自立したお母さん」になる道があります

だからこそ、お母さんはもっと自分が幸せになることに貪欲になっていい!私は心からそう思っています。

子どもの脳に、希望を刻めるお母さんになってほしいのです。

真剣に、貪欲に自分が豊かになることを考えて欲しいと思っています。

一人っ子ママならではの経験や視点、 発達障害やグレーゾーンの子育てで苦労しているその経験自体を、あなたの「専門性」に変え、たくさんの人の悩みに寄り添う「シゴト」に変えていける、そんなチャンスがあることを知ってください。

一人っ子の将来をつくる、お母さんにしかできない尊い行動に一緒にチャレンジして、自立したお母さんを目指しませんか?

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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