怒らない子育てがしたいのに、どうしても怒ってしまう。そんなお悩みは、ママ自身のことを良く知ることと、自分の苦手の対処法が分れば解決するかもしれません。ASD傾向や繊細ママに試してほしい、子どもを怒り過ぎなくて済む方法をお伝えします。 |
怒り過ぎてしまうのは、子どものせいだけじゃない?
子どもに発達の特性があるから、子育てが上手くいかない!怒りたくなくても怒ってしまう!
本当にそれだけでしょうか?
ママ自身の脳の特性ってありませんか?
私は、発達でこぼこの息子を通し発達を学んでいく中で、私自身にも発達の特性があるのかもしれないと感じました。
・見通しがつかないことが不安
・急な予定変更に気持ちがついていかない
・嫌な記憶を引きずってしまう
・自分のペースを乱されるのが嫌
・生活スタイルにこだわりがある
・感覚過敏、特に音に敏感
のような、発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)傾向や繊細な気質があると気が付きました。
私の場合、普段はこの特性は目立たなかったのですが、”出産~子育て”とライフスタイルが変化した途端、一気に顔を出し始めたのです。
このように特性の強度には、ストレスが関連しています。
環境変化がストレスとなり、特性を強めてしまうことがあるのです。
ママ自身に特性があると子育てがつらくなってしまう?
初めての子育ては、未知との遭遇の連続です。ものすごい負荷が脳にかかるのです!
この負荷をうまく処理できる人もいれば、私のようにちょっと不器用な脳の持ち主だと、脳がうまく働かなくなってしまうんです。
この負荷がかかったことによって元々持っている特性が強まり、私の育児のはじまりは本当に大変でした!(涙)
先が予測できない子どもの動きに不安になり過ぎる
子ども中心の生活で自分のペースが乱されるのを「仕方ない」で切り替えられない
泣き声に敏感になり過ぎる
周囲の人に言われたひと言に傷つき引きずってしまう…
加えて、育てにくい息子のお世話。完全に脳がキャパオーバーでした!
また、一般向けに書かれている本や、子育て講座などで一生懸命勉強しても、同じようにやっているのに、うまくいかない!うまくできない!の状態でした。
ASD特性に限らず脳のでこぼこや他の特性があることによって、子育てがうまくいかず、自信をなくしてしまうことがあると思います。
ママ自身の特性により、うまくいかない経験が積み重なってしまい、「子育てがつらい」と思ってしまうのではないでしょうか。
ASD傾向のママが子どもを怒ってしまう理由は?
私は、なぜ自分がこんなに怒ってしまうのか「自分観察」を通して知ることができました。
詳しくはこちらの記事をご覧くださいね▼
ASD傾向の人は、見通しが立たない状況をとても不安に思う傾向があります。また、予想外の展開にも大きく動揺してしまうこともあります。(個人差はあります!)
予想外のトラブルなどが起こりやすい、先が読めない発達でこぼこっ子の子育てでは不安や焦りを感じやすくなりますよね。
ここにストレスで脳に負荷がかかると、脳がうまく働かず、普段はできる感情のコントロールが効きにくく、「感情的に怒り過ぎてしまう」ことが多くなるんです。
だったら、その予想外なことや見通しがつかないことの不安が怒りに変わる前に、何か手を打てばいいはずですよね。
「知っていること」「分かること」を増やしていけば、その不安、安心に変えられませんか?
怒る子育てから卒業!子どもを怒らずに済む方法は?
怒ってしまう原因の「先が分らないことへの不安」を減らすには、子どもについて「知っていること」「分かること」を増やしていく必要があります。
それには、
◆子どもをよく観察すること
◆子どもの発達について学ぶこと
がおすすめです。
◆子どもをよく観察すること
え?フツー…と思うかもしれませんが、案外バカにできません。
例えば、子どもがすぐにお風呂に入ってくれないときは、
すぐ入ってくれないのは何でだろう?
すぐ入るときはどんなタイミングかな?
どのくらいの時間が経てば入るのかな?
とまずは子どもがお風呂に入るまでを冷静に観察します。(これは実験!と思いながらやります。)
すると、〇分かかる、こうしたらすぐ入る、など結果がわかります。
ですので、次回同じことが起こったときに、〇分くらいかかるかなと予想が立ち「いつになったら入るんだろう、入らなかったらどうしよう」の不安に駆られることがなくなり無駄に怒らずに済みます。
うちの息子は本を読みだすとお耳が閉じる(笑)ので、読み終わるまで行動が切り替わらないだろうな~と見通しが立ち、その間は自分のことをしよう!家事やっちゃおう!など、気持ちを切り替えることができました。
◆子どもの発達について学ぶこと
セオリー的なことを学ぶことで、「この行動はこういう原理なんだ」と理解し納得できますし、
こんなことが起こる可能性もある、と事前に想定できることもあります。
私の場合は、お母さんの小学校を通して発達について学ぶ機会があったり、先輩ママたちのリアルな体験を伺うことができました。
そこで、見通しを持てるようになり、不安感が激減したのだと思います。
観察することや学ぶことで、次に起こることの予測ができるようになります。
予測ができることで不安感が減り、子どもに感情的に怒り過ぎなくて済みます。
私のように不安感が強いASD傾向や繊細ママは、「こうすれば大丈夫!」の成功体験が安心感となり、子育てが少しラクになりますよ。
脳のでこぼこ=得意不得意は誰にでもあります。自分の苦手とうまく付き合いながら子育てできるといいですよね!
私の経験が少しでも子育てのヒントになれば幸いです(^^)
執筆者:ひきのなつき
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