| 落ち着きがない子の行動にイライラして、つい怒ってしまう…本当はこんな対応やめたいけど、一体どうしたらいいの？と悩んでいるお母さんへ。やってほしいのはこの対応だけ！落ち着きがない子に届き、ママのイライラもなくなる一石二鳥のコミュニケーションを試してみませんか？ |
落ち着きがないのは私のせいかもしれない…と自分を責めてしまっているママへ
・散歩中に色々なものに気が向いて夢中になる子どもに「早くしよ〜遅れちゃうよ！」と言ってしまった。
・ちょっとしたことですぐに走り出す子どもに 「どうして私をこんなに困らせるの!?」と思い怒ってしまったことも１度や２度ではない。
・保育園の先生からは「やんちゃな部類だけど、そんなに心配ないんじゃない？」と言われた一方で、３歳児健診では「こういう多動なお子さんは虐待されているケースが多いです」と心無い一言で脅され、傷ついたことがある。
落ち着きがない発達障害・注意欠陥多動性障害（ADHD）傾向のお子さんを育てるお母さんは、やんちゃな我が子が言うことを聞かずに、
「私の育て方が悪いのではないか」と自分のことを責めてしまう方が多いです。
自分の育て方が影響しているのでは…と悩み、自身の関わり方を変えようと、本を読んだり、勉強会に行ったり試行錯誤しても、頭にくると我慢できず、また、怒鳴ってしまった…。
本当は、もっと気持ちにゆとりを持って子どもとの時間を楽しめるような、そんな生活の段取りをつけられるようになりたい。
いいところをしっかり見つけて尊重してあげたい。と本気で思いますよね。
ママをイライラさせる行動をとりがちなADHD傾向の子ども
私の元にご相談に来られるお母さんたちは、とっても頑張り屋な方ばかりです。
お仕事やご家庭のことで忙しい合間を縫っては色々な勉強会に出かけて、お子さんのために、と自分自身を変えようと必死なのですから。
そんな頑張り屋さんのお母さんに、私が提案したいのは、「いったん、全部やめちゃいましょうか！」ということです。
発達障害・ADHDの特性を強く持っている子どもは、周りをイライラさせる行動が多いです。
その行動も大きいので、すごく目立ちます。
これらの行動は、子どもの行動の脳が未発達だから起こることですから、叱ってみたり、怒ってみたり、諭してみたり…では解決が難しいことがほとんどです。
お母さんがイライラしてしまって、怒ってしまう気持ちもとてもよくわかるのですが、この対応では、反対に状況が悪化する可能性があります。
今までいろいろ学んでこられたとは思いますが、すべてのことを一旦横に置き、目の前のお子さんの発達に合わせたやり方だけを実践していただきたいと思います。
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落ち着きがない子への対応、まずはこれだけやってみて！
では、落ち着きがない子にぴったりなコミュニケーションの方法をお伝えします。
怒りながら叩いてきたり、いつまでも走り回っていたり…
そういった好ましくない行動をしているときはまず、その行動には注目せずに、見て見ぬふり（スルー）で対応しましょう。
そして、好ましくない行動をやめたら、素早く「褒め」ます！
子どもは褒められると、この行動は正しかったと学ぶことができ、好ましい行動が増えていくのです。
好ましくない行動は「スルー」＋やめたら「褒める」のセットで対応する。
もし、この方法を試してもダメなときは、まだこの子にはできないことなんだと思って切り替えていきましょう。
このような対応を続けていると、好ましくない行動はグッと減っていき、ママの声かけでスッと行動できるようになりますよ。
好ましい行動・好ましくない行動など、「行動の分類」についてはこちら▼
お母さんが叱りたくなるような場面であえて、叱るのではない対応をすることで、お母さんの褒めが脳に伝わり、子どもに「自分はできる！」と自信がつき、親子関係がスムーズになっていきます。
すると、お母さんのお子さんに対するイライラも、自然と減っていくはずです。
落ち着きがない子は、とても好奇心旺盛ということですから、興味のあることを追求することを制限せずに伸ばせるようにしてあげたいですし、
外で叱られてくる分、家の中ではしっかりと子どもの味方になってあげてほしいのです。
あれもこれも、と頑張りすぎる必要はありません。
まずは、今回お伝えした「スルー」+「褒める」に取り組んで、落ち着きがない子に届いてママのイライラも減っていく！そんな一石二鳥のコミュニケーションを体感してみてくださいね。
執筆者：石澤かずこ
（お母さんの小学校★ななほし代表）
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