ADHDキッズの凄腕ママが学校の対応を変えた!教育委員会まで動かした、その軌跡とは

ADHDの我が子は学校で叱られやすく、自己肯定感をなくしてしまう…。そんな状況に嘆くだけでなく、お母さん自身が変わって我が子の力を伸ばし、今では学校の対応をも変えた凄腕ママがいます。我が子のために教育を変えたい!そんな思いを持ったママはぜひ参考にしてください。

ADHDの我が子のために、学校の対応を変えたい!

注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どものために「学校のあり方を変えたい!」と、考えたことのあるママは多いかもしれませんね。

そんなママにぜひ紹介したい、私の仲間がいます。
お母さんの頑張りで、ついに教育委員会を動かした!凄腕のお母さんのIさんです。

叱られてばかりのADHDの息子くんのために講座をスタート

Iさんは、小学生のとっても元気で天真爛漫なADHDの男の子、Kくんのママです。

小さい頃から筋金入りの多動ちゃんで(笑)幼稚園を脱走したり、みんなと一緒の体操は絶対にしなかったり、とにかく絵に描いたような「悪ガキちゃん」^^

いつもニコニコして、人懐っこくて周りの人を幸せにするパワーに満ち溢れたお子さんです。

ですが、行動がとにかく目立つし、大人の思う通りには動かないので、

先生にも、
お母さんにも、
お父さんにも、
おじいちゃんおばあちゃんにも、

いつもいつも叱られていました。

Iさんは最初、自分が怒ってしまう回数をなんとか減らしたい…との思いで個別相談にいらっしゃいました。

そして、私と作戦を立てながら、この子の中にある素晴らしい力を一緒に確認し、そこを伸ばせるお母さんになろう!と約束して講座をスタートしました。

どんなにママが頑張っても、学校で自己肯定感を砕かれてしまう

本当にいろいろありました。

Iさんの息子くんタイプは、家でどんなにお母さんが上手に関われるようになっても、学校で本人の相性の悪い先生に当たると、ものの見事に自己肯定感を砕かれてしまいます。

理由は、めちゃくちゃ怒られるから。

Kくんの2年生は、なかなか大変でした。

何度お母さんがKくんの脳の特性を話しても、一向に対応してもらえない。

家でどんなにお母さんがケアして、できるところを発達させる関わりをしても、学校にいる時間は物理的に長いので、あんなに明るかったKくんがどんどん元気がなくなり、学校に行きたがらなくなりました。

息子くんのことを一番理解できているから。息子くんの心を守り抜いたママ

Iさんのお家は二世帯で住んでおられるので、学校に行かないKくんとそれを守ろうとするIさんを、おじいちゃんおばあちゃんがかなり強い言葉で非難したときもありました。

「学校はいくものだ」
「それは甘やかしだ」と。

よく折れずに、Kくんの心を守ったと思います。

Kくんの脳を知っているから、
Kくんの強みや才能を知っているから、
なぜ今Kくんが学校に行けないのかを知っているから、

自分の方針をぶらすことなく息子くんを守りました。

毎日の報告でIさんの頑張りを見てきたから、思い出すだけで涙が出てしまいます。

「我が子の専門家ママ」は、学校の対応をも変えた!

そして、ついに。

「担任が動かないなら、私たちが動きましょう」と、教頭先生が動いてくださったのです。

療育の先生を呼んで、Kくんが学校の中で必要な学びができるように、校内で作戦会議を開きましょう、と。

お母さんの思いと行動が学校や行政を動かした瞬間でした。

お母さんが我が子の専門家になるって、こういうことです。

揺るがない子育ての軸を持った凄腕ママ

Iさんも、初めは我が子に怒ってばかりでなかなか関わり方を変えられず、悩んでおられました。

だけど、正しい知識とやり方を学び、実践を重ねる中で、お子さんがみるみる変わっていきました。

その理由を知識を得ることで「そういうことか!」と納得しながら進んだことで、揺るがない子育ての軸を自分の中に育てていかれました。

「学校を変えたい!」その思いを仲間と実現しませんか

もし、いまあなたが、発達でこぼこのある我が子と学校との関係で悩んでいるのなら、なるべく子どもが小さいうちに、Iさんのように「お母さんが我が子の専門家になる!」という決断をして欲しいと思っています。

そして、このようなママたちが増えていくことで、発達でこぼこキッズに合った学校や教育へ変わっていくことに繋がっていくと信じています。

▼教育や学校を変えたい!そんな思いをお持ちのママはぜひこちらの記事を読んでみてください

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執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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