子どもが感染したとき。不安なママの心が楽になるコミュニケーション術とは【ちょっと聞かせて!ママのお悩み】

こんにちは!ななほし広場編集部です。

この記事では、『ちょっと聞かせて!ママのお悩み』として、「子どもがコロナウイルスに感染し不安になっているママの心が楽になるコミュニケーション術」をお伝えしますね。

子どもが感染したとき、不安なママの心を楽にするには?

コロナウィルスの猛威はまだまだおさまらず、誰が、いつ、感染してもおかしくない世の中。

学校や園で感染者が出て、子どもが濃厚接触者となってしまったり、そこから発症し家庭内感染をすることもめずらしくなくなりました。

もし、我が子が感染してしまったら

・症状が悪化してしまわないか
・家庭内で他の家族へ感染しないよう予防するのが大変
・もし自分にも症状が出て世話ができなくなったらどうしよう

など、ママが不安に感じることはたくさんありますよね。

前回、園で学級閉鎖となりお子さんが濃厚接触者となったななほしママライターのインタビューを行い、自宅待機期間中のお話を聞きました。

その様子はこちら▼

実はインタビューには続きがあり、学級閉鎖での自宅待機中にお子さんが発症されたそうです。

お子さんが感染された際に大変だったことと、不安なママの気持ちを楽にしてくれたコミュニケーション術についてお話ししてくださいましたので、この記事でお伝えしますね。

インタビューにお答えくださったママ
Mさん(7歳小学校1年生の女の子・4歳保育園年中さんの男の子のママ)

園で濃厚接触者になったあと、感染した経緯

ななほし広場編集部(以下、編集部):学級閉鎖・休園中に、お子さんたちが発症されたんですね。

はい。学級閉鎖になってから3日目に、上の子が「喉が痛い」と言い始めました。

かかりつけ医に電話相談すると、熱が出るまでは様子見で良いとのことで、特に検査もすることなく過ごしていたのですが、

そのさらに2日後、今度は下の子が熱を出し激しく咳をしていたため、二人ともPCR検査を受けることになりました。

自宅待機中のときから家庭内感染予防は開始していましたが、私は当時妊婦だったため、この時点で別室に移動し、家庭内隔離を開始しました。

その後、検査の結果が陽性と連絡がきて、それぞれの発症日から10日間の自宅療養となりました。

【編集部コメント】

時間差で発症する場合もあるのですね…。その分自宅で過ごす期間が増えて、大変でしたね。

子どもが感染して、大変だったことは?

編集部:お子さんたちはまだ幼児さんですから、家庭内隔離をするのも大変だったのではと思いますが…

幸いにも、夫が元気でいてくれましたし家事全般できる人なので、私が隔離生活を送ることで困ることはそんなにありませんでした。

どちらかというと、精神的にかなりきつかったです。

子どもたちが「ママ〜!」と来てくれても、「こっちには入っちゃダメ!」と言わなければならないし、子どもたちが触れたところを消毒して回っていることが、大切な子どもたちを菌のように扱っている気がして悲しかったし、

「マスクはずして…」と息子に言われたときにはなんだかもう胸が締め付けられるような気持ちでした。

ちょうど息子が2歳になるころからコロナウイルスの流行が始まったので、「この子は、物心ついたころからずっとマスク生活で、家族以外の素顔をほとんど見たことがないんだ」とふと思い、

さらに家庭内で感染を予防するためとは言え、家族の素顔さえも見られなくなってしまったら…この子の育ちに影響するのではないかと思うと急に怖くなりました。

もっともっと普段から笑顔を見せておけばよかった。
ぎゅっと抱きしめておけばよかった。
たくさん遊んでおけばよかった。

そんな風にいっぱい後悔しましたし、

子どもたちの症状が悪化したらどうしよう。
夫にもうつってしまったらどうしよう。
自分も発症して、お腹の子に何かあったらどうしよう。

不安でたまりませんでした

早く一緒にごはんを食べたい、一緒に遊びたい、一緒にくっついて寝たい…

当たり前の生活が送れないことへの悲しさ、先の見えない恐怖で一人で泣きました。

【編集部コメント】

そんな不安や悲しみを感じるのですね…。そのときのMさんのお気持ちを想像すると、私も涙が出そうです。

ママの不安を解消!子どもの感染・家庭内隔離を乗り越えた「お守り」とは

編集部:大変だったこともあったと思うのですが、どんな風に乗り越えられたのでしょうか?

家庭内でもマスク、隔離生活を送ることで、なんだか子どもとの距離を感じてしまい、子どもとの関係にも悪影響なのではないか…と落ち込んでいたのですが、

ふと、学びを思い出し、マスクをすることでコミュニケーションのすべてがシャットダウンされるわけではないことに気がつきました。

口元が見せられないのなら目は思いっきり笑えばいい。
声は届けられるのだから、明るく優しい声色を意識すればいい。
かける言葉をよりわかりやすく、子どもに伝わる声かけにすればいい。

いまできる最大限のコミュニケーションを取ろう!と思えたら、私の心も元気になりました。

おかげで子どもたちもあまり不安がることなく過ごせたように思いますし、子どもに届くコミュニケーション術を知っていることが、私にとってはお守りになったように思います。

▼子どもとのコミュニケーションについて詳しくはこちら

実はその後、隔離生活・家庭内感染予防も虚しく、私も感染しました。

軽症で済んだことが幸いでしたが、家族3人が時間差で感染したことで自宅療養期間も長かったため、卒園間近の娘を長く通わせてあげることができず、かわいそうな思いをさせました。「まだお友達に会えないんでしょ…。」と言われたときには私もとてもつらかったです。

また、軽症とはいえ、その後の慢性的なだるさや体力の低下はしばらく感じていたので、かからないに越したことはない…と思います。

どんなに感染対策をしてもかかるときはかかりますから、感染してしまった場合も決して自分や家族を責めないでほしいですが、できる限りの感染対策をして、かからないように気をつけてくださいね。

【編集部コメント】
やはり子どもを伸ばすコミュニケーションがお守りになったのですね!大変だったと思うのですが、お話を聞かせていただいて、コミュニケーション術を知っているとどんな状況でも落ち着いて対応できることがよくわかりました。同じように不安な思いをしているママにも、ぜひ知ってもらいたいですね。

貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

編集者:ななほし広場編集部

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