発達でこぼこの幼児との長期休み。ママのイライラをなくすための3ステップ

幼稚園に通うお子さんは夏休みに入ったのではないでしょうか。一緒にいる時間が長いとイライラして怒ってばかりいる…。私もそんなママの一人でした。ADHD傾向の娘と長期休みを過ごした経験をもとに、怒らないで済むママの3ステップをお伝えします。

夏休みがやってくる!子どもはワクワク!親はげっそり?

一学期が終わり、子どもたちはいよいよ待ちに待った夏休み!
お母さんはもしかすると、子どもたちと一緒に過ごせる!という楽しみな気持ちと、「ああ、始まってしまった、夏休み…」と複雑な気持ちと…かもしれませんね。
我が家にも、幼稚園年中の娘がいます。娘は、注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの元気いっぱいな女の子です。
幼稚園大好き!外遊び大好き!いつも元気いっぱい!な娘と一緒に過ごすのはとても楽しいのですが、家の中で走り回るし、「ママあそぼ〜〜」攻撃が止まらないし、ずっと一緒にいると疲れてしまう…。
疲れてついイライラして、気づけば1日中怒ってばかり。そんな長期休みを過ごしたこともありました。
けれど、少し考えてみてほしいのですが、今は幼児で親と一緒に過ごす時間の長い子どもたちも、小学校中学校になると「ちょっと友達と遊んでくる〜」が当たり前になります。
子どもと過ごす時間は、子どもが成長するごとに減っていくのです。人生の中で考えてみると、一緒に過ごせる時間は「あと少し」なのかもしれませんね。
そう思うと、イライラして怒ってばかり・怒られてばかりの思い出で終わってしまってはもったいない!
長く一緒に過ごせる長期休みこそ、笑顔で楽しく過ごして、「夏休み楽しかった!」と言わせたい!と思った私は、怒らないで済む方法を考えて実践してみました。

子どもとずっと一緒にいると、イライラして怒ってしまう理由

「1日中怒ってしまう」という状況を変えるためにはまず、原因を知ることが大事!
「どうして長期休みにイライラするのか?」を分析してみると、私のイライラポイントは3つありました。

◆自分時間が持てない

子どもが幼稚園に通っている間は、自分のペースで仕事や家事ができたり、ときには自分の好きなことをしたり、自分の時間が少なからず確保できていると思います。

長期休みは常に子どもと一緒で、何か自分のことをやろうとしても「ママ〜」と呼ばれて結局何もできない…という方も多いのでは。

自分の時間を持つことは人として生きる上で当たり前の欲求ですから、それが満たされないことにイライラを感じてしまうのは当然ですね。

◆生活習慣の乱れに焦る

長期休みに入ると、朝起きる時間がゆっくりになったり、時間も気にせずずっとテレビをダラダラ観たり…。

「早くしなさい!」と言う必要はないけれど、せっかく身についた生活習慣が乱れていく様子を見て「このままでいいのかな?」「新学期になって幼稚園に通うのを嫌がったらどうしよう」などと考えては、
「お休みでも、そんな風にダラダラしていないで、ちゃんといつも通りの生活をしなさい!」と怒ってしまっていました。

◆やることがない!

一日ずっと家にいると、すぐにネタも尽きて「つまんない〜〜〜」と言われませんか?

不満をぶつけられることにもイライラするし、じゃあ何する?と考えてもそんなにレパートリーがあるわけではないし、、、

「ママ〜つまんない〜〜何か一緒にやろうよ〜」と言われるたびにストレスでした。

同じような理由でイライラを感じていらっしゃるお母さんも多いのではないでしょうか。

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理由がわかれば、それを解決できる方法を考えれば良いだけ!私が実践してイライラが激減した方法を3ステップでご紹介しますね。

①やりたいことを書き出そう

・ママのやりたいこと
・子どものやりたいこと
・夏休み中に済ませておきたいこと(新学期の学用品の準備・配布物の片付けなど)
・遊びのネタ
を書き出します。
遊びのネタをあらかじめ書き出しておくと、「つまんない〜〜」と言われたときにすぐに提案できるので、お互いにイライラを回避できますよ!

②夏休みカレンダーを作ろう

ADHD傾向の子どもは視覚情報に強い傾向にあるので、目で見てわかる工夫としてカレンダーを作ることがオススメです。
決まっている予定から先に書き込んで、空いているところに「ママのやりたいこと」「子どものやりたいこと」「夏休み中に済ませておきたいこと」をやる日を決めていきます。
いつ何をするかを子どもが自分で確認できるようにしておくと、「ママ今日は何するの〜?」としつこく聞かれることがなくなりますし、見通しが立って安心して過ごせます
書き込みしやすい大きなカレンダーにして、子どもに自分で書き込んでもらうのも良いですね!

③時間割を作ろう

最後は、1日の時間割を作ってみましょう。
毎日変えたくない時間(起床や就寝・食事やお風呂の時間)をまず決めたら、どれくらいの時間を子どもと遊ぶ時間にするのか?家事の時間にするのか?ママが自分のことをする時間にするのか?を決めていきます。
私の場合、「子どもと遊ぶ時間は1日に○分だな」とわかると、見通しが立って、子どもと遊ぶことに集中できました。
また、自分のことをする時間を決めたら「〜時まではママは自分のことをするね!」と宣言して、子どもには一人でできることに取り組ませるようにしました。
すると、自分の時間ができたことでイライラがかなり解消できましたし、空間を共有しながら別々のことを頑張る、という子どもとの新たな関係ができたように思います。
ここでさらにイライラをためないポイントは、ママの自分時間が○分とわかっていたら、その時間以上のやりたいことやタスクを出しすぎないこと
あれもこれもやりたい!と出しすぎると、「結局できなかった…」とフラストレーションを溜めてしまう原因にもなりますので、「今日は〇〇ができた!」とママ自身も「できた」という気持ちで終われるくらいの量がオススメです。
1日の時間割ができていると、生活習慣が大きく乱れることも防げますから、子どもと一緒に相談しながら時間割を紙に書き出して、すぐに確認できる場所に貼っておけると良いですね。
一緒にいる時間が長くなる夏休みこそ、準備が大事!予測して対策を立てておくと、イライラは激減しますよ^^
親子の笑顔が溢れるお休みになりますように!
執筆者:永崎りん
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