勇気を出して発達相談に申し込んだら、◯ヶ月後の予約が取れた。発達検査を受けられても、結果が出るのはいつになるやら…。子どもの発達は待ったなしですから、待っている数ヶ月の間におうちでできることを具体的にお伝えできます。 |
発達相談にまつわる大きな壁の一つ。「数ヶ月待ちが当たり前」
私はもともと、子どもの発達が専門の臨床心理士として、現場の先生方の相談に乗る仕事を10年近くしてきました。
今でこそ、カウンセラーや療育施設の心理相談が当たり前のようになっていますが、当時は発達のことがわかる心理士は本当に一握りでした。
教育委員会の専門相談員として学校の依頼を受けながら、子どもたちの様子を観察したり、先生の指導の仕方に助言をしたり、
親御さんはもちろん、学校の先生方に対しても、どんな風にこの子に関わると最も力が伸びるのか?ということを、何百人もの子どもたちについてアドバイスを行なってきました。
そのような立場で仕事をしてきたからこそわかる、発達相談での大きな3つの壁は下記の通り。
・子ども本人を連れていかなければならない
・相談結果が出るには、最低でも2週間は待つ必要がある
・家で何をしたら良いかは教えてもらえない
・相談結果が出るには、最低でも2週間は待つ必要がある
・家で何をしたら良いかは教えてもらえない
そもそも、子どものことを相談したいと思っても発達相談、子育て相談、就学相談、その他諸々の相談は申し込んでから数ヶ月待ち…ということも珍しくありません。
今まで個別相談をした中で、お母さんから伺ったので最長だったのは 「相談したいのですが…」と電話をしてから、初回の相談までなんと2年半待ち!と言われた方でした。
今、困っているのです!
「そんなに先になったら子どもの状態が変わってるに決まっているじゃないですか!」それが普通の反応ですよね…
そして、ようやく初回の相談にこぎつけたとしても「次は検査の予約をとってください」に数週間・数ヶ月待ち。
検査をとったとしても「結果が出るまでお時間いただきます」で数週間・数ヶ月待ち…
そんなことをしているうちに、最初に「よし、相談しよう!」と勇気をもって行動してからあっという間に半年過ぎていた…ということがたくさん起こっているのです。
はっきり言いますが、これでは遅すぎます!
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発達検査の結果、いつ出るの…?と待つ必要なし!支援に必要な見立てはこれだけ!
発達の見立てや方針を立てるのにかけた時間は関係ありません。長い時間かけて分析したからよりその子のことがわかる、なんていうことは一切ないのです。
私は検査を取る側の仕事を長くしていましたから、事情は痛いほどわかります。
知能検査は、個別実施ですから1日に何人も実施できません。
1人に対して60〜90分がかかります。せいぜい午前1人、午後1人の1日に2人程度しか検査の実施はできないのです。
さらに1人の結果を算出し分析して、所見を書くまでにはどんなに慣れている人でも丸1日はかかります。
それが何十人にもなるわけですから「結果は2週間後に」というのも超特急で頑張って頑張って所見を書いてギリギリ間に合う!という時間のスパンなのです。
だから仕方がないのでしょうか?
いいえ!そうではありません。
そもそも検査は魔法の道具ではありませんので、フル装備の発達チェックをしなくても、お母さんの聞き取りからだけでしっかり見立てをし、今日からしてほしい方針を立てることは十分可能です。
「〇〇くんはこんな得意と、こんな苦手がありそうですね。だからお母さん、今日からこれに取り組んでみてくださいね!」
この見立てだけで十分、支援のスタートを切ることができるのです。
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あなたとお子さんを待たせません
「お母さん、ここまでよくお1人で頑張ってこられましたね。」
個別相談会にいらしたお母さんへ、このように思ったことをそのままお返しすると、涙をこぼされる方が何人もおられます。
私も思わず、もらい泣きしてしまうことも多いです。
私も思わず、もらい泣きしてしまうことも多いです。
私の個別相談やセミナーにきてくださる方は、ほぼ100%の方が、自分の子育てに自信をなくしています。
自分のやり方が間違っているからこの子はこんなに苦しんでいる…必ずと言っていいほど、ご自身のことを責めています。
けれど、私は絶対に違うと思うのです。
だって、涙が出るほど子どもに向き合っておられるお母さんなのですから、もう、十分に頑張っていますよね。
ただ、星の数ほどある子育て情報にどれが我が子に当てはまるのかわからないまま自己流で頑張ってしまうから、その努力がうまく成果につながっていないだけ。
個別相談はお母さんの努力をきちんと成果につなげるためのきっかけづくりのためにあります。
そして、そのきっかけを今すぐに実践できるよう講座があるのです。
個別相談を受けて、次に講座でお会いしたときには、前回より何百倍もご自身で頑張ってこられていて、お子さんの様子もずいぶん成長している様子が伺え、毎回心から感動をいただいています。
以前ご相談に来てくださった方はこんな風にお話されていました。
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発達障害グレーゾーンだと対応の仕方などは何処へ行っても教えてもらえなかったり、親の判断で手探りで対応してしまっていました。
今どんな状況でどんなことができる段階なのかを伝えていただけたので、今日からの関わり方や、気持ちのあり方が新たになりました。
今後、しっかりと講座で学び、習得していきたいと思います。
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行政機関で長く働いていた私にとって卒園・卒業、または施設を退会したらそこで縁が切れてしまう、そんな発達支援の仕事にものすごく切なさを感じていました。
しかし、今では講座を通し、細くても長く長くつながっていける関係ができることに心から感謝しています。
私は、あなたやお子さんを待たせません!ぜひ、困ったときは頼りにしてください。
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執筆者:石澤かずこ
▼ママが我が子の専門家になる。発達を学び、子育てに生かしていきませんか?
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