発達障害の子どもが乗り切れる!今から役立つ非常時の備えとは? 

発達障害の子どもを育てる皆さん、非常時の備えはされていますか。我が家では備えができておらず、地震発生時自分の意識の低さを責めました。もしもは現実になります。今からぜひ備えていただきたいことをハード面・ソフト面から2つお伝えいたします。

発達障害やグレーゾーンの子どもを育てる皆さん、非常時の備えはしていますか?

近年、日本では地球温暖化の影響もあり台風や豪雨、水害や土砂災害などの大きな自然災害が毎年のように起こっています。

いつ大地震が起きてもおかしくない、とも言われていますよね。

皆さんのご家庭は、非常時の備えをされていますか??

恥ずかしながら、我が家はちゃんとできていませんでした。

ですが、5年前の10月に鳥取県中部で発生した鳥取県中部地震をきっかけに定期的に見直すようになりました。

この記事では、幼児を育てるご家庭、特に発達障害やグレーゾーンのお子さんを育てるご家庭の非常時の備えについてお伝えしますので、もしもの時のためにぜひ、今日から始めてみてくださいね。

もしもは現実になるから。日頃から備えておく必要があるんです

当時、私は育休中でした。

日中は8ヶ月の息子と2人で過ごしていました。

その日はたまたま夫が休みを取り、家族で出かけていたので、出かけた先のショッピングモールで地震に遭いました。

天井の継ぎ目が割れて、ボロボロと崩れ始めたとき、「もうダメだ…」と本気で思いました。

そして、自宅に戻ってぐちゃぐちゃになった部屋を目にしたとき、ここに息子と2人だったら…と想像してゾッとしたのと同時に、息子のベビーベッドに倒れかかったコートかけを見て、自分の意識の低さを責めました。

「もしもは、現実になる。そのために備えをしよう」とやっと自分ごととして捉えることができるようになった出来事でした。

当時8ヶ月だった息子も、現在は5歳になる年長さんになりました。

息子は、少し敏感さのある男の子です。

新しい環境に慣れるのには時間がかかったし、保育園の行事ごとも苦手でした。

新しい服もなかなか着ないし、衣替えもスムーズではありませんでした。

そのため、「いつもと違う」非常時の生活はストレスが強くて、心身にいろんな影響が出てくることは簡単に予想ができました。

我が家の備えをご紹介します

そんなグレーゾーンの息子のためにも、わが家で実際備えているものをご紹介します。

ハード面・ソフト面の2点からご紹介しますね。

「2つの合言葉」でものの備えをしましょう

まずハード面、つまりものの備えですが、「いつもと違う」を少しでも少なくすることを心掛けています。

非常食用のレトルトカレーは、おまけ入りでちょっと嬉しくなるような息子の好きなものを用意しています。

また、おかずやパンもなるべくいつも食べているものと同じ風味のものを揃えています。

事前に食べてみてOKでも、非常時は感覚がさらに敏感になっていて、食べられない!!ということもあるので、いつも食べている好きなものもいくつかストックしておくと安心です!

何か、いつもと同じもの。何か、いつも好きなもの。

この2つを合言葉に備えてくださいね^^

コミュニケーションを備えましょう

次にソフト面において、大事な備えがあります。

それは、コミュニケーションの備えです!

非常時は、大人も不安な気持ちが強くなるので、笑顔が少なくなったり焦った口調やトゲトゲした声のトーンになりやすいですよね。

発達障害やグレーゾーンの子どもは、大人のネガティブトーンの影響を人一倍敏感に受けやすいので、じっとしていられなくなったり、不安が強まって夜泣きがぶり返したりグズグズや癇癪が起きやすくなります。

ですが、非常時はママだって不安だし、わが子を守ることに必死です。

いつもニコニコしていられないことだってあると思います。

だからこそ、日常のコミュニケーションでポジティブな記憶をたくさんインプットしてあげることが非常時の備えにもなると思っています。

コミュニケーションが定着するまでにはある程度の時間が必要です。

今から日頃のお子さんとのコミュニケーションを見直してみませんか?

とくに、非言語のコミュニケーションを充実しておくことをおすすめします。

幼児、特に男の子は、言葉の内容よりも言葉に添えられた情報を優先的にキャッチします。

ですので、表情だけではなくて、ジェスチャースキンシップでも褒められた記憶、認められた記憶をインプットしていけるといいですね。

例えば、ジャスチャーはうなずく、手を振る、拍手、OKやグッジョブのサインなどが挙げられます。お母さんが疲れているときにもおすすめですよ。

スキンシップはギューと抱きしめたり、肩や背中に触れたり、ハイタッチなどが挙げられます。

ぜひ、お子さんに合ったコミュニケーションを見つけてみてくださいね。

ちなみに我が家では、毎日続けているルーティンがあります。

・朝起きてきたときの「おはようハグ」
・できた!!を伝えるグッジョブサイン
・夜寝る前の仕上げ磨きのときなどにするスキンシップ

もちろん、非常時以外にも、環境が変わるときや行事などでいつもと違う生活のスケジュールになるときにも効果を発揮するので、「いつか」に備えて、「いつも」のコミュニケーションを振り返ってみてくださいね^^

執筆者:はしうえゆか

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