寝起きが悪い子どもと、毎日「早く起きなさい!」などとバトルしていませんか?朝起きられないのは脳の特性のためかもしれません。叩き起こすのではなく、お子さんの「好き」なことをポイントに脳を起こしてみませんか?1日をニコニコとスタートしましょう! |
寝起きが悪い子どもを起こすのに苦労していませんか
「うちの子は寝起きが悪いから、毎朝叩き起こさないといけないのよね…。」と、お子さんの寝起きの悪さに苦労しているお母さんはいらっしゃいませんか?
毎日のことですから、スッと起きてくれればどんなに楽だろうか…と思いますよね。
寝起きが悪いADHD傾向の娘
私には、5歳の注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの娘と、2歳の息子がいます。
娘は、寝起きが悪く、とにかくなかなか起きない!揺らしても、声をかけても、くすぐっても、自分で起きる!と決めるまではなかなか目が覚めません。
当然、平日は幼稚園の時間がありますから、毎朝時間との戦いです。
つい焦って、「早く起きて!」なんて強めに声をかけてしまうと、ぐずぐずしたり、癇癪を起こしたりして余計に火消しに時間がかかってしまいます。
娘は第一子ですから、子どもの寝起きってこんな感じなのかな〜と思っていたら…
第二子の息子は、寝起きがとてもよく、「おはよう!」と声をかけたら目を覚まし、すぐにニコニコと笑顔でフル回転できるタイプ。
なんなら、起こさなくたって機嫌よく起きてくることもしばしばです。
この違いはなんなのだろう?どうしたら娘も気持ちよく起きてくれるのだろう?と悩んでいました。
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原因は脳にあった!
一般的な原因としては、
・規則正しい生活習慣が身についていない
・睡眠不足で寝が足りていない
・寝る前と起きた後の変化に不安感があって(ママがそばにいなかったなど)起きられない
などが考えられますが、発達障害やグレーゾーンの子どもは、覚醒が低く朝の目覚めが悪いという特性を持っていることがあります。
覚醒とは、脳の目覚めの程度のことで、わかりやすく言うと、覚醒が高い=興奮状態、覚醒が低い=ぼんやりしているということです。
娘の場合、朝、体を起こしてからもしばらくはテレビをぼーっと見てから30分ほど経ってようやく、朝ごはんや着替えを始めるという日が多いです。
脳の目覚めまでに時間がかかるのは、本人の努力の問題でも悪気があるからでもなく、脳の特性によるもの。
子ども自身もどうしようもないことを、「早くしなさい!」「どうしてすぐに起きないの?」などと叱られてしまっては、朝起きられないだけでなく、どんどん自信をなくしていってしまいますね。
朝だから…の常識は捨てて、「好き」なことをして起こしちゃおう!
そこで、寝起きが悪い子どもにおすすめしたいのは、朝一に、とっておきの楽しいことで起こすことです!
お子さんの好きなこと・好きなものはなんですか?
「そんなこと朝からやるの!?」なんて思うような、非常識なことでも良いのです。子どもの脳が思わず起きたくなってしまうような、「楽しいこと」を仕掛けちゃいましょう!
◆朝ごはんを「大好物」に!
私の娘の場合、大好物を朝ごはんにしちゃう作戦が一番効きます。
こっそり娘の好きなものを用意しておいて、「あ〜!〇〇ちゃんが大好きなアレ、冷蔵庫に入ってるんだった〜♡」の声かけをすると「ん?ママ、なにがあるの?」とムクっと起き上がります。
ちょっと大げさに演出するのがおすすめです(笑)それでも目覚めが悪そうなときは、普段朝ごはんには出さないようなおやつを一口だけ出してしまうときもありますよ。
◆好きなアニメ・遊び・スキンシップをしよう
ADHD傾向の子どもは、毎日同じだとすぐに飽きてしまいますから、他にも、
・大好きなアニメのテーマ曲を歌ったり流したりして、ちょっとだけ観よう!と誘う
・今はまっている遊びに誘って一緒にやる
・こちょこちょやぎゅーっとハグなど、スキンシップタイムを作る
など、お子さんが「好き」なことをポイントに、いろいろな方法を試してみてくださいね。
「うちの子は寝起きが悪くて大変!」のイライラを手放して、朝から親子でニコニコ過ごす意識をもつと、お子さんの脳も目覚めが良くなりますよ!ぜひ、やってみてくださいね。