小学校入学のリアルなお悩み教えて!発達障害・グレーゾーンの子どもを育てるママたちで座談会を開催しました【就学座談会・第1話】

こんにちは!ななほし広場編集部です。

先日初めて、ななほし広場メンバーのママたちの【座談会】を開催しました。

その様子を、全3話でご紹介しますね!

【発達障害・グレーゾーンの子どもの就学】の座談会を開催しました

年長さんを育てるママ、4月に控えた小学校入学の準備を始めていますか?

その中でも、発達でこぼこのお子さんを育てていらっしゃる場合、

「就学相談がそろそろ始まるらしいけれど、何から始めたらいいの?」
「誰かに相談したいけれど、同じような境遇のママがいないし孤独を感じる…」

などと悩んでいらっしゃるかもしれません。

発達障害・グレーゾーンの子どもを育てるママ、どうか一人で悩まないで!

ななほし広場には、様々な特性をもった発達でこぼこの子どもたちを育てるママたちが集まっています。

かつての自分と同じ悩みを持ったママたちを孤独から救いたい!そんな思いを胸に、6月に初めて座談会を開催しました。

ななほし広場第1回座談会のテーマは、【発達障害・グレーゾーンの子どもの就学】

座談会の様子から、お子さんの就学を控えたママが抱えている小学校入学前までに何をしたらいい?というリアルな悩みに共感し、「一人じゃない、仲間がいる」と知ってもらえたら嬉しいです。

そして、実際にお子さんの小学校入学を経験されたママたちが、どうやって悩みを乗り越えてきたのかという経験談から、今できることを見つけてくださいね!

本記事では、第1話として、発達でこぼこキッズの小学校入学に関するママたちのリアルな悩みをまとめました^^

◇参加したママとお子さんの学年
<未就園児ママ>
・Aさん 幼稚園年中
・Bさん 幼稚園年長、小学校4年生
<小学生ママ>
・Cさん 小学校1年生
・Dさん 小学校3年生
・Eさん 幼稚園年少、小学校1年生、小学校3年生
<スタッフ>
・ななほし広場編集部より2名

小学校入学を控えた未就学児ママのお悩みとは?

ななほし広場編集部(以下、編集部):今日はお集まりいただいてありがとうございます。
まずは、自己紹介を兼ねて、お住いの場所・お子さんの年齢や特性・就学について悩んでいることをお話しいただけますか?

集団生活や学習面についていけるのか心配です

ーーAさん:東京都に住んでいます。息子は4歳で幼稚園年中さんです。診断はされていませんが、我が子はよく喋る、よく動く、周りに気を取られやすい、指示を忘れやすい、忘れ物が多い、じっとできないなどの特性があり、ADHDグレーゾーンです。最近ではASDの特性もあるように感じています。
通っている幼稚園には、発達支援センターが併設されています。保育の中で、療育の先生が観察してくださり、幼稚園の先生への指導や親へのフィードバックもしてくれます。我が子の家庭での様子は親にもわかりますが、幼稚園の様子とはまた違うので、集団生活の中での我が子の苦手や特性が見えるというすごくありがたい環境の中にいます。
まだ年中さんではありますが、小学校に上がったときに、集団生活・学習面でついていけるのか?先生の指示を聞けるのか?というところがすごく不安です。
また、住んでいる地域では、公立小学校が3つくらいから選べます。一番近い学校が、どんどん家が建っているところということもあって、人数の多い小学校です。
 
人数が多い小学校にADHDタイプの子を行かせることに不安を感じているので、少し離れた学区の2つの学校のどちらかに入れるか、もしくは、公立とは違うところに入れるかを悩んでいます。
今興味があるのはシュタイナー教育を取り入れているところで、勉強という形ではなく、その子の取り組みの過程を評価してくれるようです。体を使ったり、絵を描いたりっていう部分では、やらされているというよりは、楽しんで本当の学びができるのかもしれない、と思っています。

我が子の就学は、母親である私次第…。プレッシャーに感じています

ーーBさん:栃木県在住です。年長さんと小学校4年生の子どもがいます。年長の娘は自閉症の診断があり、軽度知的障害です。なので、通常級は全く考えていません。
今は、就学相談を受けるために教育委員会に電話をしたりして、情報収集を進めています
支援学校か支援級に通うことになるのですが、それぞれ何が違うのかなというのもあまりよくわからず、実際に見学するのが一番いいかなと思っています。
編集部:上のお子さんのときの、就学に向けたお悩みとはやはり違いますか?
ーーBさん:全然違います!上の子はどちらかというとしっかりしていて、何も心配なく、就学時健診、入学式、、、とお知らせがあったら行く、という感じでした。
下の子は全てが心配です。
そもそも小学校に行くってわかるのかな?と不安ですし、幼稚園にも行かなくなるし、療育も放課後デイサービスに変わって事業所も変わるのですが、環境が全部ガラッと変わっていくので、親も本人も適応していけるのか心配しています。

編集部:環境が全て変わるということですから、それに伴って手続きもたくさんありますよね。いつ頃何をしなくちゃいけないのかとか、気づいたら忘れてた!なんてことがありそうですね。

ーーBさん:そうですね。自分が動かないと教えてくれなかったりするので、自分から「◯月までですよね!?」という感じで周りに聞きまくっています(笑)。
この子の就学は私次第なんだろうなと思うと、正直結構ストレスに感じることがあります。

【編集部コメント】

未就学児のママは、子どもの特性に合った学校を選びたいけれど何から進めていけばいいのかわからないというお悩みを持っているようです。

そして、発達障害・グレーゾーンの子どもの就学は、ママがいつどんな準備をするのか?で左右されることが多い分、ママへのプレッシャーも大きくかかることがわかりました。

小学生ママの小学校入学前のお悩みとは?

編集部:それでは次に、実際にお子さんが就学されているママたちにお話を伺いたいと思います。
就学前に、お子さんの小学校入学に関して悩んでいたことをお話しいただけますか?

 

激しい行きしぶりで、小学校に行けるイメージが持てませんでした

ーーCさん:東京都に住んでいます。今年の4月に入学した1年生の息子は、ASDのアスペルガータイプですが、ADHDの不注意もすごく強いタイプです。
幼稚園へ激しい行きしぶりをしていて、一年中、行きしぶってんじゃないのか…という感じでした。幼稚園へは元気に行けるときのほうが少なかったんじゃないかなと思います。
ですから、就学前は、小学校に行けるイメージができませんでした。うちの子小学校行けるの?大丈夫?というのを一番悩んでいました。
就学相談にも行きました。WISCを受けて、小児科の先生の観察があったのですが、「知的には問題はないのでこの子は普通の公立の普通級でいいんだよ!」と言われました。けれどめちゃくちゃでこぼこがあるから、不安に感じていて相談したのですが、「まあそうしたら、担任の先生に配慮をお願いしたらいいんじゃない?」と言われたんです。
そこで、グレーゾーンの子どもの就学は、自分から動いてアクションを起こさないとダメなんだなと感じました。
就学相談は、コロナの影響もあり、集団での観察がなくなりました。また、就学相談は、普通級に行くのか知的の特別支援学級に行くのかの振り分けなのかな、と体験して感じたところです。普通級に行くのか、通級に行くかどうかは、就学相談ではなく小学校入学後に考えましょう、みたいに感じました。グレーゾーンの子どもに関してはそういう対応なのかなと思います。

不安の強い我が子の「小学校行かないよ」宣言!

Dさん:長野県に住んでいます。公立小学校に通う3年生の息子がいます。ASDの診断を受けていて、不安が強く、衝動性や不注意も結構あります。
就学前の状況としては、息子もCさん同様、保育園の頃から行きしぶりがすごかったのですが、保育園でも発達のでこぼこがどうこうという話は全くなく、私自身も「この子なんでこんなに頑固なんだろう」と思っていたくらいで終わっていました。
就学前には発達のでこぼこには気づいていなかったのですが、年長さんの頃にものすごくショックなことがあって…。
息子から「自分は小学校行かないよ」と宣言されたんです!(笑)とても自分を通したいタイプで、親に対して主張が強いんだけれども、保育園ではそれが出せない子でした。だから家で癇癪となって爆発していたんだと思います。
「小学校行かないよ」という宣言から始まった小学校生活でしたが、入学式も無事に出て、1年生の夏まではとても意欲的に、普通級に通えていました。けれど、音楽会の次の日に突然小学校に行けなくなり、そこから不登校の状態になりました。そこでも私は、息子の発達のでこぼこに気づいてない状態でした。
その後、夕方登校したり別室登校をしたりしましたが、コロナの影響もあって休校になり、そこから学んだりWISCを受けて、発達でこぼこがあって、ASDの診断も受けて、対応を学びました。休校の間、講座で学んだことを実践して関わったことで自信がつき、2年生からはクラスに戻って授業を受けることができたんです。けれど、不安が強くて私が付き添い登校を続けました。
その後も、支援級の見学をして様々な環境を試してみました。現在は、自閉症情緒学級に在籍し、本人の状態に合わせて、3時間目から登校して夕方まで学校に行って落ち着いて過ごしています。
小学校に入学したばかりの頃は、朝から最後まで学校に行ってほしいって思っていたんですが、今では、勉強や学校を無理やり頑張らせるのではなく、今はいずれ学校や勉強に向かえるようになるための意欲やエネルギーを貯める時期だなと思っています。

家族との意見がすり合わせがうまく行かないことを悩んでいました

Eさん:愛知県に住んでいます。小3、小1、年少の男の子を育てています。
小学校3年生の長男が、衝動性の強いタイプで集団行動が苦手。小さい頃は他害傾向があることを悩んでいたので、いろんなところに相談に行って、発達検査も受けてきました。そこでは、診断をつけるほどではないけど、ちょっとでこぼこはあるねという薄いグレーゾーンの子どもだね、とのことでした。
長男の就学に際して、発達検査を受けたことや息子の特性など、今までの経緯を小学校の先生にお伝えして、配慮などをお願いした方がいいと私自身は思っていたのですが、夫や義両親が「この子は全然普通だし、発達検査で発達障害ではないって言われたし、この話は終わりでしょ!最初にそういうことを伝えちゃうと、ずっとそういう子として扱われるし、そういう目で見られちゃうんじゃない?そうすると、本人も「周りからの扱いが僕だけ違う」と思うんじゃないの?」という意見を持っていました。
就学に向けて、家族との意見のすり合わせがうまくいかないことが悩みでした。
今年4月に小学校に入学した次男は、HSCなのか、敏感で癇癪が強い子です。偏食があり、幼稚園の頃は給食が恐怖だったようで、それがきっかけとなって園への行きしぶりがひどくなりました。
小学校でも同じ状態になるのは辛いし、6年間ある小学校へ安心して通えるようにしたいと思いました。
就学の際にしたこととしては、次男は偏食と自分の気持ちを言えない部分があり気になっていたので、関わり方に関してお願いするお手紙を、入学式の日に先生へお渡ししました。

【編集部コメント】

・園への行きしぶりが強く、我が子が小学校へ通うイメージが持てない

・就学相談を受けたけれど、思っていた感じと違った

・子どもから「小学校行かないよ」宣言が飛び出した!

・家族との意見の違い

など、お子さんの就学を経験されたママからも、かつてのお悩みを聞くことができました。

同じ悩みを持った仲間がいます!

発達でこぼこの子どものお悩みは、少数派で、周りからの共感を得られにくく「相談できるところがない…」と孤独感を持っているママもいらっしゃるかもしれません。

けれど、まずはこの記事でママたちのリアルなお悩みを知り、「一人ではないこと」を感じていただけたら嬉しいです。

座談会はまだまだ続きます!

続きの第2話では、小学校入学前にどんな準備を進めてきたのか?発達障害・グレーゾーンの子どものママたちの経験談をお伝えします。

第2話はこちらをクリック▼▼
小学校入学前、何をする?発達障害・グレーゾーンの子どもの就学準備とは【就学座談会・第2話】

【発達が気になる我が子の小学校入学、悩みが尽きない…というあなたへ】

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編集者:ななほし広場編集部

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