子育てで大切なこととは?発達障害の子どもを伸ばすために、幼児期に時間やコミュニケーションの投資を!

発達障害の子どもたちの将来のために、子育てで大切なことってなんでしょうか?私は、幼児期にこそ先行投資していくことだと思っています。「投資」といっても、お金だけではなく、子どもの「やりたい」にとことん付き合う時間やコミュニケーションの投資が大切です。

発達障害の子どもの将来のために。子育てで大切なこととは?

発達障害の子どもたちの未来を本気で輝かせたいなら。
そのでこぼこを本気で社会の宝として輝かせたいなら。
絶対に親としてやらなくてはいけない、子育てにおいて大切なことがあります。
それは、子どもの「やりたい」への先行投資です。

数年前に『学力の経済学』という書籍が流行りましたね。

「お金」について語ったり考えたりすることが、なんとなく御法度な雰囲気のある日本に、絶対に必要な知識を提示してくれた素晴らしい本だと思いました。

この記事では、発達障害・グレーゾーンの子どもたちを伸ばし、将来を生き抜いていく子に育てていくために、子育てで大切にしてほしいことをお話しします。
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それではまず、長い人生のうちいつ投資するのが一番効果があるのか?を考えていきましょう。

子どもへの「投資」に最適な時期はいつ?

子育てにおける「投資」に最適な時期は、ズバリ、幼児期です。
幼児期の教育が大切なことは、色々な角度から色々な専門家が諸説を唱えています。
なぜなら、幼児期のいまが、人間の一生を決めるほどの大切な「脳」の発達が起こる時期だから。
そして、親である私たち次第で脳はいくらでも伸ばしてあげることができるからです。
発達障害の子どもたちに最も大切な脳の栄養素は、ズバリ、お母さんとのコミュニケーションです。
では、次に大切なのは?
そう、好奇心が溢れ出るこの時期の「経験」です。
やりたい!
行きたい!
楽しい!
ほしい!
食べたい!
そんな好奇心と欲求を素直に出せる彼らだからこそ、そして幼児期のだからこそ。
コミュニケーションをしながら、それを全て叶えてあげられるお母さんになってほしいと願っています。

子育てへの「投資」とは、お金だけではない!

「投資」とは、お金もそうですが、それだけではありません。「時間」も立派な投資です。
「将来のため」と「今」に投資をしないなんて、脳科学的にみてもそんな馬鹿げた話はありません。
もし、お金や時間がないのを理由に「子どもにやりたいことを我慢させたくない」と思っているのに、「うちにはそんなお金ありません」「今忙しいからそんな余裕ありません」と、やらせたくてもできなかったことがあるのだとしたら、 ぜひ知ってほしいのです。
いつかではダメなんです。子どもの成長に待ったはないんです。
キラキラとした好奇心は年齢とともに表に現れて来なくなります。幼児期には、今しかできない「未来の可能性」があることを忘れないでください。
今、子どもたちの中に眠る素晴らしいツボミに、お金や時間を投資して、惜しみなく応援のエールを送れるお母さんになりませんか?

子どもの「やりたい!」に投資し、脳を発達させていく!アイディア2選

では、どうやって「やりたい!」を叶えていくのか?
先ほどお話しした通り、「お金を使うこと」だけが投資ではありません。
また、外出するにはまだまだコロナが気になる世の中ですが、何か特別な場所に行って特別なことをしなくても、工夫次第で経験を積むことは出来ます。
今回は、近くの公園や家庭内でできるアイディアを提案したいと思います。

◆屋外の広い公園に行って、運動しよう!

時間のあるお休みには、走り回っても人にぶつからないような広い公園に行くのがおすすめです。
脳を発達させるには運動は必須です。
広い公園に行くことで、運動量は確実に上がります。また、日の光を浴びることも、脳に良い刺激を与えることが出来ます。
運動の目安は13000歩。
歩くことは、脳を発達させることにとても効果があります。

幼稚園がある日には、登園や園内で歩数を稼ぐことが出来ますが、お休みになるとなかなか難しいところです。

ですから、外に出る習慣をつけ、環境を変えることで、運動による脳の発達を促していきます。

外に出たら、好きな遊びでたくさん発散しながら歩数を目安に活動させてあげましょう。お母さんの気持ちもだいぶ変わることと思います。
例えば、地面にS字を書いて、そこを歩かせることもいい運動です。
ポイントは足元のラインを見ないで歩くこと。それによって周りを意識することに繋がります。
いろいろな動きを経験させて、体力だけでなく脳の発達も促進させることが出来ます。

◆親子で料理をしよう!

料理は、手順を確認しながら段取り良く作業をする必要があるため、思考力集中力実行力を育てることが出来ます。
また、手先を使う作業が多いため、立体的なもののイメージをつかむ練習や、皮膚感覚を鍛えることにもつながります。
盛り付け程度の簡単なものなら一人で作っても構いませんし、ちょっと難しいものなら親子で作るのもよいでしょう。
料理を作る間に親子で会話をすることで、コミュニケーションの時間が取れます。それによってお子さんの脳の発達をより促すことが出来るのです。
我が家では「餃子」が家族で作る定番料理になっています。
包む餡の量の調節や、餃子の皮で包む細かい作業、力加減など一つのメニューに様々な作業が含まれているのが、餃子の良いところです。
多少不格好でも、つぶれてしまっても大丈夫!失敗もいい経験ですし、それでもなんとかなるのが餃子ならではですよね。好きな子も多いので作りやすいのではないでしょうか。
幼児期の「いま」しかない時間は、思ったよりもあっという間に過ぎていってしまうもの。だからこそ、子どもの「やりたい!」を叶えるための時間を惜しまず、投資をしていけるママになりましょう!
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執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼発達障害の子どもの子育てで大切にしたいこととは?毎日情報発信しています
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