ずっとしゃべり続ける子の強みを伸ばしながらもお母さんは楽できる!オススメ対応2選!

しゃべり続ける我が子の相手に疲れていませんか?ADHD傾向の子どもは、おしゃべりが得意な「口の多動」の特性を持っている場合があります。おしゃべり上手は強み。得意を伸ばしながらお母さんも楽できるオススメ対応をご紹介します。

しゃべり続ける子どもの相手、疲れました…

ずーーーっとしゃべり続ける子ども。

おしゃべりが好きで、得意なんだな!と思う反面、その矛先が自分へ向いたときには「ちょっと勘弁して…」という気持ちになってしまう、そんなお母さんはいませんか?

我が家には注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の5歳の娘がいます。

今でこそ、多動性(落ち着きがない、じっとしていられない)や衝動性(目についた興味のあることに飛びつく)は随分落ち着いてきましたが、

最近気になることは、とにかく、常に喋っていること!

寝ているとき以外はしゃべっているんじゃないか…と思うくらい、おしゃべりが止まりません。

私自身も時間や気持ちに余裕があるときは良いのですが、何かに集中しているときに話しかけられると「ちょっと静かにしてて…」と思うことはよくありますし、

「ママお仕事するからちょっと待っててね」「うん!」とやりとりした3秒後には「ママ〜!あのね、〇〇で△△で〜…」のおしゃべりが始まる…。

1日中ずっと一緒の日は特に、「お願いだからちょっとだけおしゃべりをお休みして〜!!」と思ってしまう自分がいます。

「口の多動」という場合があります

多動という言葉を聞くと、元気いっぱいで常に動き回っている子どもをイメージしますが、

おしゃべりが得意でずっとしゃべり続けるような「口の多動」の特性を持っている子もいます。

・ずっとしゃべり続ける
・「相手の話も聞く」などの会話のルールを無視する
・衝動性もあいまって、人が話しているところに突然割り込んでくる

など、相手の気持ちを無視して話し続けてしまい、本人はおしゃべりしているけれど「会話」が成立しているわけではない…という状態も起こってしまいます。

おしゃべりが得意、ということは言語の発達が進んでいて、人に伝えることは得意!ということですから、その強みは大いに生かしていきたいところ。

けれど、ずっとおしゃべりを聞く側となるお母さんにとっては「今はやめてほしい」と思う場面も出てきて当然ですし、

家族以外の人と会って話すときに、会話のルールを守れずに浮いてしまうなんてことも避けたいですよね。

お子さんが癇癪も起こしてしまい大変…という場合は、こちらの書籍が参考になりますよ!
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おしゃべりを聞くのが楽になる返しとおすすめ遊びトレーニング

おしゃべりが得意なことは決して悪いことではなく、むしろ強みです。

「おしゃべりをやめなさい!」と静止してしまっては、その強み自体も生かせなくなってしまいますから、おしゃべりさせながらも、

①お母さんが、しゃべりすぎる子の相手をするのが少し楽になる方法
②適切な場面で発揮できるようになる方法

を今日はお伝えします^^

①しゃべり続けるモードでやってきたときは、「ハ行」で乗り切れ!

おしゃべり好きでしゃべり続ける子どもが「ねえママ〜あのね〜〜〜〜」とやってきたときには、この返しがおすすめです。

「はぁ〜!」「ヒィ〜!」(大げさに驚く)
「ふーん」「へえ〜!」「ほうほう」(興味を持って相槌を打つ)

このどれかを使うと、大抵会話が成立します!

我が家の娘の場合、答えを求めて私に話に来ると言うより、ただただしゃべりたくて来ることが多いので、返しの「ハ行」を使うと満足していることが多いです。

全てに一生懸命応対しようとするとお母さんも疲れてしまうので、「ハ行」モードを上手に使ってみてください。

②「言葉のキャッチボール」を実物で!

ボールを持っている人がしゃべるというルールで、「言葉のキャッチボール」を目に見える形にします。

言葉は目に見えませんから、「順番ね」と言ってもなかなか分かりにくいですし、お母さんがコントロールするのも難しいですが、

ボールという目に見える形でやり取りをすることで、会話のルールを守る練習ができます。

もし、ボールを持っていないときに話し始めた場合でも、「今ボールはどこにあるかな?」と一言伝えればハッと気づくことができますよ。

ボールを持てない時間が長いと最初のうちはイライラが募ることもありますので、最初はしりとりなど、単語のやりとりから取り入れてみても良いかもしれません。

ただし、あくまで「遊び」ですから、「正しくやる」ことより「楽しくやる」ことを意識して、お子さんの調子の良いときにやってみてくださいね。

おしゃべり好きな子どもの相手は大変ですが、「伝える」ことが得意という風に捉えると大きな強みです。

しゃべるのをやめさせてしまってはもったいないですので、おしゃべりさせながらもお母さんが楽に、楽しく過ごせる方法にぜひ取り組んでみてくださいね^^

執筆者:永崎りん

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